
仕手株の関連銘柄
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KabuMart調査日:2026年04月10日
仕手株の全体像
仕手株について
仕手株(してかぶ)とは、特定の大きな資本を持つ投資家グループ(仕手筋)が、意図的に株価を吊り上げたり引き下げたりすることで、短期間に大きな利益を得るためにターゲットにする銘柄のことです。[[1]] 仕手筋の介入により、株価は通常の需給や業績などに基づく価格形成というより、人為的な売買の影響を受けやすくなります。結果として、相場は急騰・急落を含む「乱高下」になりやすいと説明されています。
仕手株の社会的影響
- 株価の極端な乱高下(好材料がないにもかかわらず短期間で急騰、仕手筋の利益確定により急落)
- 個人投資家の損失リスク増大(急騰局面で参入した投資家が、急落後に取り残される)
- 流動性の急拡大と「しこり」の発生(高値で掴んだ投資家の売れ残りが将来の重石になり得る)
- 市場の公正性への悪影響(根拠のない噂や情報操作を伴いやすい、など)
仕手株のリスク
- 意図的な操作による急騰後の暴落で、資産を一瞬で失う可能性がある
- 仕手筋の手口によっては犯罪(相場を人為的・意図的に操作する行為)として金融商品取引法の観点で問題になり得る
- 出口の狭さ(仕手筋が売り抜けを始めると買い手がいなくなる)
- 仕手筋の撤退後に出来高が急減し、株価が低迷して長期保有で大きな損失につながる可能性
仕手株の課題
- 市場・制度上の課題として、不公正取引(仮装売買・見せ玉など)の温床になりやすい
- 情報の不透明性やSNSの悪用(煽り・風説の流布)により、監視体制の強化が課題
- 「箱」企業化と不透明な資金調達(経営不振企業が資金調達の手段として利用され、第三者割当増資などが繰り返される構造的問題)
関連銘柄を網羅的に紹介します。
グローバルウェイ(3936)
仕手株における役割
仕手株として言及される可能性のある銘柄(関連銘柄として取り上げ)
仕手株における強み
- 過去に「3週間で株価が7倍」と急騰した実績があり、短期の値幅取りを狙う個人投資家から「仕手株」的な性質を持つ銘柄として注目されることがある
- 株価急騰のきっかけとして、傘下のスイスの会社が手がける「タイムコイン」に関する取組(暗号資産の売却による営業外収益)などが挙げられている
- 「5日連続のストップ高」として、新事業期待の買いが続く局面があった
仕手株におけるリスク
- 過去に暗号資産売却による業績上方修正などをきっかけに、短期間で株価が数倍〜数十倍に暴騰・暴落した経緯があり、市場で「仕手株(ボロ株・材料株)」的側面が強い銘柄として認識されている
- 仕手筋が撤退した後は、出来高が急減して株価が低迷することが多く、長期保有だと損失につながる可能性が高い
仕手株における競合
- OpenWork(オープンワーク):主力の口コミサイト「キャリコネ」と直接競合するとされる(日本最大級の社員クチコミサイトを運営)
- リブセンス(6054):「転職会議」を運営しており、求人情報と人材紹介サービスの両面で競合するとされる
- エン・ジャパン(4321):「Lighthouse(旧カイシャの評判)」を運営しており、口コミサイト領域で競合とされる
インタートレード(3747)
仕手株における役割
仕手株として言及される可能性のある銘柄(関連銘柄として取り上げ)
仕手株における強み
- 証券会社向けの株式取引システムやFX、暗号資産取引などの金融トレーディングシステム開発に特化した技術力
- デジタル通貨・ブロックチェーン関連の動向が投資家の期待材料(材料株としての側面)になりうる
- IT事業だけでなく、ヘルスケア事業(ハナビラタケを活用した健康食品など)へ多角化している
仕手株におけるリスク
- 「仕手株」として注目される際のリスクとして、極端な価格変動(急落を含む)による損失リスクがある
- 仕手株特有の出口戦略の難しさ(手仕舞いが難しい)というリスクがある
仕手株における競合
- 調査結果には明確な記載がありません。
スターシーズ(3083)
仕手株における役割
仕手株として言及される可能性のある銘柄(関連銘柄として取り上げ)
仕手株における強み
- アパレル事業を主軸としつつ、蓄電池やAIサーバーなどテーマ性の強い新規事業への積極的な投資を行っている
- アパレル事業、蓄電・エネルギー事業、AIサーバー事業の3つの柱で展開している
- 電力会社の送電網(系統)に接続する大型蓄電池を設置・運用し、電力の需給調整を行う事業を行っている
仕手株におけるリスク
- 時価総額が小さく浮動株が少ないため、仕手株(特定の投資家グループによる価格操作)の対象となるリスクが非常に高い
- 株価が仕手株のように乱高下する可能性がある
仕手株における競合
- ファーストリテイリング(ユニクロ):スターシーズの祖業であるジーンズカジュアル分野で、価格・開発力のシェアが大きい最大の競合として挙げられている
- ライトオン:ジーンズセレクトショップとして市場を牽引しており、スターシーズの祖業領域(ジーンズカジュアル分野)の競合として挙げられている
北紡(3409)
仕手株における役割
仕手株として言及される可能性のある銘柄(関連銘柄として取り上げ)
仕手株における強み
- 「伝説的な仕手株」としての側面が語られている
仕手株におけるリスク
- 業績不振(連続的な赤字・収益性悪化):2026年3月期第3四半期の連結経常損益が5,300万円の赤字で、前年同期から赤字が拡大
- 主力の紡績事業・テキスタイル事業の不振(営業利益率・純利益率がマイナス圏で推移など)
- 株式希薄化に関連するリスク
- 仕手性の高い値動きに伴うリスク(投機的な値動き)
- ビットコイン購入を含む高リスクな投資戦略への関連リスク
仕手株における競合
- 東レ:同業他社として挙げられている(紡績・繊維分野の比較対象になりやすい)
- 帝人:同業他社として挙げられている(紡績・繊維分野の比較対象になりやすい)
- 東洋紡(3101):同業他社として挙げられているほか、紡績・繊維の銘柄一覧に登場している
- 富士紡ホールディングス:同業他社として挙げられている(紡績・繊維分野の比較対象になりやすい)
オリエンタルチエン工業(6380)
仕手株における役割
仕手株文脈で参照される銘柄(Yahoo!ファイナンスの対象銘柄として記載)
仕手株における強み
- 時価総額が小さく浮動株も限られているため、投資家の間で「仕手化」しやすい銘柄として注目される(仕手株的な性質)
- ニッチ分野での高い技術力(高耐久性などを備えた独自技術の小型チェーン)
- チェーン製造で培った精密加工技術を応用した金属射出成形(MIM)事業を展開
- 医療機器向けなどへの展開が示されている
仕手株におけるリスク
- 時価総額が小さく浮動株が限られていることで、過去に「仕手株」のような激しい値動きを見せた可能性がある
- 仕手筋の意図的な買い支えで短期的に急騰しても、利益確定(売り抜け)後は買い手がいなくなり株価が垂直落下するリスク(梯子を外される/逃げ遅れ)
- 仕手株的な値動きは企業業績(ファンダメンタルズ)に基づかない可能性がある
- 決算面で赤字となった例が示されている(2020年3月期 単独決算:最終損益500万円の赤字、前期は黒字の記載)
仕手株における競合
- 椿本チエイン(6371):産業用ローラーチェーンなどの製造を手がけ、チェーン分野で競合として挙げられている(世界シェア首位の記載)
- 大同工業(6373):自動車・二輪車用チェーンに強みがある企業として競合に挙げられている
- 片山チエン:オリエンタルチエン工業の主要株主でもあるなど、チェーン分野の競合企業として挙げられている
- 江沼チヱン製作所:産業用・二輪車用チェーンのメーカーとして競合企業に挙げられている
- 加賀工業:精密ローラーチェーンなどを製造し、オリエンタルチエン工業等と業務提携を結んでいる企業として競合に挙げられている
- アールケー・ジャパン:二輪車用チェーンなどのメーカーとして競合企業に挙げられている
イクヨ(7273)
仕手株における役割
低PER銘柄として例示され、仕手株(低時価総額・低株価等になりやすい銘柄)の候補領域に該当する可能性がある企業
仕手株における強み
- 時価総額が比較的小さく、「小型株」としての特性がある(仕手株として注目される背景)
- 発行済株式数が限られ、浮動株が少ないため、少額の資金流入でも株価が急騰しやすい傾向
- 自動車向けプラスチック部品(内装・外装)の製造を主軸とする
- 事業の多角化や先端技術への投資が注目点
仕手株におけるリスク
- 時価総額の小ささ・浮動株の少なさにより、特定の思惑で急騰・急落(ボラティリティが高い)
- 流動性の低さ:売りが殺到した際に下落が加速しやすい
- 業績予想の修正やM&Aの中止発表などでストップ安となる可能性
- 子会社の米国上場準備開始などのイベントが好材料視され、株価が大きく動く(期待の反転時の下振れにつながり得る)
- 買収・子会社化に関する計画変更(アプレの子会社化中止)などで見通し不確実性が生じうる
仕手株における競合
- 調査結果には明確な記載がありません。
ビーマップ(4316)
仕手株における役割
時価総額下位銘柄として例示され、仕手株(低時価総額等になりやすい銘柄)の候補領域に該当する可能性がある企業
仕手株における強み
- 米国市場での「人工ダイヤモンド」を活用した高機能観測モジュール開発など、先端技術への参入が報じられ、投資家の期待を集めやすい点が言及されている
- 鉄道・通信・メディア向けなど、モバイル技術を応用したニッチなソリューション展開をしており、特定分野でのプレゼンスがあるとされている
- 株式市場では「値動きの軽さ」や「話題性の高いテーマへの関与」から、いわゆる『仕手株』的な側面が注目されることがある、と記載されている
仕手株におけるリスク
- 時価総額が小さく流動性が限定的であるため、仕手筋(特定の大口投資家)の思惑による急激な株価変動が起きやすい
- 出口戦略の欠如により、仕手筋の利益確定後に買い手不在となり株価が急落する恐れがある
- 仕手筋の撤退後に出来高が極端に減少し、流動性の枯渇によって「売りたい時に売れない」状態になり得る
- 急騰の理由がSNSの噂や思惑(ミーム株化)で、業績などの裏付けがない場合、材料が否定された瞬間に株価が元の水準まで戻る可能性がある
仕手株における競合
- ブロードE(4415):四季報オンラインの「ライバル比較」の表に「4415. ブロードE」が記載されているため
- エムアップホールディングス:日本経済新聞側の「同業他社」として名前が挙げられているため
- note:日本経済新聞側の「同業他社」として名前が挙げられているため
- メディアドゥ:日本経済新聞側の「同業他社」として名前が挙げられているため
Kudan(株)(4425)
仕手株における役割
仕手株に関する検索結果内で言及されている東証上場銘柄(例示)
仕手株における強み
- 「あらゆる機械の眼」となる人工知覚(AP)技術に特化したディープテック企業
- 人工知覚(AP)技術の中でもSLAM(自己位置推定と環境地図作成の同時実行)技術に重点
- 大手製造メーカーと協力し、自律走行の実証実験で誤差10cm以内の高精度を達成
- 屋内向け自律走行ロボット(AMR)分野での展開(ページに「我々の技術は主要なユースケースにおいて優…」との記載)
- 「製造業で使えるSLAM」を提供し、データ処理の重さを軽減
仕手株におけるリスク
- 短期間の急騰・急落を繰り返す「仕手株」的な側面(仕手筋の介入や思惑によるボラティリティ)
- 業績やファンダメンタルズに基づかない値動きが多く、天井付近で掴むと大きな損失となる可能性
- 仕手筋の利益確定(売り抜け)開始により需給が急変し、買い手不在で連続ストップ安などが起こる恐れ
- 研究開発費先行で赤字決算が続くなど、財務面・収益性での下支えが弱い時期がある懸念
仕手株における競合
- Google:AR機能向けに独自のSLAM技術を保有しており、SLAM技術領域で競合になり得る
- Apple:AR機能向けに独自のSLAM技術(ARKit)を保有しており、SLAM技術領域で競合になり得る
- Meta:VR/AR向けのSLAM技術を含む基幹技術領域で比較対象になり得る
- Intel (RealSense):深度センサーと組み合わせたSLAMソリューションを提供し、ハードウェア込みで競合になり得る
- NV(IDIA):自動運転・自立走行ロボット向けのプラットフォーム(Isaac)でSLAMアルゴリズムを提供しており競合になり得る
ピクセルカンパニーズ(2743)
仕手株における役割
低位株として「仕手化しやすい銘柄」として挙げられる
仕手株における強み
- 生成AIやHPC向けのGPUに特化したコンテナ型データセンターの建設を推進していた
- 従来のビル型と比べて、低コストかつ短期間で設置可能な「コンテナ型」を採用していた
- 金融機関向けシステム開発などIT・システム開発の実績があった
仕手株におけるリスク
- 2026年1月16日をもって上場廃止となり、通常の株式市場で売買できなくなった
- 2025年1〜6月期の最終損益が3億4500万円の赤字となった
仕手株における競合
- 調査結果には明確な記載がありません。
アジャイルメディア・ネットワーク(6573)
仕手株における役割
需給や材料で急騰・ストップ高などが話題になりやすい銘柄として挙げられる
仕手株における強み
- 独自の「ファン育成・分析モデル」(アンバサダーマーケティング)を軸に事業を展開
- 企業・ブランドの熱心なファンをアンバサダーとして育成・活用するアンバサダーマーケティングのパイオニア
仕手株におけるリスク
- 低時価総額かつ業績不振が続くため、投機対象(仕手株的挙動)になりやすく高い投資リスクを伴う
- 慢性的な赤字が続く見通し(連結最終損益が赤字とされている)
- 債務超過により、上場廃止に係る猶予期間入りの経緯がある
仕手株における競合
- ベクトル(6058):四季報オンラインの「株価・業績・比較銘柄」におけるライバル比較として同一表に掲載(比較対象)
株式会社メタプラネット(3350)
仕手株における役割
急騰・急落と高いボラティリティが特徴で、仕手的な動きが指摘される例として挙げられている
仕手株における強み
- 米国マイクロストラテジーに例えられる「日本版マイクロストラテジー」としての戦略(ビットコインを中心とした財務・投資戦略)
- ビットコイン(BTC)を主要な財務資産として保有・運用する方針
- ビットコイン保有量を増やすための資金を有利に調達できる「戦略的パートナー」を有する
仕手株におけるリスク
- ビットコイン価格への過度な依存(保有BTCの価値が株式の時価総額へ直結し、暴落時に時価総額が保有資産価値を下回る可能性)
- 急激な株価変動や、特異な財務戦略に伴うリスクが指摘されている
- 新株および新株予約権による希薄化リスク(希薄化率最大8.57%が言及されている)
仕手株における競合
- MicroStrategy:ビットコインを財務戦略の中核に据えるという点で、メタプラネットが「日本版マイクロストラテジー」と称される比較対象になりやすい
- Semler Scientific:ビットコインへの財務エクスポージャーを目指す競合として言及されている
- MARA:ビットコイン関連企業として比較対象になりうる(本文中でビットコインマイナーとして触れられている)
- リゾートトラスト:記事見出し内で「従来のホテル・レジャー企業」の側面の競合例として列挙されている
フォーサイド(2330)
仕手株における役割
材料に反応しやすく、仕掛け的な売買が疑われやすい代表的な銘柄の一つとして挙げられている
仕手株における強み
- 旬なテーマ(トレンド)に合わせた新規事業や提携の打ち出しスピードが速い
- AI・GPUインフラ事業を柱の一つとして掲げ、DX事業への転換やGPUサーバー販売などが業績に寄与している
- コンテンツ配信、プライズ(景品)事業、物流、総合人材サービスなど多彩な事業領域を展開している
- 株価を刺激しやすい材料を頻繁に発表してきた実績(例:アリババグループ企業との提携、ブロックチェーン技術の実証実験)
- プライズ事業の受注が好調に推移している(決算説明資料の記載)
仕手株におけるリスク
- 仕手筋の撤退(利益確定・売り抜け)で出来高が急減し、株価が一気に暴落する危険がある
- 上場廃止に係る猶予期間からの解除に関する関連情報が存在する
仕手株における競合
- 北浜キャピタルパートナーズ(株)(2134):個人投資家の関心が高まりやすい「低位・材料株」として、急騰・急落を繰り返す性質が似ている銘柄群として挙げられている
- (株)フルッタフルッタ(2586):関連銘柄として挙げられている
- (株)ブルボン(2208):関連銘柄として同列に挙げられている
AHCグループ(7083)
仕手株における役割
仕手的な動きが疑われやすい銘柄群の一例として挙げられている
仕手株における強み
- 「福祉」「介護」「外食」の3つを柱とする多角的な事業ポートフォリオを持つ
- 特に福祉事業が利益の大部分を占め、成長ドライバーとなっている
仕手株におけるリスク
- 過去に急激な株価の乱高下を見せたことから「仕手株」的な側面が意識され、投資には極めて高いリスクが伴う
- 仕手株的な値動き(急騰・急落)が注目される場合があり、ボラティリティに注意が必要
仕手株における競合
- LITALICO(6187):障害者向け就労支援や児童発達支援など、AHCグループと事業領域が重なる類似企業
- ウェルビー(6556):障害者向けの就労移行支援や放課後等デイサービスを展開しており、比較対象になりやすい
- インターネットインフィニティー(6545):介護事業領域での競合として挙げられている
まとめ
本記事ではKabuMartの独自調査結果をまとめました。投資の参考にしてみてください。
また、KabuMartでは本記事のような調査を利用者の方も実施することができます。