
テスラ関連の日本株の関連銘柄
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KabuMart調査日:2026年04月10日
テスラ関連の日本株の全体像
テスラ関連の日本株について
テスラ関連の日本株は、テスラの事業(EVの生産・販売)に結びつく形で関わりがある日本企業の株式を指し、主に車載電池(バッテリー)や製造に関わる機器・部品(例:大型鋳造機の「ギガプレス(大型鋳造機)」)などのサプライヤーが中心とされています。テスラとの関連として、バッテリー分野ではパナソニックが重要パートナーとして言及されています。 また、テスラの主要部品・製造プロセスに直接供給する企業に加え、テスラが提唱した技術を追随・支援する日本企業も「関連銘柄」として整理されています。
テスラ関連の日本株の社会的影響
- テスラの動向は、供給網を支える日本の電子部品・電池メーカーの業績や株価に影響しうる(テスラの日本での販売拠点拡大計画:約60店舗まで倍増が言及)
- テスラの販売・納車が市場予想を下回る場合、関連する日本の部品メーカーの収益に波及しうる
- テスラの日本市場でのシェア拡大(販売拠点拡大)に伴い、関連する日本企業への波及効果が注目される
テスラ関連の日本株のリスク
- テスラの業績悪化(販売台数・利益の減少)により、日本のサプライヤーで受注減や単価下落につながるリスク
- 販売台数の未達(納車台数が市場予想を下回ったとされる状況)が、関連部品メーカーの収益悪化につながる可能性
- テスラの在庫増によって、新規の部品発注がストップまたは減額される可能性
- 需要喚起のための値下げ(車両価格の値下げ)により、サプライヤーに対する強力なコスト削減(値下げ)要請が来るリスク
- EV市場の外部環境として、EV補助金・税制優遇の終了などが消費者需要に影響する不確実性
テスラ関連の日本株の課題
- 関連銘柄にとって、テスラの販売台数の鈍化に加え、AI・自動運転などEV以外の新領域への収益転換の進捗が見えにくい点(不透明感)が課題
- テスラへの部品供給を主軸とする企業では、テスラの業績や戦略変更への依存度が高く、依存脱却(取引構造の見直し)が課題になりうる
- (例として)車載電池の主要供給元として言及されるパナソニックについて、テスラのEV販売ペース低下局面で北米の電池工場投資の回収スピードが課題とされる旨が記載されている
関連銘柄を網羅的に紹介します。
パナソニック ホールディングス(6752)
テスラ関連の日本株における役割
テスラの主要なバッテリー供給(戦略的サプライヤー)
テスラ関連の日本株における強み
- テスラ向け車載電池について、円筒形リチウムイオン電池の量産技術で先行(高いエネルギー密度と安全性を両立)
- 次世代電池「4680」の開発・量産化でテスラと密接に連携(航続距離の向上とコスト低減を追求)
- 北米での生産基盤:ネバダ州の巨大工場「ギガファクトリー1」をテスラと共同運営、カンザス州でも新工場建設を進め供給能力拡大
- 米国のインフレ抑制法(IRA)による恩恵:北米で電池を生産・販売することで補助金の対象となる点
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 「テスラ一本足」への依存リスク:エナジー事業(電池事業)がテスラの販売動向に強く左右される
- テスラのEV販売不振時に、電池供給計画や設備投資の回収に悪影響が及ぶ可能性
- 株価の連動(連想売り)リスク:「テスラ関連銘柄」として、テスラ株急落時にパナソニック株も連れ安する傾向
- 市場シェア低下・競争激化リスク:中国のCATLや韓国のLGエナジーソリューションなどの台頭により車載電池シェアが激減したとの指摘
- テスラ株を全て売却(提携関係は継続)しており、投資面での直接関与が縮小している
テスラ関連の日本株における競合
- CATL(寧徳時代):車載電池シェアが激減した要因として台頭が挙げられており、電池競争で比較され得る
- LGエナジーソリューション:車載電池シェア激減の要因として台頭が挙げられており、電池競争で比較され得る
- 豊田自動織機:EV用の電動コンプレッサーについて、米テスラへの供給拡大が挙げられており、テスラ関連の別サプライヤーとして比較されやすい
- 小田原エンジニアリング:テスラと取引関係にある日本企業として、バッテリー生産の合弁事業展開に関連する文脈で言及されているため
- ツバキ・ナカシマ:テスラと取引関係にある日本企業のバッテリー生産の合弁事業に関連し、供給する側として言及されているため
トヨタ自動車(7203)
テスラ関連の日本株における役割
EV関連銘柄(自動車メーカー)
テスラ関連の日本株における強み
- ハイブリッド車(HV)の収益力が強み(EV需要の減速局面でも利益を維持)
- 2024年10〜12月期の1台当たり純利益が75万円で、テスラ(71万円)を約4年ぶりに上回った
- 「マルチパスウェイ戦略」によりEV・HV・PHEV・FCVなど多様な選択肢を提供でき、市場動向に合わせた供給バランス調整でリスク分散が可能
- 圧倒的な保有台数(世界で1億台を超える保有台数)
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 調査結果には明確な記載がありません。
テスラ関連の日本株における競合
- テスラ:電動化領域の覇権争いの比較対象として言及されており、トヨタと利益水準(1台当たり純利益)でも対比されている
- BYD:テスラ・BYD・VW・トヨタの覇権争いとして並列に言及されている
- フォルクスワーゲン(VW):テスラ・BYD・VW・トヨタの覇権争いとして並列に言及されている
デンソー(6902)
テスラ関連の日本株における役割
EV関連銘柄(車載部品供給)
テスラ関連の日本株における強み
- EVの航続距離や性能を左右する「熱マネジメント」と「車載半導体」の技術力
- サーマル事業(車両の熱をマネジメントする分野)で冷却用製品(エアコンシステム等)を開発・製造
- EV向けのパワー半導体で高品質製造(AIを駆使した生産)に関する言及
- 車両視点での生産技術の蓄積(1995年の電子制御式燃料噴射システムの量産化に言及)
- 車載・産業機器・民生での「半導体」分野の相乗効果(車載・産業機器・民生での相乗効果に言及)
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラの販売低迷による影響(納車台数の未達リスク、主要顧客であるテスラの成長鈍化が受注見通しに影響)
- 価格競争の激化によるコスト削減圧力(テスラの値下げに伴う、部品メーカーへのさらなるコスト削減圧力)
- 業績面の下振れリスク(デンソーの通期純利益予想の下方修正に言及)
テスラ関連の日本株における競合
- パナソニック ホールディングス(6752):テスラと車載電池(リチウムイオン電池)の合弁事業を展開する最大のパートナーとして挙げられているため
- 小田原エンジニアリング(6149):EVモーター向けの自動巻線設備を供給し、テスラの生産拡大を支える日本企業として挙げられているため
- ツバキ・ナカシマ(6464):テスラにセラミックボールを供給していることで知られる企業として挙げられているため
- ステラ ケミファ(4109):リチウム電池の電解質(六フッ化リン酸リチウム)を供給する企業として、テスラ関連で挙げられているため
- アイシン:国内ライバルとして比較対象(主要競合としての立ち位置比較)に挙げられているため
TDK(6762)
テスラ関連の日本株における役割
EV関連銘柄(電子部品)
テスラ関連の日本株における強み
- テスラを含む世界のEV市場で不可欠な電子部品を供給するリーディングカンパニー
- フェライト技術の源流(フェライトを工業化した歴史)を持ち、EVのモーターや電力変換装置(インバーター)に欠かせない磁性材料で競争力
- スマートフォンで培った電池技術を車載向けに展開
- EVの高度な電子制御(ADASやEV)に向けた車載用インダクタ・コンデンサ
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラ固有の動向に左右される「連動リスク」と、TDK自身が抱える「経営・市場リスク」の2側面がある
- 中国税負担や関税リスクが浮上(TDKの株価軟調要因として言及)
- 電池の集中と分散の分かれ道(スマホ向け電池集中と分散に関する論点が示されている)
テスラ関連の日本株における競合
- 村田製作所(6981):車載向けMLCC(積層セラミックコンデンサ)で最大のライバルで、世界シェアは村田製作所が1位・TDKが2位として言及されている
- ニデック(6594):EV用駆動モーターや精密小型モーター分野で競合するとされ、電子デバイスの国内売上高ランキングで首位を争う関係とされている
- パナソニック ホールディングス(6752):リチウムイオン電池分野で競合し、テスラとバッテリー生産の合弁事業を展開する直接的なサプライヤーでもあるとされている
- 太陽誘電(6976):MLCC(積層セラミックコンデンサ)で競合企業として挙げられている
東レ(3402)
テスラ関連の日本株における役割
EV関連銘柄(材料:絶縁材など)
テスラ関連の日本株における強み
- 炭素繊維で世界シェア約4割のリーダー(EVの車体軽量化に不可欠な素材)
- 水素タンク用炭素繊維で世界シェア50%
- リチウムイオン電池(LiB)用セパレーターで技術力を有する(電池の正極・負極を隔てる必須部材)
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EV市場の成長鈍化や在庫の積み上がり、また中国企業の台頭による業績下押し圧力
- EV市場・炭素繊維の低迷を背景とした通期下方修正の要因
テスラ関連の日本株における競合
- 帝人(3401):炭素繊維分野で、テスラ向け供給部材(炭素繊維等)を通じて東レと競合しうる
- 三菱ケミカルグループ(4188):炭素繊維分野で、テスラ向け供給部材(炭素繊維等)を通じて東レと競合しうる
- 住友化学:テスラ向け(言及は「米テスラ向け」)のEV電池部材の増産に関する文脈で、EV電池部材での競争相手として挙げられている
小田原エンジニアリング(6149)
テスラ関連の日本株における役割
EV用モーターの自動巻線設備などをテスラ向けに供給する製造設備パートナー
テスラ関連の日本株における強み
- EVの心臓部であるモーター製造に欠かせない「自動巻線機」の製造・販売で世界トップクラスのシェア
- テスラの躍進を支える重要なサプライヤーとして知られる(モーター関連の巻線設備領域)
- xEV向けの駆動モーター・発電機用巻線システム(ロングタイプのHEV/PHEV等)に取り組む
- 巻線機事業の好調が業績に反映(2025年12月期:売上高182.38億円、前期比38.4%増)
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EV市場の減速に伴う業績悪化リスク(2026年12月期:純利益が前期比62.9%減の見込み)
- 大型案件の反動で受注が一時的に落ち込む「端境期」に入るリスク
- 収益の海外依存が高く、特に中国におけるEV市場減速の影響を受ける可能性
テスラ関連の日本株における競合
- NITTOKU(6145):同じくモーター用巻線機(コイルを巻く装置)で世界トップクラスのシェアを誇るため、最大の競合として挙げられている
ツバキ・ナカシマ(6464)
テスラ関連の日本株における役割
テスラ向けにベアリング用セラミックボールを供給する精密部品メーカー
テスラ関連の日本株における強み
- EV向けにベアリング用「セラミックボール」を供給する重要サプライヤーとして言及されている
- ベアリング用精密ボール(鋼球)の製造で「世界トップクラスのシェアと技術力」とされている
- 100年近い歴史があり、超高速回転や過酷な温度条件に耐える高度な加工技術を保有するとされている
- EVモーターは高速回転で電食(電流による摩耗)のリスクがあり、絶縁性に優れたセラミック製ボールが不可欠とされている
- 米テスラ向けにセラミックボールを「本格的に出荷」と報じられている
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 品質不正問題(検査データの改ざん)が指摘されている:郡山工場のリニア事業(ボールねじ)で品質検査データの数値を改ざんしていた不適切行為が発覚とされる
- 組織的風土の課題として、従業員が不正を正当化するなど品質教育の不備が指摘され、信頼回復に時間がかかる見通しとされている
- 「大幅な業績悪化」というリスクが言及されている
テスラ関連の日本株における競合
- 日本精工(6471):比較銘柄として挙げられている(ベアリング関連の比較対象)
- NTN(6472):比較銘柄として挙げられている(ベアリング関連の比較対象)
- 黒田精工(7726):比較銘柄として挙げられている(ベアリング関連の比較対象)
- 大和鋼球:競合として扱われる文脈で「軸受(ベアリング)* 鋼球(スチールボール)」が示されている
DMG森精機(6141)
テスラ関連の日本株における役割
テスラのギガキャスト部品の後加工工程を担う工作機械を提供する
テスラ関連の日本株における強み
- テスラの製造コスト削減の鍵とされる「ギガキャスト」工程で、鋳造部品の最終加工(穴あけや溝削りなど)を担う大型5軸加工機を供給
- 工程のデジタル化を進め、仮想空間で部品試作を行う取り組み(工程8割デジタル化の記述)
- 「工場の工程集約・自動化・デジタル化」といった方針を掲げている
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EV市場の成長鈍化や戦略変更によって、設備投資が抑制され受注に直結する可能性
- 工作機械は景気変動の影響を受けやすく、主要市場で設備投資が減退すると需要に影響を受ける可能性
- 業績面での悪化事例(2025年1〜3月期の営業利益が前年同期比85%減の記述)
テスラ関連の日本株における競合
- オークマ(6103):工作機械分野で市場シェアを争う国内メーカーとして挙げられている
- ファナック(6954):工作機械のCNC装置やFAで競合・協力関係になり得る企業として挙げられている
- 牧野フライス製作所(6135):工作機械分野の競合(日本国内の主要メーカー)として挙げられている
ニデック(6594)
テスラ関連の日本株における役割
EVのトラクションモータシステム等を手がけるモーター関連企業としてテスラの電動化に関与
テスラ関連の日本株における強み
- EVの駆動システムであるトラクションモータシステム「E-Axle」において世界的な競争力を持つ
- モータだけ/減速機だけをつくるメーカーが多い中で、組み合わせ前提で最適設計ができることが強み
- 総合モーターメーカーとして「シェア世界No.1」
- モータは「軽薄短小」で資源消費を抑え、エネルギー効率を向上させる設計
- エンジン車からEVまでのパワートレイン関連部品を供給し、電動アクスル領域でも存在感
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 中国市場での競争激化と価格競争により採算が悪化するリスク
- 中国メーカー(BYDなど)の台頭により、成長ストーリーへの不透明感が出るリスク
- EV向けトラクションモータ事業(E-Axle)の収益化が遅れており、黒字化計画の撤回や赤字計上が過去に見られるリスク
- 主要顧客であるテスラの販売台数鈍化や補助金廃止などが、サプライチェーンに属する同社へ直接的なリスクとなる可能性
- 会計不正をめぐる問題で格下げ方向や社債スプレッド拡大、特別注意銘柄指定などのガバナンス・信用リスク
テスラ関連の日本株における競合
- パナソニックホールディングス(6752):テスラ向け車載用電池(セルなど)を供給する最大級のパートナーの一つとして競合・比較対象になりやすい
- ツバキ・ナカシマ(6464):テスラ車に使用される軸受(ベアリング)等の部品供給が示されており、テスラ関連サプライチェーンで競合し得る
- 小田原エンジニアリング(6149):EVモーター向けの自動巻線設備などがテスラに供給されている旨があり、設備・周辺サプライ領域で競合し得る
明電舎(6508)
テスラ関連の日本株における役割
EV用の駆動用モーターやインバーターなど電動車向け電動駆動システムを製造する
テスラ関連の日本株における強み
- EV向けモーター・インバーターなど、EV駆動システムの開発・製造に強み
- EVの性能評価に用いる「シャシーダイモメータ(試験装置)」で世界トップクラスのシェア
- パワーコンディショナ(PCS)を熟知したシステムインテグレータとしての強み
- EV市場拡大に加え、AIデータセンター増設に伴う電力インフラ需要の高まりに関連する事業領域
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EV市場の減速により、EV関連売上高目標を下方修正(1,000億円→700億~800億円規模)
- 最大市場である中国で地場メーカーが台頭し、主要供給先(日系メーカー)の販売低迷が逆風
- 主要顧客の動向(中国での減速に伴う販売低迷)が、EV関連需要に影響するリスク
テスラ関連の日本株における競合
- ニチコン(6796):テスラの家庭用蓄電池「Powerwall」関連文脈で、家庭用蓄電池(V2H等)のシェアを持つ競合として挙げられているため
- オムロン(6645):蓄電システムやパワーコンディショナ等、住宅用エネルギー管理市場で競合する主要メーカーとして挙げられているため
芝浦機械(6104)
テスラ関連の日本株における役割
テスラのギガプレス製造に関連する大型ダイカストマシン等の製造設備サプライヤー
テスラ関連の日本株における強み
- テスラの巨大鋳造技術「ギガキャスト」向けに、超大型ダイカストマシンを製造・販売
- テスラの車体製造の部品点数削減・工程効率化に向けた「ギガキャスト」導入の文脈で主要サプライヤーとして注目
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 「ギガキャスト」戦略への依存度(主要需要の不確実性)
- EV市場の減速
- 物言う株主への対応
- テスラが「ギガキャスト」方針を変更する可能性(車体前部の「ギガキャスト」廃止、アルミから鉄への方針転換)
- ギガキャスト関連で機械メーカーの競争激化
- 主力の押出成形機の低迷(純利益の大幅減として報じられている)
テスラ関連の日本株における競合
- IDRA:ギガキャスト/ギガプレス関連の文脈で登場する鋳造機メーカー(テスラの製造手法に関連する競合として言及)
ファナック(6954)
テスラ関連の日本株における役割
テスラ工場の自動化ライン向けの産業用ロボット供給
テスラ関連の日本株における強み
- テスラのEV生産ラインで、車体溶接などの自動化を支える産業用ロボットの主要サプライヤーとして関わりが深い
- CNC(数値制御)装置で世界シェア約5割、世界首位
- 産業用ロボットで世界4強(BIG4)の一角として、世界シェア約2割
- モータ、センサー、制御装置、ソフトウェアまでをすべて自社で設計・製造する垂直統合モデル
- 生涯保守(製品が使用される限り保守を継続)という独自のサービス体制
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 利益率が「下り坂」になる懸念(『スマホからEVへ』とする言及)
- 米関税の影響により、業績見通しを明かさず(受注は回復との記載)不透明さが残る可能性
- ロボット制御ソフトのオープン化に伴い、AI企業の参入で焦りが生じる可能性
テスラ関連の日本株における競合
- パナソニック ホールディングス(6752):テスラの車載用リチウムイオン電池の主供給元として、ギガファクトリーの共同運営や次世代電池(4680)で連携している
- 小田原エンジニアリング(6149):テスラを支えるEV用モーターの自動巻線設備を供給する、と記載がある
- ツバキ・ナカシマ(6464):テスラ関連としてベアリング用精密ボール(セラミックボール等)の供給を担う役割として記載がある
住友金属鉱山(5713)
テスラ関連の日本株における役割
テスラ向けバッテリー材料(パナソニックへの正極材独占供給)
テスラ関連の日本株における強み
- EV向けリチウムイオン電池の心臓部である正極材(ニッケル酸リチウム:NCA)の供給能力が大きいこと
- 原料から素材までの一貫体制(製錬事業を含む)を持つこと
- パナソニックと共同で二次電池用正極材(ニッケル酸リチウム)を開発していること
- 一貫した供給網に加え、リサイクルにも注力していること
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラの販売動向やEV市場の減速が、同社の主要なリスク要因になること
- 世界的なEV需要の伸び悩みを背景に、EV電池材料の増産投資を見送るなど戦略転換を余儀なくされる可能性
- ニッケル・銅など非鉄金属および金価格の変動が業績に直撃し得ること
- 原料価格の高騰や供給不足(鉱山事故等を含む)による製錬事業の採算悪化リスク
テスラ関連の日本株における競合
- 調査結果には明確な記載がありません。
田中化学研究所(4080)
テスラ関連の日本株における役割
二次電池の正極材料製造(車載用バッテリー市場拡大に連動)
テスラ関連の日本株における強み
- テスラを代表とする電気自動車(EV)に不可欠な「正極材料(リチウムイオン電池の4大部材の一つ)」の開発・製造における独自の技術力
- 粒子形状制御技術
- 複数元素共沈技術
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 2026年1月28日に上場廃止予定(住友化学による完全子会社化に伴う手続き上のリスクが主眼)
- 2026年1月30日に株式交換を実施し、完全子会社となる予定(上場廃止までの手続き・影響が投資リスク要因)
- EV向け電池の成長鈍化により最終赤字(2億円)との指摘
テスラ関連の日本株における競合
- 調査結果には明確な記載がありません。
大阪ソーダ(4046)
テスラ関連の日本株における役割
電池の寿命を延ばす電解液添加剤・バインダー等の電池材料
テスラ関連の日本株における強み
- リチウムイオン二次電池(LIB)の性能向上に寄与する特殊な機能化学品を手掛ける
- 電池用導電助剤(アリルエーテル類)の展開に強みがある
- 電極に添加することで、電池の長寿命化や急速充電性能の向上に寄与する
- グローバルニッチトップの製品群を保有し、特定のニッチ市場で高い競争力を持つ
- 耐熱性・電気絶縁性に優れた「ダップ樹脂」など、車載用電子部品に有用な材料を扱う
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラ関連とされる根拠は、LIB向け電解液添加剤がパナソニックなどを通じて供給されている「と見られている」点に依存しており、供給実態の不確実性がある
テスラ関連の日本株における競合
- ダイセル(4202):全固体電池向けの固体電解質やセパレーター材料など、バッテリー・EV材料分野で競合するとされる
- レゾナック・ホールディングス(旧:昭和電工)(4004):LIB用の負極材や導電助剤(VGCF)で世界的なシェアを持ち、導電助剤などで直接的なライバルになり得るとされる
ステラ ケミファ(4109)
テスラ関連の日本株における役割
リチウムイオン電池電解質(六フッ化リン酸リチウム)の供給
テスラ関連の日本株における強み
- リチウムイオン電池(LiB)向けの電解液添加剤(電池性能を左右する添加剤)を開発・供給
- ポストリチウムイオン電池を見据えた次世代電池向け素材の研究開発に取り組んでいる
- LiB用電解質「六フッ化リン酸リチウム」の世界トップクラスのメーカーとして言及されている
- 半導体用の高純度薬品(半導体製造工程で用いられる洗浄・エッチング用の薬液など)を手掛けている
- リチウムイオン二次電池の性能を向上させる新たな添加剤の開発に取り組んでいる
- リチウムイオン電池の電解質原料となる「高純度フッ化水素」で世界トップシェアとされる
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 通信機器業界の半導体需要や設備投資の下降、同業他社との価格競争激化による販売価格下落の可能性
- 主要原材料(無水フッ化水素酸)の市況価格が当初想定より上振れし、利益を押し下げる懸念がある
- 円安進行による利益押し下げの懸念がある
- フッ素化学製品は取り扱いに危険を伴うため、制約や影響が生じ得る旨の記載がある
テスラ関連の日本株における競合
- 関東電化工業:ケミカル系の「部材」として、ステラケミファと並べて言及されており比較対象になり得る
- 日本電解(5759):ケミカル系の「部材」として、ステラケミファと並べて言及されており比較対象になり得る
リョービ(5851)
テスラ関連の日本株における役割
テスラの製造手法「ギガキャスト」に関連する大型アルミ鋳造技術の国内サプライヤー
テスラ関連の日本株における強み
- 国内初の「ギガキャスト」試作・量産体制(6,500トン級の超大型ダイカストマシン「ギガプレス」を導入)
- テスラやトヨタが採用する「ギガキャスト」の試作受託サービスを2025年3月から開始
- 世界トップクラスのダイカスト技術力(車体の軽量化に向けた鉄からアルミへの置き換えに関する技術力)
- 金型の設計・製作から鋳造、加工、組立までを自社で行う一貫体制
- 生産拠点をアメリカ、イギリス、中国、メキシコ、タイに設け、グローバルに対応する体制
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 「ギガキャスト」の採用・普及スピード次第での収益影響(主要顧客側での方針転換の可能性)
- 先行投資(50億円規模)に対し、本格的な量産採用が遅れると収益を圧迫する可能性
- EV市場の減速や顧客戦略の変化による生産計画の不透明さ(テスラを含む)
- 売上高の海外比率が大きく(57%)、特に中国市場の動向や関税などの地政学的リスクの影響を受けやすい
- 原材料価格および為替変動の影響
テスラ関連の日本株における競合
- アイシン(7259):テスラ型の「ギガキャスティング」をEV向け部品に採用する見通しが示されており、同領域で比較対象になり得る
- ホンダ(7267):ギガキャスト導入を見込む記載があり、車体一体成形の採用面で比較対象になり得る
- トヨタ自動車(7203):テスラ・スタイルのギガキャスティングを日本の工場でテストする計画が示されており、採用/量産化の動きが競合比較の対象になり得る
- 芝浦機械:ギガキャスティング関連のダイカストマシン製造に言及があり、製造装置(設備)面で競合比較の対象になり得る
アイシン(7259)
テスラ関連の日本株における役割
テスラを含む外部メーカー向けの電動化部品供給や、ギガキャスト関連技術開発の連携
テスラ関連の日本株における強み
- テスラが導入した車体製造技術「ギガキャスト」に対し、3,000トン級設備で行う「日本流ギガキャスト」を推進し、専用大型工場を持たないメーカーでも導入しやすい点
- EV駆動装置「eAxle」において、モーター・インバーター・トランスミッションを一体化した設計を開発し、小型・高効率化に取り組んでいる点
- 三菱電機との合弁などを通じてコスト競争力を高め、eAxleの供給を世界のEVメーカーへ広げる狙いがある点
- EV開発などの成長投資として、(中期経営計画で)4500億円を投資する方針が示されている点
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EVシフトが進むことで、エンジン部品やトランスミッションの需要がなくなり、売上高が大きく減少する可能性(「売上高のうち2兆円近くがなくなる可能性」への言及)
- 中期経営計画に基づく成長投資(3年間で5,000億円の捻出)に加え、既存事業の譲渡や人員配置転換(3,000人規模)などの転換コスト・リスクがある点
- 車部品の価格転嫁について、(デンソーの様子見といった状況も踏まえ)「価格転嫁のタイミング」面で、すぐに転嫁できない可能性が示されている点
テスラ関連の日本株における競合
- ボッシュ:アイシンが「ボッシュ射程」とされる車部品領域で競争対象として言及されているため
- 日本電産:EVの動力源「イーアクスル」で受注獲得競争が激化する文脈で、日本電産が参入している趣旨が示されているため
- スバル:次世代イーアクスルの共同開発に関する言及があり、EV駆動装置での競争相手として意識されているため
戸田工業(4100)
テスラ関連の日本株における役割
リチウムイオン電池用正極材など、テスラも注力する次世代電池向け材料の開発・供給
テスラ関連の日本株における強み
- テスラの主要バッテリーサプライヤーであるパナソニックへ、リチウムイオン電池(LIB)用の正極材を供給している
- リチウムイオン電池向けの正極材前駆体を製造していたカナダ法人(戸田アドバンストマテリアルズ)を、戸田工業が100%出資している
- EV向けワイヤレス充電に関するノウハウを蓄積しており、シートの耐衝撃性向上のための構造設計で特許を保有している
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EV市場の成長鈍化(EV需要の伸び悩み)が業績に直撃する可能性がある
- EV市場の成長鈍化や地政学的リスク(トランプ関税等)を背景に、カナダで正極材前駆体を製造していた連結子会社の解散リスクがある
- 売上高が前年同期比で減少している(売上高1.4%減の記載)
テスラ関連の日本株における競合
- パナソニックホールディングス(6752):テスラの主要バッテリーサプライヤーであり、戸田工業と同様にリチウムイオン電池用正極材のサプライチェーン文脈で比較対象になり得る
- 住友金属鉱山:パナソニックと共同で二次電池用正極材(ニッケル酸リチウム)に関する増産投資を実施しているため、正極材供給の競争軸で比較対象になり得る
不二越(6474)
テスラ関連の日本株における役割
テスラ工場向けの産業用ロボット供給など、製造ライン自動化を担う
テスラ関連の日本株における強み
- テスラの生産ラインに産業用ロボットを供給している有力サプライヤーとして知られている
- 素材から完成品までを一貫して手がける垂直統合型のモノづくり体制(自社で特殊鋼を製造し、工具・ベアリング・油圧機器・制御システムやロボットまでをグループ内で完結)
- 高品質・短納期・コスト競争力において優位性があるとされる
- 高速・高精度なロボット技術(軽量化されたロボットアームと高度な制御技術)
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラの販売動向(納車台数の下振れ等)に業績が強く左右されるリスク
- EV市場での競争激化(例:BYDなどの台頭)により、テスラの成長が鈍化する可能性
- 不二越自身の業績面のリスク(純利益の大幅減や、構造改革での損失の指摘)
- 中国景気の減速が不二越の純利益に影響するリスク(純利益減少の報道)
- 工作機械受注の低迷など、設備投資停滞により需要が減少するリスク
テスラ関連の日本株における競合
- ファナック(6954):産業用ロボット分野で世界4大メーカーとして挙げられており、不二越とロボット供給で比較対象になりやすい
- 安川電機(6506):産業用ロボット分野で世界4大メーカーとして挙げられており、不二越とロボット供給で比較対象になりやすい
- 川崎重工業:国内の三大ロボットメーカー(ファナック、安川電機、不二越など)とは別に三大ロボットメーカーとして言及があり、ロボット関連で比較対象になり得る
- ABB:世界4大産業用ロボットメーカーとして挙げられており、不二越とグローバルなロボット競争の文脈で比較対象になり得る
- KUKA:世界4大産業用ロボットメーカーとして挙げられており、不二越とグローバルなロボット競争の文脈で比較対象になり得る
黒田精工(7726)
テスラ関連の日本株における役割
EVの基幹部品製造に関わる超精密金型技術(モーターコア等)を担う
テスラ関連の日本株における強み
- EVの心臓部である「超精密モーターコア」を製造する技術力
- EV用モーターコアを支える「精密金型技術」で高い評価
- 精密機器(精密ボールねじ、ボールねじアクチュエータ、精密金型、ゲージ、測定装置)を製造
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 業績悪化や赤字転落といったリスクが指摘されている
- 磁石の輸入再開により金型セグメントの車載用モーターコア売上に貢献見込みであり、供給/輸入状況の影響を受け得る
- 純利益が大きく減少(例:25年4〜12月期の純利益90%減)しており、収益の変動リスクがある
- 通期の純利益予想を下方修正している(3億1000万の下方修正)
- 4-12月期(3Q累計)で経常が赤字転落している
テスラ関連の日本株における競合
- 三井ハイテック(6966):EV用モーターコア分野で重なり、テスラを含む主要EVメーカーに供給する世界最大手として競合とされている
- 野村マイクロ・サイエンス(6254):超純水装置が主力である一方、精密加工技術の文脈で比較される可能性があるとされている
旭精機工業(6111)
テスラ関連の日本株における役割
EV部品の量産ラインでの貢献が期待される超精密加工や自動圧入機などを担う
テスラ関連の日本株における強み
- 深絞り加工技術:金属板を継ぎ目なく円筒状に成形する「深絞り」において、薄肉かつ高精度な加工が得意
- EV向け(テスラをはじめ)に関連:リチウムイオンバッテリーのケース(セルケース)製造に不可欠とされる深絞り技術を保有
- 自社製設備の活用:機械メーカーとしての側面を持ち、自社製設備の活用が強みとして整理されている
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラ依存リスク:テスラの販売動向・戦略変更(EV需要の減速等)により、テスラの設備投資が抑制されると受注に影響
- 4680量産化リスク:期待材料である新型バッテリー「4680」の量産化が遅れる/他方式へシフトすると、専用設備需要が消失するリスク
テスラ関連の日本株における競合
- アイダエンジニアリング(6118):プレス機械の競合として、EV部品向けの精密プレスに注力しているため比較対象になりやすい
- アマダ(6113):板金加工機械でのシェアを背景に精密プレスシステム等を展開しており、プレス機械分野で競合になりやすい
- 不二精機(6400):精密加工/関連領域の競合として挙げられている
ヤマダホールディングス(9831)
テスラ関連の日本株における役割
テスラの家庭用蓄電池「Powerwall」の日本での販売を担う
テスラ関連の日本株における強み
- テスラの家庭用蓄電池(Powerwall)を全国規模で販売・施工できる「唯一無二のプラットフォーム」を有する
- テスラの蓄電池を全国1000店規模の家電量販店で販売できる(ヤマダとの連携)
- 住宅と再エネ需要(太陽光等)との連携を見据えた家庭用蓄電池の販売網を持つ
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 家電需要の低迷や競争激化が業績面の要因となり得る
- 巣ごもり反動などにより純利益が減少したとする報道がある(純利益25%減)
- 需要低迷等を背景に株価が急落したとする報道がある
- 不採算店舗の閉店(約60店舗)など、店舗運営面のリスクが顕在化しうる
テスラ関連の日本株における競合
- 調査結果には明確な記載がありません。
旭化成(3407)
テスラ関連の日本株における役割
リチウムイオン電池部材(セパレーター)の主要メーカー
テスラ関連の日本株における強み
- リチウムイオン電池用セパレータ(ハイポア)で世界トップクラスのシェアと技術力(世界2位、アジア1位の生産量)
- 車載用LIB向けに、高出力・高容量が求められる用途での湿式セパレータ「ハイポア」が高い信頼性を獲得
- 素材提供にとどまらず、磁気センサやオーディオ等のニッチな高技術を含む多角的な技術ポートフォリオを保有
- AI半導体・次世代材料への展開も示されている
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EV市場の成長鈍化やテスラの業績不振による販売台数下振れが、部材需要(セパレータ)に直結するリスク
- 米国のEV購入補助金の廃止(2025年9月末)がテスラの販売低迷要因となり、旭化成の需要にも逆風となる可能性
- EV減速局面で、車載電池向け材料の投資を一部凍結する動きが出ており、設備投資・受注面に影響する可能性
テスラ関連の日本株における競合
- ダブル・スコープ(6619):セパレータ(絶縁体)分野での競合として、EVメーカーへの供給を強化している旨が示されている
- 東レ(3402):国内大手で、セパレータ事業で世界トップクラスのシェアを争う競合として挙げられている
- 上海恩捷新材料(エナジー・テクノロジー):セパレータ分野の世界競合として挙げられている
豊田通商(8015)
テスラ関連の日本株における役割
テスラ関連の電池材料(リチウム等)の調達・資源開発を手掛ける
テスラ関連の日本株における強み
- トヨタグループ唯一の総合商社として、テスラを含むEV産業の基盤となる「リチウム資源」と「北米の電池生産網」において独自の強み
- テスラの主要サプライヤーであるパナソニックHD向けにリチウム原料を供給している点が、テスラ関連銘柄としての注目材料
- 北米における車載用電池の技術支援体制・事業基盤を強化するため、PPESの北米子会社へ20%出資
テスラ関連の日本株におけるリスク
- リチウム価格の変動リスク(アルゼンチンでのリチウム採掘事業への関与が、市況下落により業績を押し下げ得る)
- テスラの販売動向に連動するリスク(EV販売が市場予想を下回る/補助金廃止などの逆風があると、原料需要にも影響)
- トヨタグループへの高い依存度(筆頭株主のトヨタ自動車の動向に大きく左右される)
- 地政学・通商リスク(関税変更などが純利益を下押しする要因)
- 関税が純利益を下押しし得る(「関税で50億円下押し」との記載)
テスラ関連の日本株における競合
- パナソニック ホールディングス(6752):テスラの車載電池における最大の戦略的パートナーとして、米国ネバダ州のギガファクトリーを共同運営しているとされ、電池関連で比較対象になりやすい
- 小田原エンジニアリング(6149):EVモーター向けの自動巻線設備を供給しており、テスラの増産体制を支える重要サプライヤーの一つとして挙げられている
ニチコン(6996)
テスラ関連の日本株における役割
家庭用・産業用蓄電池の大手(V2HなどEVエコシステムにも関連)
テスラ関連の日本株における強み
- V2H(Vehicle to Home)システムのパイオニアとして、EVの電気を家庭で使える仕組みを世界で初めて開発し、国内で高いシェア
- EV向けの主力部品(アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ)を展開し、急速充電器やEV駆動システムの基幹部品として不可欠とされる
- 家庭用蓄電池「Powerwall」の競合相手としても知られ、日本の住宅・エネルギー市場で独自の強みを持つ
- EVと家の連携システムを刷新し、従来比6割の軽量化を実現した(技術革新)
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラの販売動向への依存が大きく、テスラの業績変動が需要にダイレクトに波及し得る
- EV市場全体の減速(EVキャズム)により需要変動の影響を受ける可能性がある
- テスラの販売台数が前年比9%減(BYDにEV首位を明け渡した)とされ、成長鈍化の影響を受け得る
- 一部モデルの生産停止(「モデルS」および「モデルX」)方針が示され、特定車種向け部品需要が消失するリスクがある
テスラ関連の日本株における競合
- 日本ケミコン(6702):アルミ電解コンデンサでニチコンと世界シェアを争うライバルとされる
- TDK(6762):フィルムコンデンサで高いシェアを持ち、テスラへの供給実績も注目される競合とされる
- パナソニック ホールディングス(6752):車載用コンデンサに加え、テスラと共同でバッテリー生産を行うなど、密接なテスラ関連銘柄として競合になり得る
- シャープ:家庭用蓄電池のメーカー比較・ランキングの文脈でニチコンと並べて挙げられているため、同市場で比較される競合になりやすい
- 長州産業:家庭用蓄電池のメーカー比較・ランキングの文脈でニチコンと並べて挙げられているため、同市場で比較される競合になりやすい
古河電気工業(5801)
テスラ関連の日本株における役割
次世代電池材料や電力インフラ部材を提供
テスラ関連の日本株における強み
- テスラを含むEV市場やAIデータセンター拡大における「不可欠なインフラ技術」を持つとされる(電線御三家の一角)
- 無酸素銅の製造で不純物を極限まで少なくし伝導率を高めるなど、高い技術と品質で業界をリードしている
- EV(電気自動車)分野では、EVモーター用の高機能な平角線(巻線)や車内の配線システムであるワイヤーハーネスを供給するとされる
- AIデータセンター向けに、省スペース化や工事期間短縮につながる心線が多い光ファイバーケーブル分野で成長シナリオが語られている
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラおよびEV市場の減速リスク:販売台数の未達(テスラの納車台数が市場予想を下回る)により、EV向け部品(ワイヤハーネス等)の需要鈍化がリスクとされる
- テスラの主要モデル(モデルS/X)の生産終了が示され、EV向け部品需要の変動リスクにつながる可能性がある
- 原料価格の上昇により、売上高・営業利益ともに前回予想を下回る見込みが示されている
- 北米市場における労働コストの上昇が利益を圧迫するリスクが挙げられている
テスラ関連の日本株における競合
- 住友電気工業(5802):「電線御三家」(古河電工・住友電工・フジクラ)として光ファイバー/情報通信関連や電線・ケーブル領域で比較・競合対象になりやすいとされる
- フジクラ(5803):「電線御三家」(古河電工・住友電工・フジクラ)として光ファイバー/情報通信関連や電線・ケーブル領域で比較・競合対象になりやすいとされる
- JX金属:古河電工と並べて言及されており(光分野の収益成長シナリオに関連)、関連領域での競争・比較対象になり得る
住友電気工業(5802)
テスラ関連の日本株における役割
車載ワイヤーハーネスおよび電池用材料を扱う
テスラ関連の日本株における強み
- EVの「神経・血管」とされるワイヤーハーネス(組み電線)で世界シェア25%を背景に世界トップ級(世界3強の一角)
- 世界約40カ国で事業を展開し、同一品質の製品を大量供給できる信頼性
- EV向けの高電圧ワイヤーハーネスや高圧バッテリーパック(400V超の電圧制御)など高電圧対応部品の開発
- 車両の軽量化に貢献するアルミ製ハーネスへの切り替えをリード
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラの「テスラ方式」による内製化の進展に伴い、サプライヤーへ強いコスト削減・設計変更要求が及びやすく、主力のワイヤーハーネス等で価格下落圧力を受けやすい
- 世界的なEV需要低迷により投資の遅延や、半導体材料の新工場建設の取りやめにつながり得る
- 利益率の低下(売上高営業利益率が低下、2021年3月期は3.9%と8期ぶりに3%台)など収益面の悪化リスク
テスラ関連の日本株における競合
- 矢崎総業:ワイヤーハーネス分野で住友電工の最大競合(世界シェア1位)として挙げられている
- 古河電気工業(5801):電線御三家の一角で、ワイヤーハーネスでも高いシェアを持つ競合として挙げられている
- フジクラ(5803):電線大手で、自動車用ハーネス等で住友電工と競合し得るとされている
- デンソー(6902):自動車部品全般の国内最大手として、EV向けの電子制御や配線システム領域で競合・補完関係になり得るとされている
村田製作所(6981)
テスラ関連の日本株における役割
テスラの次世代電池(4680セル)に関連する技術・電池周辺領域での関わりが期待される
テスラ関連の日本株における強み
- 積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界シェアNO.1
- 高級EVでは1台あたり1万個以上のMLCCが使用され、同社は当該分野で約40%の世界シェアを持つ
- 原材料開発から製品設計・製造プロセス・製造設備までを自社で完結する一貫生産体制により、品質とコスト競争力を確保
- 垂直統合モデルにより、テスラの高い品質基準・スピード感に合わせて供給可能
- 海外売上比率が90%以上
テスラ関連の日本株におけるリスク
- EV需要の減速(テスラを含むEV市場の成長鈍化)により、主力製品であるMLCC需要に直撃するリスク
- 電子部品全体での減収減益(円高やEV減速等)や他MLCCメーカーの「底割れ」リスクが、自社の事業環境悪化につながり得る
- 電子部品で在庫膨張リスク(村田製作所などで2年ぶり水準)が顕在化する可能性
- スマホ需要の落とし穴として、基板量産でのつまずき等が事業に影響するリスク
- 不正アクセスによる一部情報流出により、生産・販売活動に支障が出るリスク
テスラ関連の日本株における競合
- TDK:MLCCなどの電子部品分野で競合し、減収減益等の状況が示されている
- 京セラ:MLCCなどの電子部品分野で競合し、減収減益等の状況が示されている
- 太陽誘電:同業他社として並列されており、電子部品分野で比較・競合対象になりやすい
- ニチコン:同業他社として並列されており、電子部品分野で比較・競合対象になりやすい
キーエンス(6861)
テスラ関連の日本株における役割
テスラの高度に自動化された生産ラインで活用される高精度センサー・計測関連を担う
テスラ関連の日本株における強み
- テスラの工場自動化(ファクトリーオートメーション)を支える重要なサプライヤーの一社とされている
- 売上高営業利益率が約50%という高い収益性が示されている
- 直販体制により高い利益率につながっているとされている
- コストやマージンを抑えつつ合理性を徹底した営業体制が強みとされている
テスラ関連の日本株におけるリスク
- 製造業の設備投資サイクル鈍化による受注減少リスクが挙げられている
- 海外売上比率が64.8%に達するため、為替変動リスクが示されている
- 中国市場の需要・景気減速が業績を圧迫する可能性が示されている
- 事業が製造業などの研究開発投資・生産設備投資の動向に左右されるとして、設備投資需要の変動リスクが示されている
テスラ関連の日本株における競合
- パナソニック ホールディングス(6752):テスラと共同でギガファクトリーを運営し、車載用リチウムイオン電池を供給する「テスラ関連株」として比較対象になりやすい
- 小糸製作所(7276):テスラの主要モデルにヘッドランプを供給するとされ、テスラ関連銘柄として比較対象になりやすい
- 三井ハイテック(6966):EVの駆動モーターに不可欠なモーターコアで世界高シェアとされ、テスラ向け供給実績もあるとして比較対象になりやすい
- ダブル・スコープ(6619):リチウムイオン電池のセパレータ分野でテスラ関連の供給先として挙げられ、テスラ関連銘柄として比較対象になりやすい
ダイフク(6383)
テスラ関連の日本株における役割
テスラの各ギガファクトリーにおける物流・製造ラインの自動化(自動搬送システム)を担う
テスラ関連の日本株における強み
- テスラの米ギガファクトリー向けに、自動車生産ライン用の自動搬送システム(自動車生産ラインの自動化)を納入している実績がある
- マテリアルハンドリング(物流・搬送)分野で世界市場シェア首位とされる強み
- 自動車生産ライン向けで「1世紀近く」の実績があるとされる
- システムを構成する機器・ソフトウェアを自社で開発し、コンサルティングから設計・生産・据付・保守まで一貫対応するとされる
- 工場や倉庫向けに搬送機器を組み合わせたシステムの一貫提案を強みとする
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラの生産・販売台数が鈍化すると、工場への設備投資が抑制されダイフクの受注に直接響く可能性
- EV購入補助金の廃止などで需要が減退した場合、テスラ関連として影響を受ける可能性
- 中国のBYDなどとのシェア争いによってテスラの業績が悪化した場合、関連銘柄として株価に悪材料となる傾向がある
- 利上げなどのマクロ要因によって株価に下落圧力がかかる可能性(投資家の認識として)
テスラ関連の日本株における競合
- トヨタL&F:マテハン(搬送)領域の競合として比較対象になり得る
- IHI:マテハン(搬送)領域の競合として比較対象になり得る
- 村田機械:自動搬送システム等の工場自動化文脈で比較対象になり得る
- オカムラ:マテハン(搬送)領域の競合として比較対象になり得る
- ファナック:ロボット関連銘柄として同時に言及されており、自動化設備分野で比較され得る
平田機工(6258)
テスラ関連の日本株における役割
電気自動車などの製造に関わる生産設備面でテスラの製造高度化を支える
テスラ関連の日本株における強み
- テスラを含む大手メーカーに生産ラインを提供するグローバルな「ラインビルダー(生産システム・インテグレータ)」としての地位
- 開発・提案から生産立ち上げ、保守・サービスまでを行う一貫生産体制
- EV関連を中心に、北米自動車メーカー(ビッグスリー)・北米新興EVメーカー・国内電子部品メーカーから継続受注
- EV用組み立てラインの受注(約40億円)の報道
テスラ関連の日本株におけるリスク
- テスラを含むEV市場の減速による影響(販売台数の下振れなど)
- 特定顧客の設備投資動向への強い依存
- EV市場での競争激化(例:BYDの台頭等)により、テスラ向け新規受注や既存ライン拡張計画が停滞する恐れ
- 海外拠点での労使慣行の相違等による予期せぬ労使関係の悪化や労働争議リスク
テスラ関連の日本株における競合
- 小田原エンジニアリング:テスラとの取引関係にある日本企業として取り上げられており、関連銘柄として比較対象になりやすい旨が記載
- NITTOKU(6145):関連銘柄比較で比較されることが多い銘柄として言及
- パナソニックホールディングス:テスラと取引関係にある日本企業として、バッテリー生産での合弁事業展開が記載
まとめ
本記事ではKabuMartの独自調査結果をまとめました。投資の参考にしてみてください。
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