
小型原子炉の関連銘柄
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KabuMart調査日:2026年03月26日
小型原子炉の全体像
小型原子炉について
小型原子炉は、一般的にSMR(Small Modular Reactor、小型モジュール炉)と呼ばれ、従来の大型原子炉(1,000MW級)に比べて電気出力が概ね300MW(30万kW)以下の先進的な原子炉を指す。検索データでは、脱炭素社会の実現やエネルギー安全保障の観点から注目されているテーマとして扱われている。 また、遠隔地や離島など大規模な電力インフラを前提としにくい地域での活用可能性や、災害時の電力確保といった文脈でも言及されている。加えて、日本企業や海外企業による開発・受注の事例があり、次世代原子力として市場の関心が高まっている。
小型原子炉の社会的影響
- 従来の大型原発に代わる次世代のエネルギー源として、電力網だけでなく産業や経済の構造に影響を与える可能性がある。
- 脱炭素やエネルギー安全保障の観点から、電源構成の見直しに影響を与える。
- 遠隔地、離島、電力需要が小さい地域、電力グリッドが未発達な地域での電源選択肢を広げる。
- 災害時や電力不足時の緊急電源としての活用が期待される。
- 建設費や受注規模が大きく、原子力関連企業の事業機会や投資判断に影響する。
小型原子炉のリスク
- 技術的・経済的・環境面で独自のリスクが指摘されている。
- 小型化しても経済性が必ずしも改善するとは限らず、建設費や運用費が割高になる懸念がある。
- 核廃棄物の問題が未解決である。
- 一部では安全性への過度な期待や、実効性に対する批判がある。
- 開発中止や商用化の遅れが、関連投資やプロジェクトに影響する可能性がある。
小型原子炉の課題
- 大型炉に比べて発電出力あたりの建設費・運用費が割高になりやすく、経済性の壁がある。
- コスト低減には同一設計の原子炉を工場で大量生産する必要があるが、初期段階で少なくとも5〜10基以上の安定した受注が必要とされる。
- 巨額の初期投資に対する資金調達や支援体制の整備が課題。
- 法整備や安全基準の整備が必要。
- サプライチェーンの構築が必要。
- 社会実装に向けた安全性の評価や制度面の整理が必要。
関連銘柄を網羅的に紹介します。
三菱重工業(7011)
小型原子炉における役割
国産SMRの開発を主導
小型原子炉における強み
- 超小型で可搬性の高いマイクロ炉を提案している
- 全固体化による安全性を強みとしている
- 長寿命・燃料交換不要・メンテナンスフリーの設計思想がある
- 遠隔地や離島、災害時など送電網が弱い地域への用途を想定できる
小型原子炉におけるリスク
- 窒化ウラン燃料は高温で水分と反応しやすく、酸化・細粒化の課題がある
- 新しい全固体設計などで実機の長期運転実績が乏しく、初期故障や経年劣化の不確実性がある
- 小型で分散配置するほど、各設置地点でのテロ対策や核物質防護コストが増える可能性がある
- SMRは経済性、安全基準、サプライチェーン構築に課題があるとされる
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):国内で小型原子炉・SMRの競合として挙げられているため
- 東芝(6502):国内で小型原子炉・SMRの競合として挙げられているため
- ニュースケール・パワー:米国でSMR開発を進める競合として挙げられているため
- GE日立・ニュークリアエナジー:BWR型の小型軽水炉BWRX-300を開発しており、同テーマで競合するため
日立製作所(6501)
小型原子炉における役割
日立GEニュークリア・エナジーを通じてSMR「BWRX-300」を展開
小型原子炉における強み
- BWRX-300は既存のESBWRをベースにした簡素化設計で、技術の実績がある
- 部品点数の削減や自然対流冷却により、建設コスト低減と工期短縮を狙える
- GEとの連合を通じてグローバル展開力があり、カナダでの受注・商用化に近い位置にある
小型原子炉におけるリスク
- SMRは建設費を抑えやすくても、発電量あたりの単価が大型炉より高くなりやすい
- 技術面・サプライチェーン面での不確実性がある
- 福島事故後の社会受容や規制対応が事業化の制約になりやすい
小型原子炉における競合
- 三菱重工業(7011):SMR(SRZ-1200など)の開発で、国内の原子炉メーカーとして競合するため
- 東芝(6502):東芝エネルギーシステムズが超小型原子炉「MoveluX」などを開発しており、SMR分野で競合するため
IHI(7013)
小型原子炉における役割
SMR関連で主要機器の供給候補として言及
小型原子炉における強み
- NuScaleなど世界最先端のSMR企業との提携・出資を通じて市場参画している
- 原子炉格納容器や原子炉圧力容器など中核部材の製造に関与できる
- 建設工程管理や技術開発の実績があり、技術力の維持・強化に結びつく
- 次世代革新炉のグローバル展開や国内サプライチェーン拡大に貢献しやすい
小型原子炉におけるリスク
- SMRは経済性が主要課題で、採算性が不透明
- 事業の不確実性が高く、提携先や開発案件の進捗に左右されやすい
- 技術・社会的課題があり、実用化や社会受容に時間を要する可能性がある
- 海外の小型原発計画の中止例が示すように、インフレやコスト上昇の影響を受けやすい
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):小型原子炉・SMR分野で海外展開や部材供給の競合になりやすい
- 三菱重工業(7011):国内の重工メーカーとしてSMR関連の技術・部材供給で競合しやすい
- NuScale Power:IHIが提携するSMR開発企業であり、提携先の事業展開上の競争相手になり得る
- X-energy:IHIが協業検討している次世代原子炉開発企業で、同分野のライバルになり得る
中部電力(9502)
小型原子炉における役割
SMR開発企業ニュースケール・パワーの株式を取得
小型原子炉における強み
- 米NuScale Powerへの出資により、世界最先端のSMR技術に早期参画している
- 次世代原発の開発ノウハウや事業化知見を取り込む余地がある
- 既存の大型原発に依存しすぎない、柔軟な電源ポートフォリオを持つ
小型原子炉におけるリスク
- 出資先の事業継続性や採算性に左右されやすい
- 海外SMR案件は建設中止やインフレなどで遅延・中止リスクがある
- 浜岡原発のデータ不正や不祥事により、原子力部門のガバナンス不安が残る
小型原子炉における競合
- 株式会社日立製作所(6501):日立GEニュークリア・エナジーを通じてSMR開発・販売を進めており、次世代小型炉の開発企業として比較対象になりやすい
- 関西電力株式会社(9503):小型原子炉の会社として挙げられており、国内電力会社としてSMR導入の比較対象になりやすい
日本製鋼所(5631)
小型原子炉における役割
原子炉圧力容器向けの大型鋳鍛鋼を供給する
小型原子炉における強み
- SMRを含む原子力基幹部材で、超大型鍛造技術と一体成形能力を持つ
- 大型鋳鍛鋼の世界シェア首位級とされ、原子力向け高難度部材に強い
- 北米向けSMR部材の初受注や原子力製品の生産増強で需要を取り込みやすい
小型原子炉におけるリスク
- 子会社で原子力向け部材の検査データに関する不適切行為があり、信頼回復が課題
- 原子力部材は品質規格が厳しく、仕様逸脱がプロジェクト遅延や損害賠償につながる
- SMR市場は商業化や需要の不確実性が大きく、規制や地政学の変化も受けやすい
小型原子炉における競合
- 三菱重工業(7011):SMRや次世代炉の開発で主導的立場にあり、原子力案件で比較対象になりやすい
- 日立製作所(6501):子会社の日立GEニュークリア・エナジーがSMR商用化に関与しており、原子炉案件で競合しうる
- NuScale Power:SMRを開発する北米の代表的企業として、SMR市場で比較対象になりやすい
木村化工機(6378)
小型原子炉における役割
放射性物質の輸送・保管用キャスクや核燃料再処理設備に強みを持つ
小型原子炉における強み
- 原子力関連設備で長年の実績がある
- 設計・製造・据付・試運転・メンテナンスまで一貫対応できる
- 輸送・設置に適した小型・軽量化技術を持つ
小型原子炉におけるリスク
- 原子力案件で品質管理上の不適合が発生した実績がある
- 不適合により発注元が内製化へ切り替えるなど、受注喪失リスクがある
- 原子力政策や市場動向への依存が大きい
小型原子炉における競合
- 日揮ホールディングス(1963):SMR関連で比較対象として挙がるプラントエンジニアリング企業
- カナデビア(7004):SMR関連で比較対象として挙がるプラント・エンジニアリング企業
- 三菱重工業:小型PWRなどSMRの国内取り組みで比較対象になりやすい
- 日立製作所:小型原子炉の会社として挙がり、SMR開発で比較対象になりやすい
- 日本製鋼所:原子炉容器など原子力向け大型部材で比較対象になりやすい
日本ギア工業(6356)
小型原子炉における役割
原子力発電所向けの歯車装置やバルブ駆動装置を供給する
小型原子炉における強み
- 国内の原子力発電所向けバルブアクチュエーターで9割超の圧倒的な市場シェアを持つ
小型原子炉におけるリスク
- 小型原子炉(SMR)の実用化が遅れると関連商機が後ずれする
- 製造規模の経済性が確立できない場合、発電コストが割高になる可能性がある
- 原子力はトラブル発生時の損害賠償や廃炉コストが大きい
小型原子炉における競合
- 岡野バルブ製造(6492):発電用バルブ最大手として、原発向けバルブ分野で競合・比較対象になりやすい
- 日立製作所(6501):GE日立ニュークリア・エナジーを通じてSMR開発に関わり、小型原子炉テーマの比較対象になる
- 三菱重工業(7011):新型炉開発や原発サプライチェーン復興に関わり、小型原子炉関連の比較対象になる
日揮ホールディングス(1963)
小型原子炉における役割
SMR開発企業への出資を通じて、プラント建設や事業参画を担う
小型原子炉における強み
- 大規模プラント建設で培ったEPC(設計・調達・建設)遂行能力がある
- 米NuScale Powerとの戦略的パートナーシップ・出資によりSMR事業へ参画している
- Fluorとの協業や技術者派遣など、海外SMR案件に関与できる体制がある
小型原子炉におけるリスク
- SMRの経済性が不確実で、コスト高騰により事業性が悪化するリスクがある
- プロジェクトの確実性が低く、建設計画の中止や遅延につながるリスクがある
- 技術面・規制面のハードルが高く、建設・運用の申請や実行が進まない可能性がある
小型原子炉における競合
- IHI(7013):SMR開発企業への出資・参入があり、同じ小型原子炉領域で競合する
- カナデビア(7004):SMR関連企業として挙げられており、同テーマで比較対象になりやすい
- 木村化工機(6378):SMR関連企業として挙げられており、周辺設備・関連需要で競合しうる
- 日立製作所(6501):原子力・SMR開発に関与しており、小型原子炉分野で比較される
- 関西電力(9503):SMR関連企業として挙げられており、原子力分野で比較対象になりうる
カナデビア(7004)
小型原子炉における役割
原子炉格納容器やキャスクなどの製造でSMRサプライチェーンを担う
小型原子炉における強み
- 世界トップクラスの核燃料輸送・貯蔵容器(キャスク)技術を持つ
- 乾式貯蔵分野で世界的な実績と高いシェアがある
- NEP買収で北米の供給体制を強化し、SMR向け部材製造や原子燃料の安定供給に関する技術を持つ
小型原子炉におけるリスク
- SMRは法整備や資金調達に課題があり、商用化が遅れる可能性がある
- 経済性の壁や資材・人件費高騰で、プロジェクトの中止・遅延が起こり得る
- 原子力事業特有の安全性・事故リスクを伴う
小型原子炉における競合
- 日揮ホールディングス(1963):SMR関連で部材・プラント領域が重なり、比較対象になりやすい
- IHI(7013):SMRの建屋や関連部材で参入しており、同じ供給領域で競合する
- 木村化工機(6378):SMR関連の機器・部材分野で比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):SMRの設計・製造を手掛ける大手メーカーとして競合する
- GE日立ニュークリア・エナジー:SMRの開発・建設で存在感があり、同分野の競合先として挙げられる
富士電機
小型原子炉における役割
原子力関連の電機・制御機器分野でSMR向け需要が見込まれる
小型原子炉における強み
- 日本初の商用原発建設以来のガス炉技術の継承がある
- 高温ガス炉や高速炉での設計・建設実績があり、次世代炉での関与が大きい
- 過酷環境下での遠隔操作・燃料取扱技術に強みがある
小型原子炉におけるリスク
- 小型原子炉は安全性だけでなく、事業継続性や経済性の不確実性が大きい
- 初期投資や採算性など、SMRの商用化に関する経済的リスクがある
- 原子力機構向け機器で品質不適合に伴う対応が報じられており、品質管理リスクがある
小型原子炉における競合
- 三菱重工業:小型原子炉分野で競合とされ、原子力プラントやSMR開発で競争する
- 日立製作所:日立GEニュークリア・エナジーを通じてSMR分野で競合する
- 東芝:国内大手の原子力関連企業として小型原子炉分野で比較対象になる
関西電力
小型原子炉における役割
小型原子炉の導入・活用が意識される電力会社
小型原子炉における強み
- 国内最多の原発稼働実績に裏打ちされた運用・保守能力がある
- 美浜発電所での新設に向けた地質調査など、次世代炉の具体的な検討を進めている
- 次世代革新炉開発を推進するなど、小型原子炉導入の実行力が相対的に高い
小型原子炉におけるリスク
- 実用化初期段階のため、未知の技術的トラブルや故障が起きる可能性がある
- マルチモジュール化した場合、事故時の対応が複雑化する懸念がある
- 使用済み核燃料の最終処分地が未定で、核廃棄物の保管リスクが残る
- 巨額コストや安全審査、地元理解の獲得が進まないと導入が遅れる可能性がある
小型原子炉における競合
- 中部電力:次世代炉の導入・開発で主導権を争う大手電力会社として比較対象になる
- 東京電力ホールディングス:次世代炉の研究・再稼働議論を進める大手電力会社として競合する
- 三菱重工業:新型原子炉の共同開発を進めるプラントベンダーで、技術・供給面の比較対象になる
東芝(6502)
小型原子炉における役割
SMR「BWRX-300」の導入推進に関与
小型原子炉における強み
- 沸騰水型軽水炉(BWR)で長年の実績がある
- 超小型高速炉「4S」など独自の次世代炉技術を持つ
- 4Sは約30年間燃料交換不要、可動部を抑えた高い安全性が強み
- 発電に加え、水素製造や海水淡水化など多目的利用が期待される
- 革新軽水炉「iBR」はABWRの実績と最新技術を組み合わせている
小型原子炉におけるリスク
- 開発から実用化まで時間がかかり、サンクコストが膨らみやすい
- 実用化マイルストーンや優先順位が不透明
- 設計変更や検証に時間を要し、工期遅延が起こりやすい
- 1基あたりの収益性が低い可能性がある
- 過去の大型原発事業の影響で財務面・信頼性面の懸念が残る
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):国内の小型原子炉(SMR)分野で競合し、BWR系の開発で比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):国内のSMR開発競合で、加圧水型炉などの次世代炉開発で比較される
- GE:海外のSMR関連で競合相手として挙げられている
- ニュースケール・パワー:海外の新興SMR企業として競合相手に挙げられている
助川電気工業(7711)
小型原子炉における役割
原子炉用ヒーターや液体金属関連技術を提供
小型原子炉における強み
- 小型原子炉(SMR)や核融合炉向けの高度な熱制御技術を持つ
- 液体金属技術、特に液体金属ブランケット関連の技術力が強み
- 原子力・核融合の試験設備や計測技術で次世代エネルギー分野に関与している
小型原子炉におけるリスク
- 原子力政策の変動に業績が左右されやすい
- SMRや核融合は研究開発期間が長く、事業化が遅れるリスクがある
- 特定産業への依存度が高く、テーマ性や政策期待の変化で株価が大きく変動しやすい
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):SMRや原子力発電設備の開発・展開で比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):核融合発電や原子力関連のテーマ株として比較されやすい
- 日本製鋼所(5631):原子力発電部材・原発関連の材料や機器で競合・比較対象になりやすい
- IHI(7013):原子力発電部材・原発部品のテーマで比較される
- 木村化工機(6378):原発関連で容器や濃縮機器に強みを持ち、SMR関連の比較対象になりやすい
TVE(6466)
小型原子炉における役割
原子力発電所用バルブの製造・メンテナンスを担当
小型原子炉における強み
- 原子力発電所向けの主要なバルブや安全弁を供給している
- 原子炉の厳しい高温・高圧環境に耐える製品を手掛ける実績がある
- 耐久性の高い製品・部品供給と、長寿命化に向けたアフターサービス体制がある
小型原子炉におけるリスク
- 原子力分野への依存が強く、原発市況の変化を受けやすい
- 福島第一原発事故のような想定外の事態で、受注やメンテナンス計画が大きく制限される可能性がある
- 原発の廃炉や市場縮小が進むと、関連需要が減少するおそれがある
小型原子炉における競合
- 岡野バルブ製造(6492):原子力発電用バルブで国内トップクラスのシェアを持つ競合として挙げられている
- 中北製作所(6496):発電プラント用の自動調節弁に強みがあり、原子力向け実績もあるため競合となる
- 日立製作所(6501):SMRや原子力発電設備を展開しており、テーマ内の比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):小型原子炉(SMR)を開発しており、テーマ内で比較される
- 東芝:小型原子炉の開発企業としてテーマ内で比較対象になりやすい
川崎重工業(7012)
小型原子炉における役割
次世代炉や熱交換器などの関連機器開発に参画
小型原子炉における強み
- 小型原子炉そのものではなく、次世代エネルギーや水素社会関連に注力している
- 高温ガス炉を活用した水素製造の文脈で言及があり、脱炭素・水素連携の知見がある
- ガスタービン技術を活かした発電システムに強みがある
小型原子炉におけるリスク
- 2021年に原子力事業をアトックスへ譲渡しており、自社での小型原子炉開発から事実上撤退している
- SMRの建設・運用に直接関与しないため、原子力市場拡大の恩恵を取り込みにくい
- 原子力事業の譲渡により、SMR分野での技術蓄積や事業継続性が弱い
小型原子炉における競合
- 三菱重工業(7011):超小型原子炉やマイクロ炉の開発で先行しており、SMR分野で競合する
- IHI(7013):ニュースケール・パワー向けのSMR主要機器供給を狙っており、同テーマで競合する
- 日立製作所(日立GEニュークリア・エナジー)(6501):GEと組んでSMR関連に関与しており、同じ小型原子炉テーマの競合先となる
- ニュースケール・パワー:米国のSMR新興メーカーとして市場開拓を進めており、同テーマで競合する
神戸製鋼所(5406)
小型原子炉における役割
原子炉容器用部材や使用済み燃料キャスクを供給
小型原子炉における強み
- 原子力分野で素材からエンジニアリングまでの一貫体制を持つ
- 軽水炉向けジルカロイ製燃料被覆管で国内唯一のメーカーで、ほぼ100%のシェアがある
- ODS鋼など、次世代炉向けの高温強度・耐放射線性に優れた新素材を開発している
- SMRの主要部材となる大型鋳鍛鋼品の製造能力を持つ数少ないメーカーである
小型原子炉におけるリスク
- 過去の品質データ改ざん問題に起因する信頼性の低下が、原子力分野での採用や受注に響く恐れがある
- 原子力は安全性要求が極めて高く、規制当局や顧客からの監視が厳しくなりやすい
- 安全上重要な原子力部位への製品使用実績があり、健全性確認や調査対応の負担が大きい
小型原子炉における競合
- 三菱重工業(7011):原子力プラントの開発・製造・保守まで一貫対応できる総合プラントメーカーとしてSMRで競合する
- 日立GEニュークリア・エナジー:BWR型の小型軽水炉開発で比較対象になりやすい
- 日本製鋼所(5631):原子炉圧力容器向けの鍛造など、大型鋳鍛鋼品の供給領域で競合しうる
日本製鉄(5401)
小型原子炉における役割
原子力発電部材・原発部品向けの材料供給
小型原子炉における強み
- 原子炉の心臓部や配管を支える極厚・高機能な特殊鋼材の供給力がある
- 世界最高水準の極厚鋼板・高級鋼の製造力を持つ
- グループ会社による保守・点検技術を持ち、素材供給に加えて技術面でも強みがある
小型原子炉におけるリスク
- SMRの建設コストが下がらず、量産によるコストダウンが実現できないと経済性が悪化する
- 開発・許認可・技術実証が遅れると、商用化時期が後ずれする
- SMRを前提にした製鉄プロセスの脱炭素化計画に遅れや影響が出る可能性がある
- SMR関連の事業環境変化がサプライチェーンに影響するリスクがある
小型原子炉における競合
- 日本製鋼所(5631):原子炉用の圧力容器や特殊鋳鍛鋼など、原子炉材料・部材供給で比較される
- 神戸製鋼所(5406):原子炉用のチタン管や溶接材料など、原子力向け部材供給で競合しやすい
- 住友電気工業(5802):原子力発電設備に関連する部材やケーブル等の供給で比較対象になりやすい
住友電気工業(5802)
小型原子炉における役割
小型原子炉向けの高温超電導線材などの材料技術を持つ
小型原子炉における強み
- SMR本体の製造ではなく、核融合炉やSMR周辺設備で強みを持つ材料技術・エンジニアリング力がある
- ITER向けのタングステンモノブロック供給など、過酷環境向けの高耐熱材料で実績がある
- 超伝導線材など、次世代エネルギー関連の基幹部材を供給できる
小型原子炉におけるリスク
- 同社はSMR本体の製造・販売メーカーではないため、テーマの中核需要を直接取り込みにくい
- 核融合やSMR関連は実用化まで時間がかかり、開発長期化による投資回収の遅れリスクがある
- SMR市場や関連部材市場で競争が激しく、技術優位性の維持が課題になりやすい
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):SMRのプラント開発や原子力関連事業で比較されやすい
- 三菱重工業(7011):SMRや次世代原子炉の開発・製造を担う重工メーカーとして競合しやすい
- 日揮ホールディングス(1963):SMR関連で技術開発やエンジニアリング面の比較対象として挙がる
- 木村化工機(6378):SMR関連テーマで装置・機器分野の比較対象として挙がる
明星工業(1976)
小型原子炉における役割
原子力発電所の保温・保冷工事を担う
小型原子炉における強み
- 小型原子炉そのものではなく、原子炉の安定稼働に不可欠な断熱・保温技術に強みがある
- 原子力発電所内の配管や機器の断熱工事で長年の実績がある
- 過酷な環境下で求められる高い信頼性の施工に対応できる
小型原子炉におけるリスク
- 小型原子炉の商用化が遅れると、期待した受注機会が先送りまたは消失する可能性がある
- 原子力政策や世論の変化で、SMRの導入計画が縮小・撤回されるリスクがある
小型原子炉における競合
- 木村化工機(6378):原子力関連機器やキャスク製造で、SMR関連の周辺需要を巡る比較対象
- 日揮ホールディングス(1963):SMRのプラント設計・建設を手掛け、原子力プラント分野で競合・比較対象になる
- カナデビア(7004):原子力発電設備や圧力容器などを扱い、SMR関連の設備分野で競合する
三菱電機(6503)
小型原子炉における役割
小型原子炉向けの電機・制御機器を担う
小型原子炉における強み
- 小型原子炉では原子炉本体ではなく、核となる計装制御システム(I&C)を担う技術が強み
- SMR-160向けの計装制御システム設計契約があり、海外SMR案件への関与実績がある
- 原子力発電所の安全運転を支える制御・監視システムの知見を持つ
- 厳しい原子力安全基準に対応する設計・制御技術が評価されている
小型原子炉におけるリスク
- 原子炉本体の開発メーカーではないため、小型原子炉市場での役割は計装制御に限定されやすい
- 原子力分野特有の厳格な安全規制や審査への適合が必要で、設計・開発負荷が大きい
小型原子炉における競合
- 三菱重工業(7011):小型・次世代原子炉の開発主体として比較対象になる
- 日立製作所(6501):GE日立としてSMR開発を進めており、小型原子炉分野で比較される
- 東芝(6502):原子力関連メーカーとして、SMRや原子力設備分野で比較対象になる
- IHI(7013):SMR関連の開発・提案で触れられており、小型原子炉分野で比較される
東京電力ホールディングス(9501)
小型原子炉における役割
原子力発電の運営・関連事業を担う
小型原子炉における強み
- 原発運営で培った運転知見をSMR検討に活かせる
- GE日立やニュースケール・パワーなど海外先行勢との提携・出資を通じて技術知見を得ている
- 既存のBWR技術に近い領域では、保有ノウハウを直接使いやすい
小型原子炉におけるリスク
- 福島第一原発の廃炉・賠償対応が最優先で、SMRなど新技術への投資判断が慎重になりやすい
- SMRはコスト、事業継続性、社会的信頼の面でリスクを抱える
- 原子力事業全般に対する社会的信頼の回復が不十分だと、導入や展開が進みにくい
小型原子炉における競合
- 三菱重工業(7011):独自SMRを開発しており、次世代原子炉の国内開発競争で競合する
- 日立製作所(6501):GE日立を通じてBWR系SMRを展開しており、東電HDが検討する炉型と近い
- 東芝(6502):原子力プラント関連の国内メーカーとして、次世代炉・原子力設備分野で比較対象になりやすい
- 中部電力(9502):海外SMR開発企業への出資を進めており、電力会社としてSMR活用を競う立場にある
- ニュースケール・パワー:SMR開発の先行企業で、東電HDが出資・技術協力する一方で競争相手にもなる
東京エネシス(1945)
小型原子炉における役割
原子力発電所の保守・メンテナンスを担う
小型原子炉における強み
- 原子力発電所の保守・メンテナンスで長年の実績がある
- 放射線管理下での特殊な溶接・点検など、高度な保守技術を持つ
- 土木・機械・電気工事から溶接・検査まで一貫した総合施工体制を持つ
- 原子炉メーカーではなく、建設から維持管理まで支えるSMRの実務パートナーになれる
小型原子炉におけるリスク
- SMR関連の受注は不確実で、案件獲得の見通しが読みづらい
- SMRは建設・維持コストが高いとされ、採算化が課題になりやすい
- SMRの技術的な未成熟さが残り、社会実装が遅れる可能性がある
- 東京電力グループ向け受注の比率が高く、需要変動の影響を受けやすい
- 次世代原子炉の導入計画や社会情勢に業績が左右されやすい
小型原子炉における競合
- 日揮ホールディングス(1963):SMR分野で出資や建設・エンジニアリングに関わり、東京エネシスと比較されやすい
- カナデビア(7004):SMR関連で建設・機器供給などの役割が重なりやすい
- 木村化工機(6378):SMR関連銘柄として挙がっており、周辺設備・建設関連で競合しやすい
- 日本製鋼所(5631):原子炉容器など大型鋳鍛鋼製品で原子力設備分野の競合になりやすい
- 三菱重工業(7011):SMR開発や原子力機器で関与があり、原子力設備関連で競合しやすい
- IHI(7013):原子力設備向けの大型機器・鋳鍛鋼製品で競合しやすい
- 日立製作所(6501):SMR開発に関与しており、原子力技術・周辺ソリューションで比較対象になりやすい
- 日立GEニュークリア・エナジー:SMR開発で東京エネシスと同じ原子力サプライチェーン上にあり、関連・競合先として挙げられている
岡野バルブ製造(6492)
小型原子炉における役割
原子力向けの高温・高圧バルブを供給する
小型原子炉における強み
- 国内の沸騰水型軽水炉(BWR)向け高温高圧バルブで約80%の高いシェアを持つ
- 原子力向けバルブで培った高度な技術力と開発力がある
- 1932年に高温に強い合金ステライトの弁座面採用を世界で初めて実現した実績がある
- 世界60カ国・100万台以上のバルブ納入実績があり、原子力以外も含む広い供給実績を持つ
- 電動バルブの遠隔監視や故障予兆検知など、プラント設備DXに取り組んでいる
小型原子炉におけるリスク
- 次世代炉開発は長期化しやすく、SMR向け事業の立ち上がりが不確実
- 原子力政策や対米投融資などの政策動向への依存度が高い
- SMRは製造規模の経済性や建設速度に課題があるとされ、市場拡大が想定通り進まない可能性がある
- 新規制基準など安全規制の影響を受けやすい
小型原子炉における競合
- 木村化工機(6378):原発向け機器や核燃料輸送容器に強みがあり、SMR関連銘柄として比較される
- 日本製鋼所(5631):原子炉圧力容器向けの大型鋳鍛鋼に強く、SMR向け部材供給でも比較対象になる
- 宮入バルブ製作所:バルブ製造企業として、原子力向けバルブ分野で競合しうる
- 日揮ホールディングス(1963):SMR関連で比較されるプラント・エンジニアリング企業としてテーマ上の競合候補になる
- カナデビア(7004):SMR関連銘柄として挙げられており、原子力関連テーマで比較対象になりやすい
電業社機械製作所(6365)
小型原子炉における役割
原子力発電所向けの特殊ポンプ・送風機を手がける
小型原子炉における強み
- 100年以上の歴史を持つ風水力機械メーカーで、ポンプ・送風機の技術に強みがある
- 米国NuScale PowerのSMRプロジェクトに技術協力している
- 原子力発電所向けの特殊ポンプなど、原子力分野での対応実績がある
小型原子炉におけるリスク
- 小型原子炉そのものを開発・製造する企業ではなく、部品・機器供給の立場にあるため、SMR市場拡大の恩恵が限定される可能性がある
- 非常用冷却系などのポンプに故障や不具合が生じると、原子炉の冷却機能や安全性に直接影響する
- インペラなどの強度設計・評価の誤差が性能や信頼性に影響しうる
小型原子炉における競合
- 日立GEニュークリア・エナジー:SMRや原子力発電設備を手掛けるため、原子力分野で比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):原発・原子力関連銘柄として、SMR関連設備でも比較対象になりやすい
大平洋金属(5541)
小型原子炉における役割
原子力関連で使われる特殊金属材料の供給に関連する
小型原子炉における強み
- フェロニッケル国内大手で、SMRに使われるニッケル基合金の原料供給に関与できる
- ニッケル精錬・供給能力と精錬技術が、耐熱・耐食材料の供給基盤になる
- 国内トップクラスの供給力があり、材料の安定調達面で注目されやすい
小型原子炉におけるリスク
- 業績がニッケル市況の変動に左右されやすい
- 電気炉のトラブルや事故が生産停止・フェロニッケル供給ひっ迫につながる
小型原子炉における競合
- 日揮ホールディングス(1963):SMR関連の開発・設備供給で同テーマ内の比較対象になりやすい
- IHI(7013):SMR向けの主要コンポーネント供給で比較対象になりやすい
- カナデビア(7004):SMR関連の設備・機器供給で比較対象になりやすい
- 木村化工機(6378):SMR関連の装置・機器供給で比較対象になりやすい
三菱マテリアル(5711)
小型原子炉における役割
高温ガス炉など原子炉向けの素材・部材に関わる
小型原子炉における強み
- 三菱原子燃料を通じて、日本で唯一のPWR用燃料の成型加工基盤を持つ
- 長年の実績に基づく高い品質管理で、SMR向け燃料の安定供給を支えやすい
- 独自の素材開発・製造技術力があり、燃料・素材面で原子力分野に関与できる
小型原子炉におけるリスク
- 三菱マテリアルが直接SMRを製造・販売している公表情報は見当たらず、事業関与は間接的
- SMR向け新燃料は高温での水分反応性など技術・安全上の課題がある
- 新燃料や新型炉は知見が乏しく、開発・実用化の遅れや不確実性が大きい
小型原子炉における競合
- 日本核燃料開発:燃料の研究開発領域で競合・協力関係にある
- 原子燃料工業:核燃料の製造・加工分野で事業領域が重なる
- 日本原燃:ウラン濃縮や再処理など燃料サイクル分野で事業が重なる
横河電機(6841)
小型原子炉における役割
原子力発電所向けの制御システム・計測機器を提供
小型原子炉における強み
- 世界トップレベルのプロセス制御技術を持つ
- 高い信頼性と実績があり、SMR向け制御システム提供につながっている
- Rolls-Royce SMRとの戦略的協業により、小型モジュール炉向けデータ処理・制御システムで参画している
小型原子炉におけるリスク
- サイバーセキュリティ対策の成否が事業リスクになる
- 海外プロジェクト特有の地政学リスクや規制リスクを受ける
- 事業化までの不確実性がある
小型原子炉における競合
- 三菱電機(6503):原子力プラント全体の制御システムや計測機器を手掛ける総合電機メーカーとして競合とされている
- 日立製作所(6501):原子力プラント全体の制御システムや計測機器を手掛ける総合電機メーカーとして競合とされている
明電舎(6508)
小型原子炉における役割
原子力発電所向けの配電設備や制御装置を手がける
小型原子炉における強み
- 小型原子炉そのもののメーカーではないが、原子炉の安全運用を支える電気設備・監視制御技術に強みがある
- 真空遮断器(VCB)などの受変電機器で国内トップクラスのシェアを持つ
- 遮断器部品の増産や工程自動化で供給能力を強化している
小型原子炉におけるリスク
- 小型原子炉本体を開発・製造しているわけではなく、周辺設備需要に依存しやすい
- SMRは初期投資が大きく、計画の遅延や中止で回収が難しくなるリスクがある
- SMR市場は経済性や需要が不確実で、案件が想定通り進まない可能性がある
- 原子力全般に社会的信頼の回復、事故リスク、放射性廃棄物処分などの課題がある
- 日本では耐震などの導入課題が多く、案件化が進みにくい可能性がある
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):SMRや次世代原子力関連で比較される総合電機メーカー
- 日立GEニュークリア・エナジー:小型原子炉の受注実績がある原子力関連企業で、同テーマの比較対象になりやすい
- 日揮ホールディングス(1963):SMR関連銘柄として挙げられており、原子力プラント周辺のエンジニアリングで比較される
- IHI(7013):SMR関連銘柄として挙げられており、原子力・大型機器分野で比較される
- カナデビア(7004):SMR関連銘柄として挙げられており、原子力関連設備で比較される
- 木村化工機(6378):SMR関連銘柄として挙げられており、原子力向け機器で比較される
中国電力(9504)
小型原子炉における役割
島根原発を持つ電力会社として原子力案件の需要主体
小型原子炉における強み
- 島根原子力発電所の保有・運営実績があり、原子力の安全運用ノウハウを持つ
- 上関原子力発電所の計画地を確保しており、将来的な導入・展開余地がある
- 既存の原子力設備と人材・保守管理体制をSMR導入時に転用しやすい
小型原子炉におけるリスク
- SMRは現時点で直接の自社技術ではなく、導入は将来の選択肢にとどまり不確実性が高い
- 経営・コスト面の不確実性が大きく、採算性の見通しが立ちにくい
- 島根原発を含む既存原子力発電所で安全性への信頼確保や規制対応が継続課題となる
- 原子力規制委員会の審査やコメント対応が必要で、計画や運用の進捗が左右されやすい
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):島根原発で採用実績があり、SMRの技術・原子炉メーカーとして調達や採用先の比較対象になる
- NuScale Power:米国のSMR開発企業として、SMR技術・商用化で比較される
- 中国核工業集団:中国でSMR開発・商用化を進めており、原子炉市場の競合として比較される
- 関西電力(9503):小型炉の活用を長期計画に明記しており、SMR導入を検討する電力会社として比較される
- 九州電力(9508):小型炉の活用を長期計画に明記しており、SMR導入を検討する電力会社として比較される
東洋炭素(5310)
小型原子炉における役割
高温ガス炉向けの高純度等方性黒鉛を供給
小型原子炉における強み
- 等方性黒鉛で世界トップシェア級の供給力を持つ
- 高温ガス炉や高温マイクロ原子炉向けの黒鉛材料で受注実績がある
- 原子炉の過酷な環境に必要な高品質黒鉛を提供できる技術力がある
小型原子炉におけるリスク
- 次世代炉開発特有の不確実性が大きい
- 供給先である原子力産業全体の構造的課題の影響を受けやすい
小型原子炉における競合
- 日本カーボン(5302):原子炉向け黒鉛材料や次世代炉向け炭素材料で競合するため
- レゾナック・ホールディングス(4004):特殊炭素製品や産業用黒鉛市場で競合するため
- SGLカーボン:等方性黒鉛を含む炭素材料分野で競合するため
フジクラ(5803)
小型原子炉における役割
核融合発電向けの高温超電導線材に関与
小型原子炉における強み
- 小型原子炉・核融合炉に不可欠な高温超電導線材で世界トップクラスの技術力とシェアがある
- 京都フュージョニアリングやUKAEAとの協業実績がある
- 核融合実証炉向けにレアアース系高温超電導線材の本格納入を開始している
- 核融合発電関連需要に対応するため生産能力を増強している
小型原子炉におけるリスク
- 過去に原子力発電所向けケーブルで試験成績書の書き換えなどの不適切事案があり、信頼性・品質面のリスクがある
- 原子力発電所向け製品の不適切行為を巡り、原子力事業者による調査や使用確認の対象になった経緯がある
小型原子炉における競合
- 古河電気工業(5801):電線・高温超電導線材分野で比較される同業他社として挙がっている
- 住友電気工業(5802):電線御三家の一角として、超電導線材や電線関連で競合しやすい
- 三菱重工業(7011):小型原子炉・SMR開発の比較対象として挙がっている
- 東芝(6502):小型原子炉・SMR開発の比較対象として挙がっている
古河電気工業(5801)
小型原子炉における役割
核融合発電関連銘柄として言及
小型原子炉における強み
- 小型原子炉そのものではなく、核融合発電向けの高温超電導線材で世界屈指の技術力とシェアを持つ
- トカマクエナジー社との連携強化や出資を通じて、核融合関連の事業機会を取り込んでいる
- 核融合炉向けの超電導線材で生産能力を増強するなど、供給体制を強化している
- 無酸素銅など高い技術と品質で業界をリードしている
小型原子炉におけるリスク
- 小型原子炉(SMR)そのもののメーカーではなく、テーマへの関与が核融合関連材料に限られる
- 核融合発電は実用化・市場形成がまだ途上で、事業化の不確実性が高い
- トカマクエナジー社など特定の開発先との連携に依存する部分がある
- 高温超電導線材を巡って住友電気工業やフジクラとの競争が激しい
小型原子炉における競合
- 住友電気工業(5802):「電線御三家」として、高温超電導線材の開発・供給で競合する
- フジクラ(5803):核融合発電向け部材や高温超電導線材の増産・供給で競合する
重松製作所(7980)
小型原子炉における役割
原発の定期点検や廃炉作業向けの防じんマスクなど保護具を供給
小型原子炉における強み
- 小型原子炉そのものではなく、原子力施設向けの防護具・保護具で強みを持つ
- 防じんマスク・防毒マスクで国内最大手クラスのシェアがある
- 原子力発電所の作業現場で必要な電動ファン付き呼吸用保護具や防護服を提供できる
- 福島第一原発の事故対応や廃炉作業での供給実績がある
- 現場ニーズに応じた製品開発や装着指導を含むサポート体制がある
小型原子炉におけるリスク
- SMR関連の期待先行で株価が変動しやすい
- SMRの実用化時期が遅れるリスクがある
- 同社はSMRを製造・運営する企業ではなく、テーマとの関連が間接的である
- 原子力関連需要は市場動向や案件の進捗に左右されやすい
小型原子炉における競合
- アゼアス(3161):防護服の国内大手として、原発作業向け防護用品で競合する
- 興研(7977):防塵・防毒マスクの大手として、呼吸用保護具分野で競合する
高田工業所(1966)
小型原子炉における役割
原子力発電所の配管工事や設備維持を担うプラント工事会社
小型原子炉における強み
- 原子力プラントの維持・管理(メンテナンス)における高度な技術力
- 原子力発電プラントでの豊富な保全実績
- 原子力プラント向けの保全技術を展開している点
小型原子炉におけるリスク
- SMR関連事業は事業の不確実性が大きい
- 技術面・コスト面の課題で商用化や収益化が遅れる可能性がある
小型原子炉における競合
- 日立製作所(6501):SMRの開発や受注実績があり、小型原子炉分野で競合しやすい
- 三菱重工業(7011):独自の小型軽水炉を開発しており、SMR分野で競合する
- IHI(7013):NuScale関連で同じテーマに関与しており、機器製造面で競合関係にある
- 日揮ホールディングス(1963):NuScaleに出資しており、プラント全体のエンジニアリング領域で競合しやすい
日本精工(6471)
小型原子炉における役割
特殊環境に対応する軸受を開発し、小型原子炉の可動部用途が期待される
小型原子炉における強み
- ベアリング国内最大手で、高精度・高耐久な軸受供給に強い
- 精密機械技術と過酷環境への対応力があり、SMR向け部品に適合しやすい
小型原子炉におけるリスク
- 日本精工は原子炉本体メーカーではなく、SMRとの直接的な事業関連は限定的
- SMRは経済性、安全基準、サプライチェーン構築が課題で、部材需要の立ち上がりが不透明
- 法整備や資金調達の課題で市場拡大が遅れる可能性がある
小型原子炉における競合
- NTN(6472):国内ベアリング大手で、原子力向けの特殊軸受を開発・提供し、日本精工と市場を分け合うため
- ジェイテクト(6473):軸受・精密部品メーカーとして、原子力向けの特殊環境対応軸受で競合しうるため
日本ガイシ(5333)
小型原子炉における役割
がいし・セラミックス技術を生かし、次世代炉の高温環境や廃棄物処理設備に関与
小型原子炉における強み
- 独自のセラミック技術を小型原子炉向けの周辺設備や放射性廃棄物処理に応用できる
- 低レベル放射性廃棄物処理設備で高いシェアと実績がある
- 原子力設備の設計・保守で長年の知見があり、安全運転への貢献が期待される
小型原子炉におけるリスク
- 日本ガイシはSMRの原子炉本体メーカーではなく、恩恵は周辺設備需要に限定されやすい
- SMRは開発段階で、商用化の遅れや計画中止 হলে関連投資の回収が不確実
- SMR自体に経済性、安全基準、サプライチェーン構築の課題がある
小型原子炉における競合
- IHI(7013):小型原子炉分野への参入が言及されており、SMR関連で比較対象になりやすい
- 日揮ホールディングス(1963):SMR関連でアンモニア・水素など周辺技術の文脈で比較対象として挙がっている
- カナデビア(7004):SMR関連で周辺設備・技術の比較対象として挙がっている
- 木村化工機(6378):SMR関連で周辺設備・技術の比較対象として挙がっている
- 日立製作所(6501):グループ会社の日立GEニュークリア・エナジーを通じて原子力設備を展開しており比較対象になりやすい
- 日立GEニュークリア・エナジー:原子力発電設備を展開しており、SMR関連で比較されやすい
- GE日立ニュークリア・エナジー:小型原子炉や原子力発電設備の文脈で比較対象になりやすい
- ニュースケール・パワー:SMRを開発する米新興企業として、SMR市場で競合・比較対象になりやすい
神鋼環境ソリューション(6347)
小型原子炉における役割
原子力関連の水処理・廃棄物処理設備に関わる
小型原子炉における強み
- 祖業のグラスライニング技術があり、耐食性・耐久性が求められる特殊プロセス機器に強い
- 神戸製鋼グループの環境事業を担う中核企業として、原子炉周辺のプロセス機器や脱炭素技術で存在感がある
- 水素発生装置(水電解装置)の開発実績があり、オンサイト型の小型化ニーズに対応しやすい
小型原子炉におけるリスク
- 公表ベースで小型原子炉(SMR)そのものを開発・製造している事実は確認できず、テーマへの直接的な関与は限定的
- 主力はごみ焼却炉、水処理施設、水素発生装置などで、SMR市場の拡大がそのまま業績に結びつくとは限らない
小型原子炉における競合
- 日立製作所:SMR関連企業として検索結果に挙がっており、原子力技術面で比較対象になりやすい
- 日本製鋼所:原子炉容器や大型鋳鍛鋼製品の高い技術を持ち、SMR向け部材の比較対象になりやすい
- 三菱重工業:原子炉関連の大型機器・技術で知られ、SMR周辺で競合候補として見られやすい
- IHI:原子炉関連の大型鋳鍛鋼・機器技術で比較対象になりやすい
荏原製作所(6361)
小型原子炉における役割
原子力発電所向けの主給水ポンプや循環水ポンプなどの機器供給
小型原子炉における強み
- 原子力向け特殊ポンプで世界的な実績がある
- BWR・PWRの一次/二次系ポンプ、非常用冷却水ポンプ、海水循環ポンプまで供給できる
- ECCSポンプなど、原子力の安定運用に必要な高信頼機器の開発実績がある
小型原子炉におけるリスク
- SMR本体の開発・製造企業ではなく、参画は主にポンプなどの関連機器供給に限られる
- SMRの商用化時期や市場拡大が不透明で、投資回収が遅れるリスクがある
- 脱炭素化により化石燃料関連ポンプ事業の市場縮小圧力を受ける可能性がある
小型原子炉における競合
- 酉島製作所:ポンプ製造で荏原製作所の代表的な競合として挙げられている
- 日立製作所:日立GEニュークリア・エナジーを通じてSMRや原子力機器分野で比較対象になる
- 三菱重工業:次世代小型原子炉の開発主体としてSMR分野で競合・比較対象になる
- IHI:SMR関連の新興企業への出資などで小型原子炉分野に参入している
東洋エンジニアリング(6330)
小型原子炉における役割
総合エンジニアリングとして次世代炉の設計・建設関連が注目される
小型原子炉における強み
- プラント全体の設計・調達・建設(EPC)能力がある
- 化学・エネルギー分野で培った技術を水素・アンモニアなどの脱炭素燃料に応用できる
- アンモニア製造など脱炭素燃料関連の技術・知見がある
小型原子炉におけるリスク
- 建設コストの大幅な超過リスクがある
- SMRの商用化が遅れると事業化が進みにくい
- 特定の大型案件への依存が経営に打撃を与える可能性がある
小型原子炉における競合
- 日揮ホールディングス(1963):同じくSMR分野で海外メーカーと組み、EPCを担う国内大手プラントエンジニアリング企業
- 千代田化工建設(6366):SMR関連で比較対象になりやすい国内大手プラントエンジニアリング企業
- 三菱重工業(7011):SMR関連の実施主体として挙げられており、原子力関連で競合しうる
- 日立製作所(6501):小型原子炉関連企業として挙げられており、SMR領域で競合しうる
- IHI(7013):SMR関連の実施主体として挙げられており、関連市場で競合しうる
- カナデビア(7004):SMRにおいて比較対象として挙げられている国内企業
大同特殊鋼(5471)
小型原子炉における役割
原子炉構造材向けの高機能特殊鋼を供給
小型原子炉における強み
- 過酷な環境に耐える高性能な特殊鋼の開発・製造能力がある
- ニッケル合金や耐熱ステンレスなど、耐熱・高耐食性材料の提供実績がある
- 顧客ニーズに合わせた規格外材料の開発ノウハウと、特殊鋼の開発・調達・加工ノウハウが豊富
- 知多工場のような世界最大級の一貫製造工場を持ち、幅広いニーズに対応できる
小型原子炉におけるリスク
- SMR向け部材は高い耐熱性・耐食性が求められ、製造技術開発に失敗や遅延があると競争力を失う
- 原子力部材は安全基準が極めて厳しく、品質保証の不備が大きな経営リスクになりうる
- SMRや革新炉の市場形成には外部環境の不確実性があり、需要拡大が読みにくい
- SMRが製造規模の経済性を達成できず、建設速度やコスト面で不利になる可能性がある
小型原子炉における競合
- 日本製鋼所(5631):原子炉容器や大型鋳鍛鋼製品で高い技術を持ち、原子力部材分野で比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):SMRや原子力関連設備に関与し、大型鋳鍛鋼製品の領域で競合しうる
- IHI(7013):原子炉関連の大型鋳鍛鋼製品で高い技術を持つため、比較対象になりやすい
- 日立製作所(6501):小型原子炉の会社として挙げられており、SMR分野で比較対象になりやすい
- 関西電力(9503):小型原子炉の会社として挙げられており、SMR関連の比較対象になりやすい
まとめ
本記事ではKabuMartの独自調査結果をまとめました。投資の参考にしてみてください。
また、KabuMartでは本記事のような調査を利用者の方も実施することができます。