
次世代地熱の関連銘柄
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KabuMart調査日:2026年03月26日
次世代地熱の全体像
次世代地熱について
次世代地熱(次世代型地熱発電)は、従来の技術では発電が難しかった深部や、熱水のない地域でも地熱を利用できるようにする革新的な地熱利用技術の総称です。日本は世界第3位の地熱資源量を持ちながら、これまで国立公園や温泉地に多いという制約で開発が進みにくい状況がありました。 次世代地熱は、こうした制約を乗り越えて開発可能地域を広げることが期待されており、政府は2030年代初頭の商用運転開始や2050年までの大規模導入を目指しています。脱炭素電源としてだけでなく、エネルギー自給率や地域開発にも関わるテーマとして注目されています。
次世代地熱の社会的影響
- 深部や熱水のない地域も対象にできるため、従来の地熱では開発できなかった場所での電源化が進む可能性がある。
- 日本のエネルギー自給率向上や脱炭素化を進める「ゲームチェンジャー」として期待されている。
- 政府は2050年までに7.7GW、118地域での開発を目標としており、関連投資や事業機会の拡大につながる。
- 経済効果は最大46兆円との試算があり、電力産業だけでなく地域経済にも波及しうる。
- 温泉地以外でも開発可能になることで、立地制約の緩和が進み、地熱発電の適地が広がる可能性がある。
次世代地熱のリスク
- EGSでは地下に水を圧入して人工貯留層を作るため、微小地震を誘発する懸念がある。
- 超臨界地熱では極めて高温・酸性などの過酷な環境により、井戸管や発電設備の腐食・劣化リスクが高い。
- クローズドループ方式では、長期にわたってどれだけ効率的かつ持続的に熱を回収できるか不確実性がある。
- 地熱資源リスクは従来型・次世代型を問わず内包されており、調査や運用の不確実性が残る。
次世代地熱の課題
- 実用化には技術的・経済的・社会的な課題がある。
- 超臨界・EGS・クローズドループなどの革新技術について、確実な熱回収を実現するための技術確立が必要。
- 高温・腐食環境に耐える材料や設備の開発が求められる。
- 探査・掘削・運用に伴う不確実性が大きく、事前に資源量や生産性を見極めにくい。
- 導入コストが大きく、経済性の確立が普及拡大の前提となる。
- 国立公園や温泉事業者との調整など、立地・制度・社会受容面の制約がある。
関連銘柄を網羅的に紹介します。
東洋エンジニアリング(6330)
次世代地熱における役割
次世代地熱の開発・実証で米企業と協業
次世代地熱における強み
- クローズドループ(同軸二重管)方式の次世代地熱技術を推進している
- GreenFire Energy社との提携により、次世代型地熱の展開を進めている
- 長年のプラント建設で培ったエンジニアリング統合力が強み
- JOGMECの次世代型地熱発電技術に関する調査事業で提案が採択されている
次世代地熱におけるリスク
- 次世代地熱技術が実証段階で、技術・実証リスクがある
- 海外での展開が前提のため、案件ごとのリスク管理が必要
- 地熱発電は地下調査や掘削に費用がかかり、初期投資・経済性のリスクが大きい
- 地熱資源の開発は地下条件の不確実性が高く、開発リスクを伴う
次世代地熱における競合
- 三菱商事:次世代地熱分野で同様に開発を進める主な競合として挙げられている
- 日揮ホールディングス:次世代地熱分野で競合する大手総合プラントエンジニアリング企業として挙げられている
- 千代田化工建設:次世代地熱分野で競合する大手プラントエンジニアリング企業として挙げられている
三井物産(8031)
次世代地熱における役割
次世代地熱開発の米新興企業への出資・事業展開
次世代地熱における強み
- 石油・ガス開発で培った地下探査・掘削技術を次世代地熱に転用できる
- 米Fervo Energyなど世界最先端スタートアップへの戦略的出資で新技術を取り込める
- MOECOを通じた海外企業との提携実績があり、実証・事業化を進める実行力がある
次世代地熱におけるリスク
- 膨大な初期投資が必要
- 技術的な不確実性が高い
- 収益化までのリードタイムが長い
次世代地熱における競合
- 三菱商事(8058):米Quaise Energyなどと提携し、次世代地熱の国内・アジア展開を狙う競合
- 中部電力(9502):海外スタートアップと組んで次世代地熱技術を確保し、国内展開を目指す競合
- INPEX(1605):従来型地熱で実績があり、地熱開発領域が重なる競合
- 三菱重工業(7011):技術供与・機器提供を担い、地熱事業の周辺領域で重なる競合
三菱商事(8058)
次世代地熱における役割
EGS型の次世代地熱開発企業への出資
次世代地熱における強み
- Quaise Energyなど世界最先端の掘削技術系スタートアップへの早期出資
- 長年のエネルギー資源開発で培った実績とネットワークを活用できる
- インドネシア最大級の地熱発電案件への出資など、地熱分野での実績がある
次世代地熱におけるリスク
- 深部高温岩体や超臨界地熱などの技術がまだ未確立
- 掘削・開発に巨額の初期投資が必要で、採算性が不透明
- 規制・法令対応や地元調整の難しさがある
次世代地熱における競合
- 三井物産(8031):次世代地熱の米新興企業に出資しており、商社間で技術確保と案件獲得を競う
- 伊藤忠商事(8001):地熱開発案件に日本勢として関与しており、商社として同分野で競合する
- 九州電力(9508):インドネシアの地熱開発で日本勢として出資・参画しており、案件獲得で競合する
- INPEX(1605):地熱発電所の拡張を進める資源開発企業として、地熱案件で競合する
- 電源開発(9513):地熱発電所の開発・運営実績があり、地熱発電事業で競合する
三菱重工業(7011)
次世代地熱における役割
米地熱ベンチャーへの出資や発電技術面での関与
次世代地熱における強み
- 地熱発電設備で世界トップクラスのシェアと豊富な納入実績がある
- 蒸気タービン技術に強みがある
- グループでバイナリー発電など次世代方式をカバーできる
- 海外を含む技術連携・展開力がある
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱やEGSなど次世代地熱は技術的・地質的な不確実性が高い
- 深部掘削や資源確保の失敗リスクがある
- 開発コストが大きく、回収までの期間も長期化しやすい
- 米国の政策動向など外部環境の変化を受けやすい
次世代地熱における競合
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱タービン市場で三菱重工業とシェアを分け合う日本勢の競合
- 富士電機:地熱タービン市場で三菱重工業と競合する日本メーカー
出光興産(5019)
次世代地熱における役割
地熱発電開発プロジェクトを担当
次世代地熱における強み
- 石油開発で培った高度な地下探査・掘削技術を次世代地熱に転用できる
- 地下探査・掘削の知見を背景に、高い開発成功率が強みとされる
- 秋田・湯沢などで地熱開発を進め、同社初の地熱発電所稼働や重要電源開発地点の指定、新エネ大賞受賞などの実績がある
次世代地熱におけるリスク
- 地熱井の掘削や発電所建設に莫大な初期投資が必要
- 地下資源の不確実性が高く、掘削や貯留層造成の成否に左右されやすい
- 調査から営業運転開始まで長期化しやすく、投資回収が長くなる
次世代地熱における競合
- INPEX(1605):次世代地熱の国内開発で競合しうる石油・資源開発大手
- 中部電力(9502):クローズドループ方式など次世代地熱の実用化を進める電力会社として競合
- 三菱商事(8058):次世代地熱発電の開発に参入しており、案件獲得で競合
- 大林組(1802):地熱発電プロジェクトに関与しており、開発・建設面で競合
大同特殊鋼(5471)
次世代地熱における役割
超臨界地熱発電向けの材料・部材関連
次世代地熱における強み
- 超臨界地熱・EGS向けの高温高圧、強腐食環境に耐える材料開発力
- パッカー用の耐食合金開発など、地下深部向け用途の開発実績
- 特殊鋼の開発・調達・加工ノウハウと海外パートナーとの共同開発体制
次世代地熱におけるリスク
- 地下深部の過酷環境に耐える材料開発の技術難易度が高い
- 事業化までの時間が長く、商用化の遅れが生じやすい
- 次世代地熱自体が開発難度の高い領域で、実用化に不確実性がある
次世代地熱における競合
- Eavor Technologies:クローズドループ方式で次世代地熱の開発を進めるため、同テーマで比較対象になりやすい
- Fervo Energy:次世代地熱発電のスタートアップとして技術開発を進めており、同分野の競合候補
- 三菱重工業(7011):次世代地熱発電の技術開発や商機獲得を進める企業として比較対象になりやすい
- 中部電力(9502):次世代地熱発電に出資・参画しており、開発推進側の競合・比較対象になりやすい
- 鹿島建設(1812):次世代地熱の開発案件に出資・参画しており、同テーマで比較されやすい
オリックス(8591)
次世代地熱における役割
国内のバイナリー地熱発電案件を推進
次世代地熱における強み
- 米オーマット・テクノロジーとの戦略的提携により、世界トップクラスの地熱技術を取り込める
- 北海道南茅部など、国内最大規模のバイナリー方式地熱発電所の開発・運転実績がある
- 温泉事業やホテル運営と連動した、多角的な運営ノウハウを持つ
次世代地熱におけるリスク
- 地熱発電は初期投資や建設コストが大きい
- 地下資源の不確実性が高く、探査・掘削の成否に左右されやすい
- 地域社会との調整が必要で、開発に時間を要しやすい
次世代地熱における競合
- 東京電力ホールディングス(9501):地熱発電のテーマ株として開発・運営の比較対象になりやすい電力大手
- 関西電力(9503):地熱発電のテーマ株として開発・運営の比較対象になりやすい電力大手
- 九州電力(9508):国内で地熱事業を手掛ける電力大手として、開発・運営面で競合しやすい
- 三菱商事(8058):次世代の地熱発電所開発に乗り出す企業として競合対象になる
- 大成建設(1801):次世代型地熱発電の開発に動いており、開発プレイヤーとして競合しうる
- 富士電機(6504):地熱発電設備で世界トップシェアとされ、設備提供・技術面で競合しやすい
きんでん(1944)
次世代地熱における役割
地熱発電設備の施工を担当
次世代地熱における強み
- 総合設備エンジニアリング企業として、次世代地熱で必要な高度な施工・保守技術を持つ
- 再生可能エネルギー分野での豊富な実績がある
- 関西電力グループの総合設備工事会社として、電力・エネルギー案件の知見がある
次世代地熱におけるリスク
- 地下数千メートル級の掘削や高温高圧環境での施工難度が高い
- 予期せぬ地層条件により工期遅延やコスト増が起こりやすい
- 空井戸のリスクがあり、期待した温度や蒸気量が得られない可能性がある
次世代地熱における競合
- 中部電力(9502):次世代地熱の海外スタートアップ投資や商業運転を進める同分野の有力プレーヤー
- 三菱商事(8058):米国の次世代地熱企業と組み、開発を進める同分野の競合
- 東洋エンジニアリング(6330):米企業と協業して次世代地熱を開発・実証している同業の競合
- 鹿島建設(1812):次世代地熱案件への資本参加があり、同領域で競合しうる建設会社
- Eavor Technologies:クローズドループ方式の次世代地熱で先行する海外スタートアップ
- Fervo Energy:次世代地熱発電の開発を進める海外スタートアップ
- Quaise Energy:米国で次世代地熱開発を進める海外スタートアップ
中部電力(9502)
次世代地熱における役割
Eavor社への出資を通じて次世代地熱開発を推進
次世代地熱における強み
- 世界初となる商用クローズドループ技術(AGS)に先駆的に参画している
- 蒸気や熱水が乏しい地域でも発電できるため、立地制約が小さい
- 火山地帯や温泉地以外でも開発できる「場所を選ばない」発電ポテンシャルがある
次世代地熱におけるリスク
- クローズドループ技術は商業化の初期段階で、長期の安定稼働や発電効率の維持が未検証
- 次世代型は深い場所まで掘削するため、高い掘削コストがかかる
- 初期投資や建設コストが高く、経済性の確保が難しい
次世代地熱における競合
- 三菱商事:次世代地熱発電の分野で、独自技術を持つスタートアップと提携して商用化を進める競合として挙げられている
- I(NPEX):次世代地熱発電の分野で、独自技術を持つスタートアップと提携して商用化を進める競合として挙げられている
鹿島建設(1812)
次世代地熱における役割
Eavor社への出資と地熱発電インフラ建設に関与
次世代地熱における強み
- クローズドループ方式の次世代地熱発電で、温泉への影響懸念を回避しやすい点
次世代地熱におけるリスク
- 技術が未確立で、事業性に不確実性がある点
- 巨額の初期投資が必要な点
次世代地熱における競合
- スーパーゼネコン各社:同じ建設会社として、次世代地熱発電の国内展開で競合しうるため
- 重電メーカー:地熱発電の心臓部を担う設備・機器分野で競合しうるため
- Eavor同様の技術を持つ海外スタートアップ:クローズドループ方式など同様の次世代地熱技術を持つため
INPEX(1605)
次世代地熱における役割
地熱事業子会社を通じて地熱開発を進める
次世代地熱における強み
- 石油・天然ガス開発で培った地下探査・評価技術を次世代地熱に転用できる
- 大深度掘削や高精度な傾斜掘削など、深い熱源に対応できる掘削技術を持つ
- 国策企業的な側面があり、長期・高リスク案件を進めやすい資本力と経営基盤がある
- 海外を含む資源開発の運営ノウハウがあり、地熱の拡張案件に展開しやすい
次世代地熱におけるリスク
- 4,000〜5,000m級の深部や高温環境を掘削する技術的難易度が高い
- ドリル刃の摩耗や機材の耐熱性など、掘削・設備面の制約が大きい
- 地下構造の不確実性が高く、期待した蒸気や熱水が得られないリスクがある
- 開発コストが莫大で、事業採算性が見えにくい
- 次世代地熱は開発期間が長く、事業化の不確実性が高い
次世代地熱における競合
- 石油資源開発(1662):同様に石油・ガス開発で培った掘削技術を背景に、地熱分野で比較対象になりやすい
- 東京電力ホールディングス(9501):地熱発電のテーマ株として挙げられており、地熱発電開発の比較対象になる
- 関西電力(9503):地熱発電のテーマ株として挙げられており、地熱発電開発の比較対象になる
巴工業(6309)
次世代地熱における役割
地熱発電にも使えるバイナリー発電装置を販売
次世代地熱における強み
- 長年培った遠心分離技術を核に、次世代地熱発電の効率化と安定稼働を支えられる
- 熱源水中の不純物やスケールを除去し、熱交換器の閉塞や発電効率低下、設備故障の抑制に寄与できる
- 125kWバイナリー発電装置事業の取得により、次世代地熱向けの事業領域を拡充している
次世代地熱におけるリスク
- 地熱資源の不確実性が高く、期待した発電量や事業化が実現しないリスクがある
- 掘削や設備建設を含む初期投資が高額になりやすく、採算悪化の可能性がある
- 地域住民や温泉業者との調整が必要で、開発が進みにくいリスクがある
次世代地熱における競合
- 新日本造機株式会社:地熱発電用蒸気タービンや関連機器の供給で競合しうるため
- 三菱重工業株式会社(7011):地熱発電用タービンなどプラント機器の供給で競合しうるため
- 富士電機株式会社(6504):地熱発電用タービン・関連機器の分野で競合しうるため
- 東芝エネルギーシステムズ株式会社:地熱発電向けの大型設備・システム供給で競合しうるため
- Eavor Technologies:次世代型地熱のクローズドループ技術で市場を分け合う存在として挙げられるため
- Fervo Energy:次世代地熱の先端技術を持つ海外スタートアップとして競合しうるため
Jパワー(9513)
次世代地熱における役割
地熱発電所の運営を担う
次世代地熱における強み
- 地熱発電で半世紀以上の開発・運営実績があり、探査から建設、保守運用まで一貫した知見を持つ
- 日本初の大型地熱発電所の運転開始以来の運営ノウハウがあり、国内トップクラスの技術基盤を持つ
- 地熱発電坑井向けの最新式大口径掘削リグを導入しており、リアルタイム表示や自動化連動で効率と安全性の向上が期待できる
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱やクローズドループ方式は未踏領域で、掘削や熱抽出の技術難易度が非常に高い
- EGSやクローズドループでは長期間安定して熱を取り出せるかの実証データが不足している
- 超臨界水の強い腐食性により、タービンや配管の劣化、修繕コスト増大の懸念がある
- 地熱は地下探査や掘削に多額の費用がかかり、初期投資・建設コストや開発リスクが高い
次世代地熱における競合
- 中部電力(9502):次世代地熱のクローズドループ開発で先行し、海外プロジェクトにも参画しているため
- 九州電力(9508):国内最大の地熱発電量を持ち、次世代技術の研究開発でも競合として挙げられているため
- 出光興産(5019):国内の地熱発電プロジェクトで有力なプレーヤーとして挙げられているため
- 石油資源開発(1662):地熱開発実績を持つ国内企業として、次世代地熱でも競合とみなされているため
- Eavor:クローズドループ方式の次世代地熱で世界初の商用案件を進めており、技術面で競合するため
- Fervo Energy:米国の次世代地熱スタートアップとして注目されており、開発競争の相手になりやすいため
三菱マテリアル(5711)
次世代地熱における役割
地熱発電所の運営に関与する関連企業
次世代地熱における強み
- 鉱山開発で培った地下探査・資源評価技術があり、地熱開発に活かせる
- 国内トップクラスの地熱開発・運営実績がある
- 安比地熱などの共同出資案件を通じて、開発・運営の実績を積み上げている
次世代地熱におけるリスク
- 調査・掘削などの初期投資が大きく、井戸1本あたりの費用負担が重い
- 次世代地熱は超臨界地熱発電やEGSなど技術的不確実性が高い
- 開発期間が長く、リターンが見えにくい
- FIT/FIP制度終了後の自立化が課題
次世代地熱における競合
- 三井物産:次世代地熱開発の米新興への出資が示されており、同テーマの開発・投資先として競合しうる
- 三菱商事:地熱発電所開発の新技術に関わる企業として、次世代地熱の開発で比較対象になりやすい
- 三菱重工:米国の次世代地熱発電関連で商機があるとされ、同テーマで競合・比較対象になりうる
- 住友商事:地熱発電の設備容量拡大に関わる企業として、地熱開発分野で比較対象になりやすい
- 中部電力:次世代地熱発電技術への取り組みに出資した企業として、同テーマで比較対象になりうる
- 鹿島建設:次世代地熱発電技術への取り組みに関与しており、開発面で競合・比較対象になりうる
富士電機
次世代地熱における役割
地熱発電向け設備の納入実績を持つ
次世代地熱における強み
- 地熱発電用タービンで世界トップクラスのシェアを持つ
- 大規模地熱プロジェクトの完工実績がある
- 二相流計測システムなど、蒸気と水の状態を把握して効率最適化できる独自技術を持つ
- 地熱成分による腐食・劣化に対応する防食・材料技術の蓄積がある
- 設備納入だけでなく、保守・アフターまで含めた対応力がある
次世代地熱におけるリスク
- 次世代地熱は技術的な不確実性が大きい
- 掘削の不調や地下資源の想定外で、開発が失敗するリスクがある
- 初期投資・建設コストが大きく、資金負担が重い
- 温泉事業者など地域との合意形成が難しい
- 従来とは異なる高温・高圧環境や地下構造への対応が必要になる
次世代地熱における競合
- 三菱重工業(7011):地熱タービンや地熱発電設備で比較される国内メーカーとして挙げられている
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンの国内メーカーとして、富士電機とシェアを争う対象になっている
- Eavor Technologies:クローズドループ型など次世代地熱技術を展開する海外スタートアップとして競合に挙げられている
- Fervo Energy:次世代地熱発電の開発を進める海外スタートアップとして競合に挙げられている
川崎重工業(7012)
次世代地熱における役割
地熱発電向けの蒸気タービンやバイナリー発電装置を手掛ける
次世代地熱における強み
- 80〜120℃程度の低温熱源を活用できるグリーンバイナリータービンを展開している
- 地熱・温泉熱水や排ガスなど、従来型地熱では使いにくい熱源の有効利用に強みがある
- 次世代エネルギーの水素サプライチェーンと組み合わせたソリューションを打ち出している
- 地熱発電用蒸気タービンや分散型発電システムの実績・知見がある
次世代地熱におけるリスク
- 地熱開発は掘削費用が高く、事前調査から運転開始まで約10年かかるため投資回収リスクが大きい
- 地熱開発は地域住民の理解や規制対応が必要で、案件進行が遅れやすい
- 次世代地熱は開発競争が進んでおり、国内外の競合技術に対する優位性維持が課題になりやすい
次世代地熱における競合
- 三菱重工業(7011):地熱タービン分野で日本勢の主要プレーヤーとして、次世代地熱でも競合しやすい
- 東芝(6502):地熱発電用タービンで日本勢の一角を占め、比較対象になりやすい
- Eavor Technologies:クローズドループ方式など次世代地熱技術を開発する海外スタートアップとして競合する
- Fervo Energy:次世代地熱発電の海外スタートアップとして、日本勢と技術開発・商機を競う
日揮ホールディングス(1963)
次世代地熱における役割
地熱発電所の建設実績があり、次世代地熱技術への出資も行う
次世代地熱における強み
- 長年培ったプラントエンジニアリングの知見を活かせる
- 低コスト・短納期でプラント建設を進められる
- 海外の最先端スタートアップとのネットワークがある
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱やクローズドループなど、技術の確立が難しい
- 開発コストが大きく、回収までの期間も長い
- 掘削しても期待通りの熱源や蒸気を得られない空掘りリスクがある
- 強酸性の熱水や超高温・高圧環境への耐性が必要で、建設不確実性が高い
次世代地熱における競合
- 三菱重工業(7011):地熱発電プラントを手掛けており、同じプラント建設・設計領域で競合する
- 千代田化工建設(6366):エンジニアリング大手として、地熱を含むエネルギー設備のEPCで競合する
- 東洋エンジニアリング(6330):プラント建設を担うエンジニアリング会社として、地熱関連の案件で競合しうる
- 富士電機(6504):地熱発電用タービンなどの設備分野で、同じ市場の競合となる
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンのメーカーとして、同じ設備領域で競合する
IHI(7013)
次世代地熱における役割
バイナリー発電などの小型・次世代地熱設備に関与する
次世代地熱における強み
- エネルギー機器で培った熱回収技術を次世代地熱に応用できる
- 低温熱源向けのバイナリー発電パッケージ「ヒート20/100」を持つ
- スクロール膨張機の採用により、変動する熱源でも高効率を維持しやすい
- ボイラやガスタービンで培った熱交換・システム統合技術がある
- 低温・小規模な熱源から電力を取り出せる分散型エネルギー対応力がある
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱などでは高温・高圧環境に耐える材料や掘削技術の確立が課題
- 掘削しても十分な熱源が得られない空井戸リスクがある
- 初期投資や建設コストが高く、回収に失敗する可能性がある
- 掘削や設備設置による景観・環境影響で地元反対が起こりうる
- 温泉源の湯量低下や枯渇への懸念が事業化の障害になりうる
次世代地熱における競合
- 三菱重工業(7011):地熱発電用タービンやプラント建設で競合し、次世代地熱の知見獲得にも取り組む
- 川崎重工業(7012):中低温熱源向けのバイナリー発電設備などでIHIと受注を競う
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンの国内メーカーとして比較対象になりやすい
- 富士電機(6504):地熱発電用タービンの国内メーカーとして比較対象になりやすい
三菱瓦斯化学(4182)
次世代地熱における役割
地熱開発の調査井や掘削に関わる探鉱・掘削技術を持つ
次世代地熱における強み
- 化学メーカーとしては唯一の発電事業者で、次世代地熱で独自性がある
- 長年培った地下資源開発の技術力を活かせる
- 安比地熱発電所などの共同事業を通じて地熱発電の運営に直接参画している
次世代地熱におけるリスク
- 地下資源を扱うため、探査・開発の不確実性が大きい
- 井戸掘削や発電所建設を含む初期投資・開発コストが高い
- 法規制や地元調整などの外部環境によって開発が左右される
次世代地熱における競合
- J-POWER(電源開発)(9513):安比地熱の共同出資者であり、国内最大級の地熱発電事業者として次世代地熱の開発・運営で競合しうる
- 三菱マテリアル(5711):安比地熱の共同出資者で、地熱開発の知見を持つため比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):地熱技術で先行する企業として、次世代地熱技術の文脈で競合・比較対象になる
- INPEX(1605):地熱技術で先行する企業として、次世代地熱発電の開発競争で比較対象になる
東京電力ホールディングス(9501)
次世代地熱における役割
地熱開発案件への出資・参画を通じて次世代地熱に関与する
次世代地熱における強み
- 子会社の東京電力リニューアブルパワーを通じて、次世代地熱の開発体制を持つ
- 新たな熱回収技術やクローズドループ方式の導入で、開発リスクの低減と工期短縮を狙える
- 三井石油開発との共同検討により、従来より短工期の新手法開発を進められる
次世代地熱におけるリスク
- 次世代型地熱は閉回路方式などを含め、技術・開発面の不確実性が残る
- 開発には財務・リソース面の負担が大きくなりやすい
- 地域・環境面のリスクがあり、温泉への懸念など地域合意形成が課題になりうる
- 地熱開発は調査に時間がかかり、開発コストも高い
- 洪水や点検・工事トラブルによる停止リスクがある
次世代地熱における競合
- 中部電力(9502):次世代地熱で海外スタートアップEavorへの出資が言及されており、同分野の電力会社として比較対象になりやすい
- 九州電力(9508):地熱発電で実績がある大手電力会社として、次世代地熱の開発競争で比較対象になりやすい
- 電源開発(9513):地熱発電案件への出資・開発実績があり、同テーマの競合として比較されやすい
- INPEX(1605):地熱案件への参画があり、資源開発企業として次世代地熱の開発競争で比較対象になりやすい
- 出光興産(5019):地熱事業への出資参画があり、資源・エネルギー開発の競争相手として比較されやすい
石油資源開発(1662)
次世代地熱における役割
国内外で地熱開発を推進し、クローズドループ技術の実証事業にも出資
次世代地熱における強み
- 石油開発で培った高度な掘削技術を次世代地熱に転用できる
- 地下構造解析能力を地熱開発に活かせる
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱などでは高温・高圧蒸気による腐食や装置劣化の懸念がある
- 掘削してみるまで資源量や質が分からない資源リスクがある
- 10年を超える長期開発と多額の初期投資が必要になりやすい
- 国立公園内などの開発規制や温泉事業者との調整が必要になる
- EGSでは誘発地震の懸念がある
次世代地熱における競合
- INPEX(1605):石油・ガス開発の技術を活かして地熱井掘削や地熱強化を進める同業
- 出光興産(5019):石油元売り大手として地熱発電事業に参入している競合
- 三菱商事(8058):次世代地熱発電所の開発に乗り出している総合商社
- 大林組(1802):地熱プロジェクトに関与しており、開発面で比較対象になりやすい
- Eavor Technologies:クローズドループ方式の次世代地熱を開発する海外企業
- Fervo Energy:EGS系の次世代地熱を推進する海外スタートアップ
ENEOSホールディングス(5020)
次世代地熱における役割
石油元売りとして地熱発電事業の拡大を表明
次世代地熱における強み
- 石油・天然ガス開発で培った高度な掘削技術と地下解析技術を次世代地熱へ転用できる
- 国内外の有望企業との戦略的提携を進められる
- 再生可能エネルギーの電源開発・運営でメジャープレーヤーの地位がある
次世代地熱におけるリスク
- 超高温・高圧の地下環境では掘削機器や計測機器が破損しやすい
- 超臨界水の強い酸性による腐食やスケーリングで設備劣化・配管詰まりが起こりうる
- 開発には巨額の先行投資が必要で、事業化の不確実性が高い
- 地元との調整など社会的合意形成が必要で、開発が進みにくい
次世代地熱における競合
- 出光興産(5019):次世代地熱発電で競合企業として挙げられている
- INPEX(1605):次世代地熱発電で競合企業として挙げられている
- 三菱重工業(7011):次世代地熱発電のプラント・機器分野で競合とされている
日鉄鉱業(1515)
次世代地熱における役割
地熱調査・掘削技術を活かし、共同で地熱開発を進める
次世代地熱における強み
- 鉱山開発で培った地質調査・地下探査・大口径掘削技術を地熱資源の調査や蒸気生産に転用できる
- 大霧発電所などで長年地熱蒸気供給を担ってきた地下資源開発の知見がある
- JOGMECや他社と共同で次世代地熱の実証を進める官民連携の開発力がある
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱発電やクローズドループ方式など次世代型は従来型より技術的不確実性が高い
- 地下資源の探査・掘削・設備建設に初期投資と建設コストが大きい
- 国立公園や温泉地周辺などでは開発制約や許認可対応が必要になりやすい
次世代地熱における競合
- 三菱商事:クローズドループ方式やEGSなど次世代地熱で競合する大手商社として挙げられている
- I(NPEX):次世代地熱発電分野の主な競合企業として挙げられている
- Eavor Technologies:クローズドループ地熱など次世代地熱技術で比較対象となる海外スタートアップ
- Fervo Energy:次世代型地熱の技術開発で比較対象となる海外スタートアップ
関西電力(9503)
次世代地熱における役割
地熱発電の開発・運営に関与
次世代地熱における強み
- 長年培った電力設備の運用ノウハウとDXを組み合わせた開発・運用力がある
- K4 Digitalを活用し、データと最新デジタル技術で設備業務の効率化・高度化や新規事業創出を進めている
- ふるさと熱電への出資を通じて、地熱発電の実務知見を蓄積している
- ゼロカーボンビジョン2050で、太陽光・水力と並び地熱を再エネ戦略に位置づけている
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱は深い掘削が必要で、掘削コストが大きくなりやすい
- 掘削しても十分な蒸気が得られない空井戸リスクがあり、投資回収が難しくなる可能性がある
- 超臨界水の腐食性が高く、タービンや配管の劣化で保守コストが膨らむ恐れがある
- 地熱発電は初期投資と建設コストが高い
- 日本では大規模地熱発電設備のための土地開発が難しい
次世代地熱における競合
- 東京電力ホールディングス(9501):次世代地熱を含む地熱発電テーマで比較される大手電力会社
- 中部電力(9502):グループ会社が地熱案件に関与しており、同分野の大手電力会社として比較対象になりやすい
- Eavor Technologies:クローズドループ方式など次世代地熱技術を開発する海外スタートアップ
- Fervo Energy:次世代地熱発電を手がける海外スタートアップで、実用化競争の比較対象
神戸物産(3038)
次世代地熱における役割
創業者が地熱発電事業を手掛け、関連銘柄として言及
次世代地熱における強み
- 創業者の強い推進力があり、私財を投じて事業を進める実行力がある
- 従来10〜15年かかる地熱開発を約5年で実現するなど、開発スピードが速い
- 低コスト化と地域共生型モデルを掲げ、地産地消・地域活性化と結びつけやすい
次世代地熱におけるリスク
- 次世代地熱は神戸物産本体とは資本関係のない別会社で運営されており、上場会社への直接的な貢献が見えにくい
- 地熱発電は地下の状況調査が必要で、開発難度が高い
- 火山地帯の国立公園内などでは開発制約や許認可のハードルがある
- 次世代地熱分野では大手商社や電力会社との競争がある
次世代地熱における競合
- 三井物産(8031):次世代地熱の有力プレイヤーとして、米Fervo EnergyやEavor Technologiesへの出資を進めている
- 三菱商事(8058):次世代技術への出資や温泉地以外での発電可能な新技術開発を進めている
- 中部電力(9502):Eavor Technologiesへの出資など、次世代地熱開発に取り組んでいる
- 鹿島建設(1812):Eavor Technologiesへの出資を通じて次世代地熱に関与している
- Fervo Energy:三井物産が出資する次世代地熱の海外スタートアップで、同じ分野の競合となる
- Eavor Technologies:クローズドループ方式の次世代地熱技術を持つ企業で、同分野の比較対象になる
三菱電機(6503)
次世代地熱における役割
地熱用の小型軽量・高効率な発電機を開発
次世代地熱における強み
- 三菱重工業との発電機事業統合により、タービンと発電機の技術シナジーを発揮できる
- 世界最高水準の発電効率(63.3%)を実現する組み合わせで、次世代地熱で競争力がある
- 三菱グループ全体での連携により、包括的なソリューション提供力がある
次世代地熱におけるリスク
- 地熱発電では制御システムや電力流通設備が主な担当で、掘削やタービン製造は三菱重工業が主領域のため、事業上の役割が限定されやすい
- 地熱発電は初期投資や建設コストが高く、開発に時間がかかる
- 地元との調整負担が大きく、案件化や事業進行が遅れやすい
次世代地熱における競合
- 三菱重工業(7011):地熱発電のタービンやシステム全体で競合しつつ、発電機事業では協業関係もある
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンで比較対象となる日本メーカーの一社
- 富士電機(6504):地熱発電用タービンで比較対象となる日本メーカーの一社
電業社機械製作所(6365)
次世代地熱における役割
地熱発電向けのポンプやファンなどの流体機械を供給
次世代地熱における強み
- 過酷な環境下での稼働に耐えうるポンプ・送風機技術を持つ
- 地熱プラント特有の課題に対応するカスタマイズ力がある
- 吸込性能(NPSH)を高めた斜流ポンプで高効率・コンパクト化を実現している
- 耐食性の高い材料選定により長期安定稼働の実績がある
次世代地熱におけるリスク
- 次世代地熱分野は技術開発の不確実性が高い
- 初期コストが高い
- 競合他社とのシェア争いがある
- バイナリー発電などは従来の地熱発電と異なる特有のリスクを抱える
次世代地熱における競合
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンの主要メーカーとして、次世代地熱の設備分野で競合する
- 富士電機:地熱発電用タービンの主要メーカーとして、次世代地熱の設備分野で競合する
- 三菱重工業:地熱発電設備の受注実績があり、次世代地熱の発電設備分野で競合する
- 荏原:ポンプ技術を強みとするため、地熱向け周辺機器分野で競合しうる
- JFEエンジニアリング:次世代地熱開発や関連プラント分野で比較対象になりやすい
- Eavor Technologies:クローズドループ方式の次世代地熱を手掛ける海外スタートアップとして競合する
- Fervo Energy:EGSなど次世代地熱の開発企業として競合する
- 新日本造機:地熱発電用蒸気タービンメーカーとして比較対象になりやすい
北海道電力(9509)
次世代地熱における役割
地熱発電業界の企業一覧に掲載された電力会社
次世代地熱における強み
- 森発電所などで培った地熱発電の運用ノウハウがある
- 森バイナリー発電所で還元熱水の未利用熱を再利用できる
- 追加の掘削なしで発電量増加とエネルギー効率向上が見込める
- 北海道の広い資源ポテンシャルを活かした開発体制がある
次世代地熱におけるリスク
- 次世代地熱は技術的な不確実性が大きい
- 初期コストや建設コストが莫大になりやすい
- 地域社会との調整が必要で、合意形成に時間を要しやすい
- 蒸気噴出などのトラブルで地熱開発への信頼が揺らぐおそれがある
次世代地熱における競合
- 三井物産:北海道内で次世代型地熱発電の開発を進めており、同テーマで競合する
- 三菱商事:クローズドループ方式などの新技術による地熱開発を進めており、競合する
- 中部電力(9502):次世代地熱技術への出資・開発を進めており、同分野で競合する
- 九州電力(9508):次世代地熱技術への出資・開発を進めており、同分野で競合する
- Eavor Technologies:中部電力や九州電力と連携する次世代地熱スタートアップとして、クローズドループ方式で競合する
新日本科学(2395)
次世代地熱における役割
地熱発電業界の売上高ランキングに記載された企業
次世代地熱における強み
- 医薬品開発(CRO)で培った高度な研究開発能力がある
- 鹿児島県指宿市を拠点に、地域社会と共生しながら事業を拡大している
- 国内最大級の民有地(東京ドーム約77個分)を活用した地熱開発を進めている
次世代地熱におけるリスク
- クローズドループ方式など次世代地熱の技術実証性がまだ課題
- 地熱開発は経済的採算性の確保が難しい
- 地域社会との調整が必要で、開発の進捗に影響しうる
次世代地熱における競合
- 三菱商事:Eavor社への出資を通じて、日本やアジアで次世代地熱の展開を目指しており競合になる
- 中部電力:Eavor社に出資し、クローズドループ地熱プロジェクトに参画しているため競合になる
- 鹿島建設:Eavor社への出資を通じて次世代地熱の建設・事業化に関与しているため競合になる
- 石油資源開発:次世代型地熱の技術開発や実証を進める国内企業として競合に挙げられている
- Eavor Technologies:クローズドループ地熱の代表的な海外技術開発企業で、次世代地熱の競合相手
- Fervo Energy:次世代地熱発電スタートアップとして欧米で開発を進めており競合になる
第一実業(8059)
次世代地熱における役割
地熱や工場排熱向けの小型バイナリー発電装置を販売
次世代地熱における強み
- 米アクセスエナジー社の小型バイナリー発電装置の国内独占販売権を持つ
- バイナリー発電装置の国内製造も手がける
- 小規模の地熱・温泉熱だけでなく、バイオマスや焼却設備の排熱利用にも展開できる
次世代地熱におけるリスク
- 地熱発電は掘削などの初期投資が大きく、案件化のハードルが高い
- 資源探査の不確実性が高く、空井戸リスクを抱える
- 調査から稼働までの期間が長く、収益化まで時間がかかりやすい
- 次世代地熱は技術的な不確実性が残り、事業化が進みにくい可能性がある
次世代地熱における競合
- 中部電力(9502):次世代地熱発電の開発・出資で同じ領域にいる
- 鹿島建設(1812):次世代地熱発電プロジェクトへの出資・開発で競合しうる
- 三菱商事(8058):次世代の地熱発電所開発を進めており、同テーマで比較対象になりやすい
- 三菱重工業(7011):地熱発電設備や次世代地熱市場で商機を持ち、比較対象になりやすい
- Eavor Technologies:クローズドループ型の次世代地熱発電を開発する海外スタートアップ
- Fervo Energy:次世代地熱発電スタートアップとして欧米で比較対象になりやすい
JFEホールディングス(5411)
次世代地熱における役割
傘下のJFEエンジニアリングを通じて地熱関連のエネルギーシステムや設備を手掛ける
次世代地熱における強み
- 低温地熱(バイナリー発電)への早期参入実績がある
- オーマット社との提携により、約100度の熱水を使う発電設備を推進できる
- 鉄鋼・エンジニアリング・商社を統合したグループ総合力がある
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱など次世代地熱は技術的難易度が高い
- 掘削などを含め開発コストが高い
- 事業化までの期間が長期化しやすい
次世代地熱における競合
- 三菱商事(8058):次世代地熱の新技術開発・事業化で競合しやすい
- 三菱重工業(7011):地熱発電設備の受注実績があり、地熱プラント分野で競合する
- 富士電機(6504):地熱発電用タービンの主要メーカーとして競合する
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンの主要メーカーとして競合する
- オリックス(8591):小規模地熱発電の展開で比較対象になりやすい
- 大同特殊鋼(5471):超臨界地熱発電の文脈で競合・比較対象になりやすい
丸紅(8002)
次世代地熱における役割
国内外の地熱発電プロジェクトに参画
次世代地熱における強み
- 世界最大級の地熱開発実績があり、従来型地熱で培った知見を次世代地熱に活かせる
- 地下リソースの探査・管理能力が強みとされる
- インドネシアなどで大型地熱案件の実績があり、事業開発の経験がある
- ケニアで地熱発電所の建設受注など、EPCを含む実行力がある
次世代地熱におけるリスク
- 次世代地熱技術は商用化が未確立で、採算性が不透明
- クローズドループ方式などは実証段階にあり、世界初案件で不確実性が高い
- 地熱特有の開発リスクがあり、地下条件次第で計画が左右されやすい
- 巨額の初期投資が必要で、開発コスト負担が大きい
次世代地熱における競合
- 中部電力:次世代地熱の出資・開発を進める国内電力大手として競合しうる
- 鹿島建設:次世代地熱案件への出資・参画があり、同分野での開発競合となる
- 三菱重工業:インドネシアで地熱発電設備を受注しており、地熱発電事業で競合する
- 国際石油開発帝石:地熱発電の事業化を検討しており、開発プレーヤーとして競合しうる
- JFEエンジニアリング:地熱発電の事業化を検討しており、設備・開発面で競合しうる
- 九州電力:地熱発電の開発調査を進める国内電力会社として競合しうる
伊藤忠商事(8001)
次世代地熱における役割
地熱発電を含む再生可能エネルギー事業を推進
次世代地熱における強み
- インドネシアのサルーラ地熱IPPで、単一開発契約として世界最大級の事業実績を持つ
- 開発段階から参画し、商業運転まで完遂した実績があり、地熱の開発・運営ノウハウが蓄積されている
- 30年の長期売電契約や現地の国有電力会社・パートナーとの協力体制を構築している
- 次世代地熱のクローズドループ方式に早期参画している
次世代地熱におけるリスク
- 地下数千メートルの掘削を伴うため、初期投資や建設コストが大きい
- クローズドループ方式でも地下構造の把握不足によるコスト超過リスクが残る
- 技術が未確立なため、事業化までの不確実性が高い
- 事業化までの期間が長期化しやすい
次世代地熱における競合
- 三菱商事(8058):伊藤忠商事と同様に次世代地熱技術の確保を進め、Eavor Technologiesへの出資も行う競合先
- 三井物産(8031):次世代地熱分野で海外先進技術の活用や開発を進める総合商社として競合する
- 中部電力(9502):次世代地熱技術への出資・開発を進める電力大手として競合する
レノバ(9519)
次世代地熱における役割
地熱発電を含む再エネ開発を手掛ける
次世代地熱における強み
- 地元の関係者と協力して難易度の高い案件を立て直す、地域共生型の開発力がある
- 再生可能エネルギー専業で、マルチ電源開発とグリーン事業の知見を持つ
- 南阿蘇湯の谷地熱など、地熱案件への取り組み実績がある
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱やEGSでは巨額の初期投資が必要になりやすい
- 地下資源の探査・掘削の不確実性が高い
- 開発期間が長く、事業化と投資回収が遅れやすい
次世代地熱における競合
- 中部電力(9502):Eavorへの出資や商業規模のクローズドループ地熱推進で、次世代地熱の開発競合になる
- 九州電力(9508):国内で大きな地熱発電実績があり、次世代型の導入も進めるため競合になる
- 三菱商事:日本やアジアで次世代地熱開発に乗り出しており、開発・投資面で競合になる
- 三菱重工業:次世代地熱発電に商機を見込んでおり、技術・設備面で競合になりうる
- Eavor Technologies:クローズドループ方式の先行スタートアップで、次世代地熱技術の比較対象になる
- Fervo Energy:次世代地熱の先行スタートアップとして、技術開発面で競合になる
鉱研工業(6297)
次世代地熱における役割
地熱発電関連として注目される掘削・資機材関連
次世代地熱における強み
- 半世紀以上にわたるボーリング技術と、地中を掘る掘削の専門性がある
- 3,000〜5,000m級の深部や高温・高圧の極限環境に対応する高耐熱・高耐久の掘削技術を持つ
- 地中熱利用事業の実績があり、再生可能エネルギー分野の施工ノウハウがある
次世代地熱におけるリスク
- ヒューリックによるTOBを経て2025年11月17日に上場廃止となるリスクが示されている
- 次世代地熱は深部での高温・高圧掘削が必要で、技術的難度が高い
- 地熱発電は地下調査や掘削に多額の費用がかかり、初期投資・開発リスクが大きい
次世代地熱における競合
- 利根エンジニアリング:ボーリングマシンや関連機器を扱い、地質調査や地熱開発の分野で競合する
- ワイビーエム(YBM):土木・建設・地質調査用のボーリングマシンで用途が重なり競合する
東芝(6502)
次世代地熱における役割
地熱発電設備メーカーとして、次世代地熱のプラント・設備技術を担う
次世代地熱における強み
- 地熱発電設備で世界1位級の実績があり、約23%の世界シェアが示されている
- 小型から大型までの地熱機器ラインナップを持つ
- IoT・AIによる利用率向上やトラブル予兆診断など、次世代技術の研究・活用を進めている
- 海外案件や運転・保守サービスの協業実績がある
次世代地熱におけるリスク
- 高額な初期投資と長期の開発期間が必要
- 地下資源の不確実性が高く、開発リスクが大きい
- 次世代技術導入で開発費が増えやすく、原材料高騰で調達コストも増大しやすい
次世代地熱における競合
- 富士電機(6504):地熱発電用タービンの日本メーカー3社の一角として競合する
- 三菱重工業(7011):地熱発電用タービンの日本メーカー3社の一角として競合する
酉島製作所(6363)
次世代地熱における役割
地熱発電向けの高圧ポンプなど、深部掘削や高温流体循環に必要な機器を供給する
次世代地熱における強み
- 世界トップクラスのポンプ技術を持ち、次世代地熱の循環設備を支えられる
- 超高温・高圧環境に耐える特殊ポンプ技術がある
- インドネシアや米国の地熱発電向けポンプ受注実績がある
- Eavor社との提携により、次世代地熱向けの技術優位性を示している
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱などは500℃超の高温・高圧や腐食性流体を扱うため、耐久性確保が難しい
- 未知領域の地下条件変化により、機器へ予期せぬ負荷がかかるリスクがある
- 故障やメンテナンス頻度の増大が収益を圧迫する可能性がある
- 地熱発電は初期投資・建設コストが大きく、案件進捗が不確実になりやすい
次世代地熱における競合
- 荏原製作所:大型ポンプやエネルギー・インフラ向け機器で競合するため
- 富士電機:地熱発電設備の基幹機器分野で競合対象として挙げられているため
- 東芝:地熱発電向けタービン・発電機などの設備供給で競合するため
- 三菱重工業:地熱発電設備の受注実績があり、同分野で競合するため
カナデビア(7004)
次世代地熱における役割
次世代地熱発電向けのプラント・周辺機器を担う
次世代地熱における強み
- 超臨界地熱発電の技術開発で世界をリードしている
- 超臨界環境に対応する高度なプラント設計技術を持つ
- 腐食やスケール対策に強く、地熱特有の運用課題に対応できる
- NEDOプロジェクトで地熱井内挙動の解明や実証実験を主導している
- 蒸気タービンから熱交換器、建設・保守まで一気通貫で対応できる
次世代地熱におけるリスク
- クローズドループ方式は熱交換効率の不確実性があり、長期運用で出力低下する懸念がある
- 高温・高圧環境や硬い岩盤への掘削は難易度が高く、工期遅延やコスト増につながりやすい
- 十分な熱源に到達できない空掘りのリスクがある
- 次世代地熱は実証段階で、商用化の不確実性が高い
- 初期投資や建設コストが重く、経済性の確立が課題になりやすい
次世代地熱における競合
- Eavor Technologies:クローズドループ方式の次世代地熱発電で先行するため競合
- 大成建設:次世代型地熱発電の開発を進めており競合
- 鹿島建設:次世代地熱関連の海外スタार्टアップへの出資などで競合
- 三菱商事:日本やアジアで次世代地熱発電所の開発に乗り出しており競合
- 中部電力:次世代地熱案件への出資・開発に関与しており競合
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンなど設備供給で競合しうる
- 三菱重工業:次世代地熱で商機がある重電メーカーとして競合
日本製鉄(5401)
次世代地熱における役割
超臨界地熱などの高温・高腐食環境に耐える高合金管や特殊鋼材を供給
次世代地熱における強み
- 次世代地熱の過酷環境に対応できる世界トップクラスの耐腐食・耐熱鋼材技術がある
- 特殊合金鋼やシームレス鋼管など、高機能な油井管・鋼管の製造力がある
- 日鉄エンジニアリングを通じて、掘削からエンジニアリング、電力供給まで一貫した提案ができる
- 高耐久材料の提供により、設備の長寿命化や開発コスト低減に寄与できる
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱などの高温・高圧・腐食性環境で、材料の耐久性不足による腐食や破断が起こるリスクがある
- 深部かつ硬い岩盤の掘削が必要で、掘削コストが大きく増える可能性がある
- 次世代地熱は実用化・社会実装が2030年代目標で、技術確立や拡大に不確実性がある
次世代地熱における競合
- 三菱重工業:地熱発電用タービンの供給側として、次世代地熱でも競合しうるため
- 富士電機:地熱発電用タービンの主要メーカーとして、発電設備分野で競合するため
- 東芝エネルギーシステムズ:地熱発電用タービンの主要メーカーとして、発電設備分野で競合するため
- JFEホールディングス:鉄鋼・エンジニアリング分野で日本製鉄と重なるため
- Eavor:クローズドループ方式の次世代地熱開発で先行する海外スタートアップとして競合するため
小松製作所(6301)
次世代地熱における役割
地熱掘削現場で使う掘削機械や関連機器を手がける
次世代地熱における強み
- 鉱山機械で培った硬岩掘削・大深度掘削のノウハウを次世代地熱に応用できる
- 高温・高圧など過酷な地下環境に耐える耐久性と信頼性の設計思想を持つ
- TBMや坑内掘りハードロック向け機械の知見がある
- KomtraxなどのIoT・自動化技術を含むデジタル対応力がある
次世代地熱におけるリスク
- 次世代地熱は深部・高温岩盤を対象とするため、掘削技術のハードルが極めて高い
- 開発コストとリスクが高く、事業化までの不確実性が大きい
- 地下の状況を直接確認しにくく、掘削結果の予見性が低い
次世代地熱における競合
- 日本キャタピラー:建設・鉱山機械メーカーとして、掘削や重機領域で競合しうる
- 三菱重工業(7011):地熱発電設備や重電領域で比較対象になりやすい
- 富士電機(6504):地熱発電用機器メーカーとして発電システム側で競合しうる
- 川崎重工業(7012):地熱発電用蒸気タービンメーカーとして設備面で競合しうる
- Eavor Technologies:クローズドループ地熱を手がける次世代地熱スタートアップとして競合しうる
三井海洋開発(6269)
次世代地熱における役割
海洋エネルギー開発の技術を応用し、次世代の掘削・開発技術展開が期待される
次世代地熱における強み
- 石油・ガス開発で培った世界トップクラスの海洋掘削・係留技術を、次世代地熱の難しい掘削に応用できる
- 超大水深域での操業を可能にする高度な掘削・エンジニアリング技術を持つ
- 三井物産グループの三井石油開発(MOECO)と連携し、深部・高温高圧領域の開発に取り組める
次世代地熱におけるリスク
- 地下数千メートルの高温岩体への掘削は難易度が高く、事前調査をしても期待通りの熱が得られない可能性がある
- 予期せぬ地層に突き当たるなど、地質的不確実性が大きい
- 関与するクローズドループ方式は大規模な商用化実績がまだ初期段階で、技術の未確立リスクがある
次世代地熱における競合
- INPEX(旧国際石油開発帝石):子会社の帝石掘削工業を通じて地熱井の掘削サービスを展開しており、掘削技術で競合する
- 三菱重工業:地熱発電用タービンで世界トップシェアとされ、次世代地熱関連設備で競合する
古河機械金属(5715)
次世代地熱における役割
地熱開発に必要な削岩機やドリルなど掘削関連機器に強み
次世代地熱における強み
- 鉱山開発で培った高度な掘削技術を持つ
- 高温・硬岩への対応力があり、深部掘削で強みがある
- 壊れにくい機械の製造力があり、地熱開発の掘削コスト低減に寄与する
- 古河ロックドリルのトンネル掘削機などのノウハウを活かせる
次世代地熱におけるリスク
- 深く高温な領域を掘削するため、技術的失敗リスクが高い
- ドリルビットや機材の摩耗・損耗が激しくなりやすい
- 地下の貯留層の不確実性がある
- 地熱発電は初期投資や建設コストが大きい
- 地下水の枯渇や地盤への影響が事業リスクになりうる
次世代地熱における競合
- INPEX(1605):子会社の帝石削井工業が地熱井の掘削サービスを展開しており、掘削領域で競合する
- 三菱マテリアル(5711):地熱資源調査や掘削を手掛けており、次世代地熱の掘削・坑井分野で競合する
- 三菱重工業(7011):地熱発電設備を受注しており、次世代地熱の発電設備分野で競合する
三井金属鉱業(5706)
次世代地熱における役割
地質調査や資源探査など、地熱開発に関わる技術を持つ
次世代地熱における強み
- 長年の鉱山開発で培った「地下を見る技術」がある
- 子会社の奥会津地熱を通じて、地熱発電所への蒸気供給実績を持つ
- 国内の地熱開発でフロントランナーとしての位置づけが示されている
次世代地熱におけるリスク
- 超臨界地熱など深部・高温高圧環境での掘削は不確実性が高く、失敗時の損失や初期投資が大きい
- 超臨界地熱水は腐食性が強く、機材の耐久性確保が難しい
- 開発・技術面のハードルが高く、事業化までの難易度が高い
次世代地熱における競合
- 三菱商事(8058):次世代地熱で開発・出資を進める大手資源・エネルギー企業として競合に挙げられている
- INPEX(1605):次世代地熱分野に取り組む大手資源開発企業として競合に挙げられている
- 三井物産(8031):次世代地熱開発の米新興への出資や国内展開が示されており、同テーマで比較対象になりやすい
- Eavor:クローズドループ方式で商用地熱発電所を建設中の海外スタートアップとして比較対象になる
- Quaise Energy:EGS型の次世代地熱で米国の有力スタートアップとして比較対象になる
まとめ
本記事ではKabuMartの独自調査結果をまとめました。投資の参考にしてみてください。
また、KabuMartでは本記事のような調査を利用者の方も実施することができます。