
6Gの関連銘柄
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KabuMart調査日:2026年03月26日
6Gの全体像
6Gについて
6G(第6世代移動通信システム)は、現在普及している5Gの次に来る次世代の通信規格です。2030年ごろの実用化を目指して、世界中で研究開発が進められています。 6Gは、5Gの「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」をさらに高度化し、超高速・大容量、超低遅延、超多数接続を実現する方向で語られています。あわせて、超広域通信や、AI・XR・メタバースなどとの連携、社会実装や海外展開を見据えた技術開発が注目されています。
6Gの社会的影響
- 超高速・大容量、超低遅延、超多数接続により、社会や産業の在り方を根本から変えるインパクトが期待される。
- 遠隔手術や医療支援など、通信遅延の影響が大きい分野で実用性が高まり、都市部と地方の格差是正につながる可能性がある。
- 人間の視覚・聴覚・触覚へ遅延なく情報を伝えるような用途が想定され、遠隔臨場やリアルな体験型サービスの拡大が見込まれる。
- 陸・海・空・宇宙までを含む広域通信への期待があり、通信カバー範囲の拡大が新たな利用シーンを生む可能性がある。
- AIやXR、メタバースなどの先進技術と組み合わせることで、新しいビジネスや産業の創出が期待される。
6Gのリスク
- ネットワークのオープン化や仮想化が進むことで、攻撃対象領域が拡大し、セキュリティリスクが高まる。
- プライバシー保護の難しさが増し、通信の高度化に伴う情報漏えいリスクが懸念される。
- コアネットワークや仮想化ネットワーク機能の導入により、サプライチェーンの集中化リスクが生じる。
- 技術覇権や経済安全保障をめぐる地政学的なリスクがある。
- インフラ整備や機器刷新に伴う高コスト化が、普及の遅れや採算悪化につながる可能性がある。
6Gの課題
- テラヘルツ波などの新しい周波数帯には技術的制約があり、実用化に向けた研究開発が必要である。
- 6Gの導入には、通信インフラの整備や機器の刷新が必要で、事業者・利用者双方の負担が大きい。
- 社会実装や海外展開を見据えた研究開発を継続し、実際の用途に落とし込む必要がある。
- 高性能化だけでなく、セキュア・オープン・レジリエントな設計を両立させることが求められる。
- 省エネルギー性や持続可能性を確保しながら、次世代ネットワークとして成立させる必要がある。
関連銘柄を網羅的に紹介します。
NTT(9432)
6Gにおける役割
6Gの実証実験や技術開発を進める通信キャリア
6Gにおける強み
- IOWN構想とモバイル通信を融合した6G/次世代ネットワーク構想を持つ
- 自由空間光通信や光・無線融合など、6G向けの独自技術を有する
- OAMモード多重伝送など、大容量無線バックホール技術の研究開発を進めている
- 富士通、NEC、Ericssonなど主要ベンダーと6G実証の連携体制を広げている
- 6Gの標準化を見据えたISAPなどの技術提案を進めている
6Gにおけるリスク
- テラヘルツ波など高周波数帯は直進性が強く、通信範囲が極めて狭くなりやすい
- 広域カバーのために多数のアンテナ設置が必要となり、設備投資負担が大きい
- 大容量・リアルタイム処理に伴い、ネットワーク全体の消費電力増大が懸念される
- 6Gは国際標準化競争が進む領域で、世界的な技術開発競争にさらされる
- 6G/IOWNは技術的・社会的課題が多く、実装や普及に不確実性がある
6Gにおける競合
- KDDI(9433):国内大手通信キャリアとして6Gや光通信技術でNTTと競合する
- ソフトバンク(9434):2030年代の6G商用化を見据え、AIと通信を統合した戦略で競合する
- 楽天モバイル(4755):国内通信キャリアとして、6Gのサービス・インフラ分野で競合対象になりやすい
- Ericsson:6G実証や通信機器分野でNTTと協力・競争の両面がある主要ベンダー
- 富士通(6702):6Gの実証実験や分散MIMO技術などでNTTと競合する通信・ITベンダー
- NEC(6701):6G/IOWN基盤技術や実証でNTTと競合する国内通信機器・ITベンダー
NEC(6701)
6Gにおける役割
6Gの標準化や基地局・通信技術の開発を担う
6Gにおける強み
- 長年培った無線通信技術とAI技術を融合し、6Gで「超高速・大容量」と「柔軟なネットワーク運用」の両立を狙える
- 80GHz帯で世界最速クラスの140Gbps無線バックホール伝送の実証実験に成功している
- 分散MIMOやミリ波分散アンテナの小型化・低消費電力化など、6Gの基盤技術で実証実績がある
- Agentic AIによる自律的なネットワーク運用や、6G時代のエッジ展開・クラウド融合にも取り組んでいる
6Gにおけるリスク
- Huawei、Ericsson、Nokiaなど世界的な通信機器大手とのグローバル競争が激しい
- Open RANの普及により他社参入が容易になり、独自技術による差別化が難しくなる可能性がある
- 6G向けインフラや研究開発には巨額の投資負担が伴う
- 技術が複雑化するため、開発遅延のリスクがある
6Gにおける競合
- Huawei:世界の基地局・ネットワーク機器市場でNECと競合する主要ベンダー
- Ericsson:6Gの標準化や基地局市場でNECと競争する世界大手
- Nokia:6G実証や基地局・ネットワーク機器分野でNECと競合する世界大手
- 富士通(6702):国内で6G標準化や高性能半導体開発をめぐってNECと競合する
- NTTデータ(9613):国内の競合として挙げられており、6G関連のIT・ネットワーク領域で競争相手になりうる
アンリツ(6754)
6Gにおける役割
6G向けの計測器・検証機器を提供する
6Gにおける強み
- 6G実現に不可欠な通信計測技術で世界トップクラスのシェアと技術優位性を持つ
- 携帯電話用計測器で世界トップ3の一角を占める
- 日本国内では通信計測分野で高いブランド価値があり、事実上の寡占に近い地位を築いている
- 6G向けFR3周波数帯対応ハードウェアや100GHz超ミリ波設計技術など、次世代通信向けの先行投入・技術開発を進めている
6Gにおけるリスク
- 6Gの本格商用化が2030年頃と見込まれ、移行期の空白で収益を維持しにくい
- 5G向け測定器需要がピークアウトしており、5G依存からの脱却が課題になっている
- 通信事業者の設備投資抑制により、6G関連投資の回収が遅れるリスクがある
- 5G投資が想定ほど伸びなかった過去の経験から、6Gでも需要が想定通り拡大しない懸念がある
6Gにおける競合
- キーサイト・テクノロジー:モバイルおよび光・デジタル計測で市場の大部分を分け合う最大の競合
- ローデ・シュワルツ:携帯電話用計測器の世界トップ3を争う同業の計測機器メーカー
- テクトロニクス:計測・テスト機器市場で次世代通信向け計測分野の競合として挙げられている
- アジレント・テクノロジー:計測・テスト機器市場で次世代通信向け計測分野の競合として挙げられている
- アドバンテスト(6857):計測・テスト機器市場で次世代通信向け計測分野の競合として挙げられている
村田製作所(6981)
6Gにおける役割
6G向けの電子部品・通信部材を供給する
6Gにおける強み
- 材料技術・高周波技術を基盤に、6Gの通信損失や超高信頼性といった課題に対応できる製品開発力がある
- 独自のセラミック技術を基盤とした開発力と、一貫生産体制を持つ
- 6G向けの樹脂多層基板などで、中空構造により伝送損失を抑える技術を示している
- 幅広い技術を持ち、新興技術の活用にも取り組んでいる
6Gにおけるリスク
- 6Gで求められる超高周波帯への対応で、競合他社がより優れた代替技術や新素材を開発すると市場シェアを失う可能性がある
- 6G向け樹脂多層基板など高度な技術の量産化では、技術的失敗や歩留まり低下が業績に影響する可能性がある
- 6Gなど高度技術領域に対応できる知財人材の確保が課題で、採用競争の激化がリスクとなる
6Gにおける競合
- TDK(6762):6G向けの電子部品や高周波関連で比較対象になりやすい競合として挙げられている
- 京セラ(6971):6G分野の電子部品・基板・通信関連部材で村田製作所と競合しやすい
- 太陽誘電(6976):積層セラミックコンデンサなど電子部品領域で村田製作所の競合として比較されている
富士通(6702)
6Gにおける役割
6G関連の基地局向け半導体や通信技術の開発を行う
6Gにおける強み
- NTTとの提携を通じてIOWNなど光通信技術の開発に関与している
- サブテラヘルツ帯(100GHz〜300GHz)の超高速無線デバイス開発実績がある
- 6G向け無線デバイスで100Gbps無線伝送を実証している
6Gにおけるリスク
- サブテラヘルツ帯は直進性が強く障害物に弱いため、基地局の大量整備が必要になりやすい
- 6Gは技術的ハードルと高コスト化の影響を受けやすい
- 国際的な市場競争が激しく、海外勢との競争圧力がある
- 事業構造の転換に伴う課題がある
6Gにおける競合
- NEC(日本電気)(6701):6G向け高性能半導体や標準化で競合しやすい国内大手
- NTTデータ(9613):6G関連の基盤開発や通信周辺のIT領域で比較対象になりやすい国内大手
- 日立製作所(6501):6G関連の国内大手IT・電機企業として比較対象になりやすい
- エリクソン:6Gを含む通信機器分野で海外の主要競合として挙げられている
- ノキア:6Gを含む通信機器分野で海外の主要競合として挙げられている
ソフトバンク(9434)
6Gにおける役割
HAPSや非地上系ネットワーク(NTN)を活用した6G向け通信基盤の研究を進める
6Gにおける強み
- AIと通信を融合した「AI-RAN」を軸にした6G戦略を進めている
- 7GHz帯(センチメートル波)の屋外実証を国内通信事業者として先行して進めている
- 都市部での7GHz帯の良好なエリアカバレッジと通信品質の確認実績がある
- 基地局アンテナの簡素化・省電力化やMassive MIMOなど、実装面の技術開発を進めている
6Gにおけるリスク
- 7GHz帯など高周波数帯は直進性が強く障害物に弱いため、基地局の大幅な増設が必要になる可能性がある
- 高速化・大容量化に伴いネットワーク全体の消費電力が増大しやすい
6Gにおける競合
- NTTドコモ:国内通信キャリアとして、6Gの商用化・実証で競合する
- KDDI(9433):国内通信キャリアとして、6Gの周波数・実証競争の相手になる
- 楽天モバイル:国内通信キャリアとして、次世代通信の実証・事業化で競合する
KDDI(9433)
6Gにおける役割
超分散コンピューティングやテラヘルツ波など6G向け先端技術の研究開発に注力する
6Gにおける強み
- NTTとの連携による次世代光通信網「IOWN」への参画がある
- 衛星通信やスマートフォン直接通信を組み合わせ、広域でつながる構想を持つ
- KDDI総合研究所がノキア ベル研究所などと6G実用化に向けた共同研究を進めている
- 6G向けの高効率圧縮や通信安定化など、基盤技術の研究実績がある
6Gにおけるリスク
- 6Gの高周波数帯は電波が届きにくく、遮蔽物に弱い
- 広いエリアを維持するために基地局増設が必要になり、コスト負担が大きい
- 通信の瞬断や安定性確保への技術課題が残る
- 2030年頃の実用化に向け、標準化や社会実装の不確実性がある
6Gにおける競合
- NTTドコモ(9432):国内大手通信キャリアとして6G開発・標準化で競合する
- ソフトバンク(9434):国内大手通信キャリアとして6Gの周波数・ネットワーク戦略で競合する
- エリクソン:世界の基地局・通信インフラ事業者として6G関連設備で競合する
- ノキア:6Gの通信機器・インフラ分野で競合し、KDDIとも研究面で関わる
- ファーウェイ:世界の基地局事業で存在感があり、6Gインフラ競争の競合先となる
楽天グループ(4755)
6Gにおける役割
完全仮想化ネットワークを活かし、6Gを見据えたオープンRANの国際標準化を推進する
6Gにおける強み
- 完全仮想化ネットワークを基盤に、5Gから6Gへソフトウェア更新で移行しやすい点
- Open RANを活用し、楽天シンフォニーを通じてグローバル展開できる点
- 宇宙(衛星通信)を活用し、地上・非地上統合ネットワークを狙える点
6Gにおけるリスク
- 6G実現に向けた高密度な基地局整備や新技術への巨額投資負担が大きいこと
- 楽天モバイルの過去の巨額赤字や債務が、追加投資時の財務圧迫につながること
- 6Gで通信性能が向上しても、一般消費者向けでの追加収益化モデルが不透明なこと
- 国内通信キャリアやグローバルな通信インフラベンダーとの競争が激しいこと
6Gにおける競合
- NTT:6G実現に向けた国内通信キャリアの競合として挙げられているため
- KDDI:6Gの研究開発を加速する国内通信キャリアの競合として挙げられているため
- ソフトバンク:6Gへの対応を進める国内通信キャリアの競合として挙げられているため
- NEC:6G関連の技術開発で比較対象となる通信インフラ・機器関連の競合として挙げられているため
京セラ(6971)
6Gにおける役割
アンテナ技術や高周波デバイスを通じて、テラヘルツ波対応の6G部品開発を担う
6Gにおける強み
- ファインセラミックス技術を基盤に、高周波帯の制御やデバイス開発に強みがある
- ミリ波の死角を補う無線中継・制御技術を持ち、KDDIとの実証で通信エリア拡大の実績がある
- 電源不要で電波を制御するメタサーフェス電波制御技術を開発している
- 6G向け特許取得や高周波導電率評価技術、5G/6G向け基板ソリューションの取り組みがある
6Gにおけるリスク
- 5G基地局事業の断念により、6Gの基盤となるネットワークインフラで主導権を失う可能性がある
- エリクソン、ノキア、ファーウェイなどの巨大ベンダーとの競争が激しく、後発参入では普及が難しい可能性がある
- 競争激化により、6G関連事業の採算性が低下するリスクがある
6Gにおける競合
- 村田製作所:6G向けの高周波対応セラミック部品やアンテナモジュールで競合するため
- TDK:高周波部品や新材料開発の分野で京セラと競合するため
- 太陽誘電:5G/6G向けの電子部品分野で競合するため
TDK(6762)
6Gにおける役割
6Gの超高速通信向け部材・デバイス開発に関わる
6Gにおける強み
- 磁性材料(フェライト)技術を軸にした6G関連の技術基盤がある
- 超高周波帯(テラヘルツ帯)への対応力がある
- メタサーフェス反射板の開発や、テラヘルツ帯評価装置など評価技術を先行している
6Gにおけるリスク
- 6Gで想定されるテラヘルツ波など超高周波帯への対応には高度な技術力が必要
- 6G市場の変化によって需要や事業環境が変動するリスクがある
- 外部の政治的要因の影響を受けるリスクがある
6Gにおける競合
- 村田製作所(6981):6Gで不可欠な小型・高性能な受動部品や高周波モジュールで競合する
- 京セラ(6971):6G向けの超高周波帯対応電子部品・受動部品分野で競合する
- 太陽誘電(6976):6G向けの電子部品や高周波対応部品分野で競合する
アルチザネットワークス(6778)
6Gにおける役割
5G/6G向けの通信計測・基地局負荷試験装置を手がける
6Gにおける強み
- 基地局負荷試験装置で世界トップクラスの技術力を持つ
- 5G向けの実績(DuoSIM-5Gなど)を基盤に、6G初期検証でも強みがある
- AIを活用したインテリジェンス・テストソリューションを掲げている
- ニッチ分野で高い専門性を持つ
6Gにおけるリスク
- 6Gではテラヘルツ波など新しい技術開発が必要で、技術開発の不確実性がある
- 無線開発エンジニアの確保・育成が課題で、体制整備に失敗すると競争力低下につながる
- 6G実用化まで時間があり、5G投資が停滞すると端境期に業績が低迷する可能性がある
- 導入コストの大きさやキラーコンテンツ不足で、通信キャリアの投資が抑制されるリスクがある
6Gにおける競合
- アンリツ(6754):基地局負荷試験装置や通信計測機器を手掛け、6G向けの計測・試験領域で競合する
アドバンテスト(6857)
6Gにおける役割
6Gで想定されるテラヘルツ波領域の計測・試験技術に関連する
6Gにおける強み
- 6Gで想定される超高周波・広帯域領域に対応する測定技術で先行している
- 6Gを見据えた次世代RFテストカード「Wave Scale RF20ex」を投入している
- 高い技術力が求められる半導体テスト分野で、業界No.1のソリューション・ポートフォリオを持つとされる
6Gにおけるリスク
- 6G向けの超高周波対応には高精度なテスト技術が必要で、開発難易度が高い
- 標準化の進展次第で追加の技術革新が必要となり、研究開発費増加が利益を圧迫する可能性がある
- サイバー攻撃による事業継続リスクがある
6Gにおける競合
- テラダイン:6G分野での最大の競合とされる半導体自動テスト装置メーカー
フジクラ(5803)
6Gにおける役割
データセンター向け光ファイバや6G向けのミリ波・テラヘルツ波対応技術を担う
6Gにおける強み
- 5Gで培ったミリ波技術と光ファイバ技術を組み合わせ、6G向けの超高速・低遅延な通信基盤構築力がある
- 世界トップクラスの光ファイバ技術と高密度光ファイバケーブル(SWR®/WTC®)を持つ
- マルチコアファイバ(MCF)など、IOWNや6Gを見据えた次世代光通信技術を手掛けている
- 5Gミリ波無線モジュールや60GHz帯ミリ波通信モジュールの開発実績がある
6Gにおけるリスク
- 6G向け通信でも光ファイバーが全面的に置き換えられず、銅線など代替技術に需要を奪われる可能性がある
- 6Gの実用化には伝搬損失や透過損失などの技術課題があり、市場立ち上がりが遅れるリスクがある
- 6Gの周波数帯域や設計方針をめぐる業界合意が不透明で、関連投資の回収時期が読みにくい
- 国内外の競合が6G向け光通信・ミリ波分野で開発を進めており、競争激化のリスクがある
6Gにおける競合
- 住友電気工業(5802):電線御三家の一角で、光ファイバや通信ケーブル分野で競合するため
- 古河電気工業(5801):電線御三家の一角で、光ファイバや通信インフラ向け製品で競合するため
- SWCC(5805):電線大手として高速通信ケーブルなどの分野で競合するため
- コーニング:光ファイバー大手として6G向け光通信基盤で競合しうるため
古河電気工業(5801)
6Gにおける役割
次世代の光通信インフラ向け光ファイバやレーザー光源技術を担う
6Gにおける強み
- 光(フォトニクス)と新素材を融合した技術基盤を持つ
- 6G向けの光トランシーバや波長可変レーザなど光デバイス技術が強い
- NICTのBeyond 5G(6G)基金事業で1.6Tbps級光トランシーバ開発を主導している
6Gにおけるリスク
- 次世代インフラ向け投資負担が大きい
- 6G分野で国際競争が激化している
- 地政学的な不安定さの影響を受けやすい
6Gにおける競合
- 住友電気工業(5802):電線御三家の一角で、6G向け光通信・光ファイバー分野で競合
- フジクラ(5803):電線御三家の一角で、6G向け光通信・光ファイバー分野で競合
- コーニング:光ファイバーや光通信材料分野で、6G関連の競合先として挙げられている
光通信(9435)
6Gにおける役割
6G関連の光通信・通信インフラ分野で関連銘柄として挙がる
6Gにおける強み
- 6G向け光通信の文脈では、低消費電力・超低遅延・大容量化が強みとして挙げられている
- 光電融合によって、従来の電子処理を置き換える次世代基盤として期待されている
6Gにおけるリスク
- 6G光通信は実用化に向けた技術的課題が多く、特にテラヘルツ波や光無線通信の制約がある
- 導入・開発コストの上昇や、実運用に必要なトラッキングなどの難題がある
- 6Gの開発・導入ではサプライチェーンの集中化やセキュリティ、強靭性への懸念がある
6Gにおける競合
- NTT(9432):6G光通信やIOWNの標準化・共同開発で中心的なプレイヤー
- KDDI(9433):6G光通信を共同開発する有力プレイヤーで、比較対象になりやすい
- ソフトバンク(9434):6G向けの光無線通信やAIロボ運用などを研究している競合候補
- NEC(6701):6G向けに容量を拡大した次世代光回線を開発しているため競合になりやすい
- Huawei:6G研究開発で日本企業の最大のライバルとされる海外ベンダー
- Nokia:5G/6Gの基地局・通信インフラ分野で比較対象となる海外ベンダー
新光電気工業(6967)
6Gにおける役割
IOWN関連の光電融合・半導体実装で6G基盤を支える
6Gにおける強み
- 6G実現に不可欠な半導体パッケージング技術で世界トップクラスの競争力がある
- 光電融合技術やCPO(Co-Packaged Optics)に強みがある
- 半導体の小型化・高速化・高機能化に対応するパッケージの開発・製造力がある
6Gにおけるリスク
- 6Gや先端半導体分野の技術革新に追従するための投資・開発コストが重い
- 非上場化に伴う経営体制の変化がある
- グローバルな競争激化の影響を受けやすい
6Gにおける競合
- ラピダス:光電融合のOSATや実装戦略の文脈で比較対象となるため
- Intel:光電融合やチップレット実装の戦略で競合・比較対象となるため
三菱電機(6503)
6Gにおける役割
通信インフラ・無線装置関連
6Gにおける強み
- GaN(窒化ガリウム)増幅器など高周波デバイス技術が強い
- 1台のGaN増幅器で4GからBeyond 5G/6Gまで動作する世界初の実証実績がある
- 衛星通信地球局向けGaN電力増幅器や衛星間光通信など、6G関連のキーデバイス・コア技術を持つ
6Gにおけるリスク
- 6G基幹部品の開発は技術難易度が高い
- 標準化競争で競合他社との主導権争いが大きい
- 経済安全保障上の制約や地政学的要因が事業展開の壁になりやすい
- 基地局向け増幅器モジュールの小型化など、実装面の課題が残る
6Gにおける競合
- NEC(6701):国内で6Gの標準化やネットワーク構築、基地局機器で競合する
- エリクソン:通信インフラ・基地局機器の大手ベンダーとして6G領域で競合する
- ノキア:通信インフラ・基地局機器の大手ベンダーとして6G領域で競合する
- サムスン電子:通信インフラ・基地局機器の大手ベンダーとして6G領域で競合する
ソニーグループ(6758)
6Gにおける役割
6G関連の半導体・通信技術
6Gにおける強み
- 世界シェア首位のイメージセンサーとエッジAIを組み合わせた端末側処理に強みがある
- 宇宙光通信技術やNTN対応など、地上圏外を含む次世代通信の応用余地がある
- センシング、エンタテインメント、宇宙通信を横断する事業ポートフォリオを6Gと結び付けられる
6Gにおけるリスク
- 6Gの標準化競争で主導権を取れない場合、ライセンス負担の増大や市場からの孤立につながる
- テラヘルツ波利用や衛星通信統合など高度な技術開発に伴い、研究開発投資の回収が不確実になりやすい
- 半導体業界では関税政策や対中輸出規制強化などによる不透明感がある
6Gにおける競合
- NTT(9432):6GやIOWNで世界標準を狙っており、次世代通信基盤の主導権を競う
- KDDI(9433):NTTの6G世界標準構想に参画しており、国内6Gの主導権争いの相手になる
- ソフトバンク(9434):AIと通信融合を軸に6Gへ取り組んでおり、次世代ネットワーク領域で競合する
- インテル:ソニーと6G研究で連携する一方、通信基盤や半導体の領域で競合しうる
- エリクソン:6G向けネットワーク再編や通信インフラの領域で競争相手になりやすい
- ノキア:6G向け通信インフラやネットワーク技術の領域で競合する
- サムスン電子:イメージセンサー市場でソニーと競合しており、6Gのセンシング関連でも比較対象になりやすい
- Qualcomm:6G通信技術のSEPライセンスや半導体で収益化する点が重なり、競争相手になる
住友電気工業(5802)
6Gにおける役割
6G向けの高出力デバイスや光ファイバー、光通信用部品を展開
6Gにおける強み
- 長年培った材料技術を6G向け通信基盤に活かせる
- 5Gで実績のある高周波デバイス技術を持つ
- 窒化物半導体(GaN)など次世代材料の開発力がある
- ミリ波通信システムの小型化・高性能化に強みがある
6Gにおけるリスク
- 地政学リスクによるサプライチェーン分断や調達不安
- 巨額の設備投資が必要になりやすく、需要動向が不透明
- 国際的な標準化競争・技術競争の激化
- 模倣品流通や知的財産権侵害によるブランド毀損リスク
6Gにおける競合
- フジクラ(5803):電線御三家の国内ライバルで、6G関連の通信・光通信分野で競合しやすい
- 古河電気工業(5801):電線御三家の同業他社で、6G向け通信インフラや部材領域で競合する
- SWCC(5805):電線大手として6G関連の通信インフラ部材で比較対象になりやすい
- NEC(6701):6G向け光通信・次世代通信技術を展開しており、通信基盤領域で競合する
SWCC(5805)
6Gにおける役割
光通信用部品や電力・通信ケーブルを供給
6Gにおける強み
- 6G向けのインフラを支える素材・デバイス技術に強みがある
- 低損失・高速通信対応の光ファイバー分野が評価されている
- 微細巻線(精密ワイヤ)など、端末の小型化・高性能化を支えるマテリアル領域に強みがある
- 光ファイバーの生産能力増強投資を進めている
6Gにおけるリスク
- 6Gは実用化前の段階で、採用時期や市場立ち上がりが不透明
- 6G開発・導入には高コストや技術的制約がある
- サプライチェーンの集中化やセキュリティ・強靭性への対応が課題になる
- 住友電工・古河電工・フジクラなど、電線大手との競争が激しい
6Gにおける競合
- 住友電気工業:国内の電線大手で、6G向け光ファイバーや通信デバイス研究で競合する
- 古河電気工業:国内の電線大手で、6G向け光ファイバーや次世代ネットワーク対応で競合する
- フジクラ:国内の電線大手で、6Gインフラ向け光ファイバー・ケーブル技術で競合する
日本通信(9424)
6Gにおける役割
セキュアな通信基盤の開発や次世代通信への関与が期待されるMVNO
6Gにおける強み
- MVNOとして顧客目線の「早くて・安くて・品質の良い」ICTソリューションを提供できる
- 音声・SMSの相互接続、海外ローミング、eSIMなどの周辺サービス実装に関する強みがある
6Gにおけるリスク
- 6Gで想定される超高周波数帯は障害物や雨、空気による減衰に弱く、安定した通信エリアの確保が難しい
- 広域展開には小型基地局の大量設置が必要で、莫大なインフラ投資負担が発生する
- MVNOとして卸料金や相互接続条件など通信キャリアへの依存が大きく、事業モデルの持続性が揺らぎやすい
6Gにおける競合
- NTT:6Gの光通信網や世界標準化で主導を狙う大手通信キャリアとして競合する
- KDDI:6Gの光通信をNTTと共同開発するなど、技術開発・標準化面で競合する
- ソフトバンク:6Gに向けて高速大容量・低遅延通信の強化を進める大手通信キャリアとして競合する
- 楽天モバイル:日本のMNOとして、6G実用化後の通信サービス競争相手になりうる
コムシスホールディングス(1721)
6Gにおける役割
通信建設大手として6G向けの基地局・通信インフラ構築を担う
6Gにおける強み
- NTTグループとの強固な関係があり、6Gや次世代光通信基盤の実装に向けた投資で優先的な位置を確保しやすい
- 全国に拠点を持ち、大規模な通信設備の構築・保守をワンストップで対応できる
- 通信インフラ構築で長年の実績があり、通信建設業界のリーディングカンパニーとしての信頼がある
6Gにおけるリスク
- 5G投資が一巡して6G実用化までの間に、通信キャリアの設備投資が抑制される空白期間が生じる可能性がある
- 通信各社のARPU伸び悩みやコスト削減圧力により、受注単価の下落や工事量の減少が懸念される
- 主力が通信キャリア向け工事のため、通信会社の投資動向に業績が左右されやすい
6Gにおける競合
- エクシオグループ(1951):通信建設業界の大手3社の一角で、コムシスホールディングスと国内シェアを争うため
- ミライト・ワン(1417):通信建設業界の大手3社の一角で、コムシスホールディングスと同じ通信インフラ領域で競合するため
エクシオグループ(1951)
6Gにおける役割
5G/6Gネットワークの設計・構築・保守を担う通信インフラ企業
6Gにおける強み
- 通信インフラの設計・施工・保守を一気通貫で担うワンストップ対応力
- 6G(Beyond 5G)など次世代ネットワーク構想への早期参画
- 通信・電気・土木技術を融合した総合エンジニアリング力
6Gにおけるリスク
- 通信投資サイクルの変動の影響を受けやすい
- 6Gなど技術革新に追従するためのコスト負担が増える可能性
- 主要顧客である通信キャリアの投資・事業動向に業績が左右されやすい
6Gにおける競合
- コムシスホールディングス(1721):通信建設業界の大手3社の一角で、6G向け通信インフラ整備で競合する
- ミライト・ワン(1417):通信建設業界の大手3社の一角で、次世代通信インフラ案件で競合する
ミライト・ワン(1417)
6Gにおける役割
次世代通信網や基地局などの通信インフラ整備を担う
6Gにおける強み
- 通信インフラ構築で培った高度な技術力がある
- グループの総合力を活かした「フルバリュー型モデル」を強みとしている
- ローカル5Gなど先端通信領域や6Gを見据えたプラットフォーム研究に関与している
6Gにおけるリスク
- 6G対応に向けた技術革新への追従コストがかかる
- 通信キャリアの設備投資動向に業績が左右されやすい
- 競争環境の変化により受注・収益が影響を受ける可能性がある
6Gにおける競合
- コムシスホールディングス(1721):通信建設業界の大手で、光ファイバー敷設や基地局建設など6Gを見据えた基盤整備で競合する
- エクシオグループ(1951):通信インフラに加え都市インフラやシステムソリューション領域でも重なり、同業競合とされる
ザインエレクトロニクス(6769)
6Gにおける役割
6G向けの省電力通信技術・半導体技術を担う
6Gにおける強み
- 6G(Beyond 5G)で重要な高速伝送と低消費電力の両立に強みがある
- Beyond5G/6G向けの高周波回路・省電力通信技術の研究開発実績がある
- アナログとデジタル双方に通じたLSIの企画・設計を行うファブレス企業である
6Gにおけるリスク
- 6Gは高周波帯の課題があり、技術的難易度が高い
- 6G事業は市場の不確実性が大きく、収益化の時期が読みづらい
- 2025年12月期の連結決算で最終損益が赤字となっており、財務面の負担がある
6Gにおける競合
- NV(IDIA):データセンター向けの高速通信技術やDSP関連で競合するとされているため
- Intel:シリコンフォトニクスなど光電融合の量産技術で次世代通信分野の競合となるため
- Marvell:高速通信向けの半導体・光電融合技術で比較対象になりやすいため
まとめ
本記事ではKabuMartの独自調査結果をまとめました。投資の参考にしてみてください。
また、KabuMartでは本記事のような調査を利用者の方も実施することができます。