
株式会社網屋
証券コード: 4258
業種: 情報・通信業
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株式会社網屋について紹介
分析対象: 2025年 第3四半期 (2025年11月12日時点)
Written by
KabuMart🛡️ 株式会社網屋とは?
「サイバー攻撃から企業を守る」ことを仕事にしている会社
1. 網屋は何をしている会社?
株式会社網屋(AMIYA)は、一言でいうと
企業がサイバー攻撃や内部不正に遭わないように、
「データ」と「ネットワーク」を守るセキュリティ会社
です。
特に特徴的なのは
- 国産(日本企業)
- 自社開発のセキュリティ製品
- サブスク(月額・年額課金)中心の安定収益モデル
という点です。
2. なぜ今「サイバーセキュリティ」が重要なのか?
背景にある3つの理由
-
ランサムウェア被害の急増
→ 企業のデータが人質に取られ、身代金を要求される攻撃 -
テレワーク・クラウド利用の拡大
→ 社外から社内データにアクセスする機会が増え、攻撃されやすくなった -
政府主導のセキュリティ強化
- 経済産業省が「セキュリティ対策評価制度」を開始
- 大企業だけでなく、取引先も含めて対策が必須に
- 国内サイバーセキュリティ市場:約2.2兆円
- 今後も拡大が見込まれる成長市場
3. 網屋の事業は「2本柱」
網屋の事業は、大きく 2つ に分かれています。
- データセキュリティ事業
- ネットワーク事業
① データセキュリティ事業
「社内で何が起きているか」を見える化する
主力製品:ALog(エーログ)
ALogって何?
簡単に言うと、
「誰が・いつ・どのデータを・どう扱ったか」を自動で記録・分析するツール
です。
具体例で説明すると…
-
社員(pcが乗っ取られたなどの社員)が
- 顧客リストをコピーした
- 深夜に重要ファイルを削除した
- 普段触らないサーバーにアクセスした
こうした “怪しい行動” を
AIが自動で検知 します。
専門用語解説
-
ログ:
コンピューターの「行動履歴」のことで、誰がいつどのファイルに何をしたのかなどを決まった形式で記述されている。これはコンピューターによって異なった形式になるので、まとめ上げるのが非常に技術的に難しいです。 -
SIEM(シーム):
たくさんのログを集めて、異常を見つける仕組み。ログからユーザーの行動履歴を学習し異常な行動がある場合に異常を見つけるなど

なぜALogが強い?
- バラバラで読みにくいログを
人が読める日本語に自動変換 - 特許技術あり
- 国内トップシェア(17年連続 No.1)
👥 導入企業数:約 6,200社
ALogは「サブスク型」
以前は「売り切り」でしたが、現在は👇
- 月額・年額課金(サブスク)
- 解約率 1%未満(ほぼ辞めない)
- 使い続けるほど会社の売上が積み上がる
→ 一時的な売上減少(谷)を超え、安定成長フェーズへ
② ネットワークセキュリティ事業
👉 「安全な通信環境」をクラウドで提供
主力サービス
- Network All Cloud
- Verona(国産SASE)
- Hypersonix(クラウドWi-Fi)
そもそも「SASE」とは?
会社のネットワークとセキュリティを、
まるごとクラウドで提供する仕組み
従来(古いVPN)
- 自宅のネットが弱い
- 古い機器が狙われる
- 設定・管理が大変
SASE(網屋のVerona)
- どこからでも安全に接続
- 常に最新のセキュリティ
- 管理はすべてクラウド
なぜこの事業が儲かる?
- 法人向け
- 一度導入すると 乗り換えが難しい
- 解約率が低い(約1%)
👉 長期で安定収益が続くビジネス
4. 網屋の「稼ぎ方」がすごい理由
キーワード:サブスクリプション(定期収益)
| 売り切り | サブスク |
|---|---|
| 一度売って終わり | 毎年収益が積み上がる |
| 売上が不安定 | 安定収益 |
| 新規営業が大変 | 継続利用で成長 |
現在
- 売上の 65%以上がサブスク
- ARR(年間定期収益)は 42億円目標
5. 投資初心者が見るべきポイント
✅ この会社の強み
- 国産 × セキュリティ(政策追い風)
- 自社製品(利益率が高い)
- 解約率が極めて低い
- サブスク中心で業績が安定
✅ 実際の業績も好調
- 売上:前年比 +21.9%
- 営業利益:前年比 +117.6%
- 営業利益率:10.6% → 18.9%
6. まとめ|網屋はどんな会社?
「見えないサイバーリスク」を見える化し、
日本企業の安全を支える、
国産・サブスク型セキュリティ企業
- 守っているもの:データと通信
- 稼ぎ方:毎年積み上がる定期収益