
本記事では「投資家の9割が負ける」といった格言をテーマにして、なぜそのようになってしまうのか、周りの投資家に差をつけるには何をすれば良いかといった内容について解説します。
一般的に、投資家の9割が負けると言われています。もちろんこれは統計的に計測されたものではないでしょうし、時と場合によって変わってくると思いますが、意味としては投資家の大部分は勝てない。勝てる人は少数の人間のみ。という意味の格言でしょう。
さらにいうと、一部のごく少数の投資家が負ける投資家たちから資金を吸い上げていると見た方が良いでしょう。つまり、負けて自分が使い捨てただけでなく、そのお金は勝っている投資家に還元されていることを理解してください。
また、通常ランダムな投資であれば「投資家の5割が負ける。」になるはずですが、実態は大多数が負けて少数が勝つという状態になってしまっています。それはなぜなのでしょうか?
まず投資家になると始めるのは短期投資ですよね。つまり数週間から長くても3ヶ月程度の投資です。投資というのは期間が短いほどゼロサムゲームという誰かが勝てば、誰かがその分負けるという仕組みの中でお金が動きます。
するとどうでしょう、短期投資では心理面での株価の動きが反映されますから、心理的な優位なインフルエンサーであったり大きな資本を持った投資家にコテンパンにされてしまうことも想像に難くないでしょう。
続いて、ありがちなのが、他の人が投資している銘柄、人気の銘柄に投資をする人についてです。人気の銘柄というのは作られた流行ですので、大衆が群がる銘柄の大衆は儲けることはできず少数の人ががっぽりと資金を持っていくという流れになります。
負けないためには、まずは短期投資をやめる。短期の値動きに一喜一憂しないこと。これを心がけましょう。またSNSで人気の銘柄といった誰でも得られる情報だけを頼りに、他の人と同じ動きであることに心理的な安心を得て思考停止の売買をしないことも忘れないでください。
では勝つためにはどうしたら良いでしょうか?インフルエンサーのように流行を作ることはできないですし、そういった方は他の大衆の投資家が見ることのない情報をもとに差を作りましょう。例えば決算を深く読み込む、決算以外のIR開示情報にも目を通し、企業がどういったビジネスで今後も成長を続けられそうか?それに対して今は割安なのか?割高なのか?といった点に着目して自分で企業を探すことをしましょう。
こういった労力が他の投資家と差を作り、それが長期的には利益となってくれます。また、KabuMartでは、注目指数といった大衆がどれくらい特定の企業に着目し注意を払っているかを数値化する機能があります。そちらは一般的な投資家ではまず手に入らない情報であり、単純な情報量の差でも損失を抑えたり、利益を最大化したり売買タイミングを間違わなくなったりとアドバンテージを取ることができます。
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