
本記事はストック型ビジネス企業に投資することのメリットについて初心者でも分かりやすく解説しています。またストックビジネス企業を探す方法についても合わせて紹介しています。
企業の売上には
ストック型のビジネス(ストックビジネス)とは、ライセンス契約やサブスクリプションといった顧客を獲得すると、その顧客から継続的に利益が入るビジネスモデルのことを指します。ストックビジネスではLife Time Value(LTV)という1顧客がどれくらいの利益を生むかといった数値が概算しやすくなります。つまり、解約率や平均継続年数などから、平均的に1顧客がどれくらいの契約期間でどれくらいの支払いをしてくれるかが推定できるということです。
また、ストック型は継続が前提ですので、今年つかんだ顧客は来年も再来年もお金を支払ってくれる可能性が高く、利益が積み上がっていく傾向にあります。
フロー型のビジネス(フロービジネス)とは、単発の購買といった1顧客が1製品を購入して完結するモデルになります。例えば飲食店であったり、機材の購入、不動産の売却などの1商品で1取引で終了するものが該当します。こういったモデルは、季節性や一過性の利益である可能性を考慮する必要があり、利益の概算は難しく、年によって利益の増減が激しいことが特徴に挙げられます。
ストックビジネスを採用して成長を続けている企業は、今年の利益を一定の割合でそのまま来年も引き継いでさらに来年の新しい顧客による利益を得ることができます。
そのため安定した成長が見込めることと、一過性の急激な利益の減少といったところに不安感がないことも投資家視点としては大きなアドバンテージでしょう。
まずは決算短信をしっかり読むことから始めましょう。決算短信にはその企業がどういったビジネスをしていて、どこで大きな利益が出ていて何が課題であるかが述べられています。決算短信を読む時に、頭の片隅に、この企業がストック型なのかフロー型なのかを意識しながら製品について分析できると見分けやすいと思います。
時間がない方、家事やお仕事で忙しい方もいらっしゃると思います。KabuMartではそういった方でも簡単にストックビジネス企業が見つけられます。
決算ごとに、該当企業がどのようなビジネスを主力にしていて、それがストック型なのかフロー型なのか簡単に説明してくれます。ご自身で決算を詳細に分析するのが面倒という方はまずはKabuMartを触ってみると、感覚が掴めるかもしれません。
KabuMartは財務諸表等の自動分析を行い、企業のファンダメンタル分析をサポートします。